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米マイクロストラテジー株価を追跡するETFが急成長、ビットコイン購入戦略に注目

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MSTR関連ETFが好調な立ち上り

暗号資産(仮想通貨)ビットコインの購入戦略で知られる米マイクロストラテジーの株価を追跡するETF(上場投資信託)が好調な成績をおさめている。

ブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、27日に次のように指摘した。

レバレッジ2倍のETF「MSTU」は1週間前に開始され、すでに運用資産が7,200万ドル(約102億円)で、これは今年立ち上げられた515銘柄のETFの上位20%に入る。

また、レバレッジ1.75倍のETF「MSTX」は先行して3億5,700万ドル(約507億円)を集めており、これは新規ETFの上位8%に入る。どちらにも堅実な流動性がある。

バルチュナス氏は、類似のETFが二つ発売され、両方とも好調に行っていることは思いがけなかったとも驚きを示した。

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MSTXとMSTU

MSTX(the Defiance Daily Target 1.75X Long MSTR ETF)は、Defiance ETFs(ディファイアンス)が発行しており、8月15日にナスダックに上場している。マイクロストラテジーの株価の日々の動きの1.75倍に基準価額が連動するように運用される商品だ。

短期の保有期間で高いリターンの可能性を追求する、リスク許容度の高い投資家向けに設計されている。

ディファイアンスのシルビア・ジャブロンスキーCEOは、次のようにコメントしている。

MSTXに対して最初から強い関心があることを嬉しく思う。これは、投資家がマイクロストラテジー株式への増幅されたエクスポージャーを獲得することに熱心であることを示すものだ。

マイクロストラテジーのダイナミックなビットコイン投資に対して、さらに大きなレバレッジを活用できるようになる商品だ。

ディファイアンスは、SEC(米証券取引委員会)にMSTXのレバレッジを1.75倍から2倍に引き上げる申請を行ったところだ。

MSTU(T-REX 2X Long MSTR Daily Target ETF)は、REX SharesとTuttle Capital Managedが9月18日に立ち上げたレバレッジETFである。マイクロストラテジーの株式の2倍を追跡することを目指すものだ。

REX SharesとTuttle Capital Managedは、他に2倍のレバレッジをかけたショートのエクスポージャーを提供するMSTZ(T-REX 2X Inverse MSTR Daily Target ETF)も発行している。

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マイクロストラテジーはBTCを25万枚以上保有

マイクロストラテジーの現在のビットコイン保有総量は252,220 枚(約2.4兆円相当)だ。ビットコインの代わりとなる代替投資先として、マイクロストラテジーは株価を上げてきた。

米ベンチャーキャピタルBenchmark(ベンチマーク)のアナリストは、保有ビットコインを貸し出すことで、マイクロストラテジーは収益を増やすことができるとも指摘している。

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