はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン7万ドル回復も反落、米国政府の大規模送金が動揺誘う

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

29日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比49.4ドル(0.12%)安の40,539ドル、ナスダック指数は12.3ポイント高の17,370で取引を終えた。

東京株式市場では、日経平均株価(前引け)は、前日比296円(0.73%)安の38,181円となった。

米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、ビットコイン下落に伴いコインベースが前日比3.59%安の234ドル、マイクロストラテジーが3.87%安の1,684ドルとなった。

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比3.9%安の1BTC=66,618ドルに。

BTC/USD日足

米ナッシュビルで開催されたビットコインカンファレンス2024でのドナルド・トランプ前米国大統領の演説が材料視され、一時7万ドルを回復したが、その後反落した。

心理的節目で利益確定売りが出たことに加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、持高調整の動きが先行したの見方がある。

関連:トランプ前米大統領、ビットコインを「国家戦略準備金」に充てる方針示す ゲンスラーSEC委員長の解任にも言及

また、アーカム・インテリジェンスのデータによると、米国政府がシルクロード事件に関連する犯罪収益として過去に押収し、保有する183,439BTCの内、29,800 BTC(20億ドル相当)を未知のアドレス2つに送金したことで、過熱気味だった投資家心理に冷や水を浴びせた。

ただし、アーカムは「この内10,000BTCは、(少なくとも売却目的ではなく)カストディアンへの預託に相当する」との認識を示している。

関連:米政府、3000億円超相当のビットコインを移動 一部はカストディアンへ送金か

Adam Cochran氏はこの点について、「政府系ウォレットから大きな資金が動くと相場の動揺を招きやすい」と理解を示しつつ、「米連邦保安官局がCoinbase Primeと契約したことを覚えているだろうか」と問いかけた。

米国司法省内で資産没収を担当する米国連邦保安官局(USMS)は今月1日、大規模なデジタル資産の保護、および高度取引サービスを提供するためにCoinbase Primeと提携したことを発表している。

機関投資家の資金フロー

資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、先週の上場投資商品(ETP)への資金流入は、2億4,500万ドルと比較的控えめだった。

ただし、今月の流入額は36億ドル、年初来流入額は過去最高の190億ドルに達している。

この点についてCoinSharesのアナリストは、「米国の選挙活動でビットコインが戦略的準備資産になる可能性があるとの発言や、2024年9月にFRB(米連邦準備制度)の利下げ観測が高まったことが、投資家の信頼回復の理由である可能性が高い」と分析した。

イーサリアム現物ETFのローンチの影響で、イーサリアムには20年12月以来最大の資金流入が見られ、新規発行されたETFには22億ドルの資金流入があった。

その一方、手数料が割高のグレースケール投資信託からの資金流出がこれを相殺し、純流出額は2億8,500万ドルを超えた。

この現象は、米SEC(証券取引委員会)のビットコインETF承認後に上場投資信託転換を果たしたグレースケールのビットコイントラスト(GBTC)が大幅な流出超過に陥った今年上半期の状況と酷似している。

関連:ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

アルトコイン相場

時価総額上位の主要アルトコインでは、イーサリアム(ETH)が%

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

ソラナ(SOL)上場の国内取引所

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/22 金曜日
15:36
リミックスポイント、マイニング事業者向け電力小売プラン開発へ
リミックスポイントがマイニング事業者向けの電力小売プラン開発に着手。暗号資産価格連動プランや再エネ活用など革新的なサービスを2026年開始予定。207億円のBTC保有企業が業界初参入。
15:07
日本のステーブルコイン市場、規制環境と事業機会を議論|WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
三井住友FG磯和氏、Progmat齊藤氏、Circle榊原氏がステーブルコインの現状と展望を討論。100万円制限の課題、企業向けCMSでの活用、AIとの連携など、日本市場での実装に向けた戦略を議論。
13:55
SBIVCトレードと三井住友銀行、ステーブルコイン流通で提携 セキュリティトークン決済効率化も推進
SBIVCトレードと三井住友銀行がステーブルコインの健全な流通に向けた基本合意を締結。別の発表では大和証券やSBI証券などがセキュリティトークンのDvP決済実証プロジェクトを開始。
13:51
SBI北尾会長が語る、次世代金融とSBIエコシステムの未来|WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
SBI Holdings北尾会長がWebX大阪で次世代金融の包括的ビジョンを発表。Web3.0による「第二次経済民主化」の実現に向け、RLUSD取り扱い開始、SMBCとの円ステーブルコイン開発、シンガポール新会社設立を明かした。さらに金融×メディア×AI融合によるSBIエコシステム拡大戦略を詳報。日本の規制課題と市場拡大の可能性も言及した。
13:47
SBI VCトレードとリップル「RLUSD」発行合意 年内ステーブルコイン流通目指す
SBI VCトレードとRippleが基本合意し、日本で米ドル建ステーブルコイン「RLUSD」を発行へ。2025年度内の取扱い開始を目指す。
13:20
三井住友銀行・電算システム・アバラボ、円ステーブルコイン共同検討
電算システムHD子会社が三井住友銀行・アバラボとステーブルコイン共同検討の基本合意書を締結。国民民主党玉木代表もJPYC登録を受け政策支援表明で円ステーブルコイン実用化加速。
12:50
「ビットコインは100ドルまで下落」予想のハーバード大経済学者、想定外の誤り認める
ハーバード大のロゴフ教授が2018年のビットコイン100ドル予想の誤りを認めた。一方で、仮想通貨への否定的な見解を維持し、想定外だった点を列挙した。
12:16
SBIホールディングスとStartale Groupが戦略的合弁会社設立を発表
SBIホールディングスとStartale Groupが戦略的合弁会社設立を発表した。トークン化株式とRWAを対象とした24時間365日稼働のブロックチェーン取引プラットフォームを共同開発し、グローバル金融の変革を牽引する。
11:50
金融庁、暗号資産の税制見直し要望へ 分離課税導入とETF組成促進ー報道
金融庁が2026年度税制改正で暗号資産の分離課税導入を要望することが判明。現行の最大55%から20%へ税率引き下げ、ビットコインETF組成を促進する税制整備も盛り込む。業界団体は損失繰越控除など幅広い改正を要望中。日本の暗号資産市場活性化に向けた重要な転換点となるか注目。
11:45
『大阪をアジアの金融ハブに』吉村府知事とSBI北尾会長が語る、次世代金融都市構想||WebX Fintech EXPO powered by SBI Group
WebX2025で実現した独占対談。大阪府吉村洋文知事とSBIホールディングス北尾吉孝会長が、大阪国際金融都市構想の進捗と今後の展望を語る。3年間で海外金融機関27社誘致、650社のスタートアップ創出など具体的成果から、ODXでのトークン化戦略、ステーブルコイン決済導入、副首都構想による東京一極集中脱却まで、日本の金融DX戦略の全貌を解説。
10:55
シンガポール大手銀DBS、イーサリアム上で仕組債をトークン化へ
シンガポール大手銀DBSは、仮想通貨イーサリアムのパブリックブロックチェーン上で仕組債をトークン化すると発表。サードパーティのプラットフォームで自社以外の顧客に提供する。
10:35
米司法省高官「悪意なくコードを書くことは犯罪ではない」 トルネードキャッシュ有罪判決後に
米司法省が分散型ソフトウェア開発者に対する無認可送金での訴追停止を表明した。8月初め、仮想通貨ミキサー「トルネードキャッシュ」創設者に有罪判決が出たところだ。
10:30
仮想通貨テゾス(XTZ)の買い方・将来性を徹底解説
テゾス(XTZ)の特徴、将来性、国内取引所での購入方法を分かりやすく解説。年利3%のステーキング報酬、スマートコントラクトの数学的検証、RWA分野での採用事例、注目のTezos Xプロジェクトまで、投資前に知っておきたい情報を網羅的にご紹介します。
10:00
ビットコイン需要3分の2減少、利確フェーズ継続=クリプトクアント週次分析
クリプトクアント最新分析で仮想通貨ビットコイン需要が7月ピーク17万4000BTCから5万9000BTCへ大幅減少。ETF購入も4月以来最低水準で利確フェーズ継続。
08:30
米CFTC、仮想通貨スプリント第2段階開始 トランプ政権デジタル資産報告書勧告を全面実装へ
米CFTC代行委員長が8月21日、仮想通貨スプリント第2段階開始を発表。トランプ政権デジタル資産市場報告書の全勧告実装に向けステークホルダー協議も開始。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧