はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米フロリダ州、仮想通貨関連商品に投資 1200億円規模か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

フロリダ州が仮想通貨関連投資

米国フロリダ州のジミー・パトロニス最高財務責任者は10月30日、同州は暗号資産(仮想通貨)関連投資に約8億ドル(約1,200億円)を投じていると述べた。CNBCによるインタビューでの発言だ。

具体的にどのような投資商品を購入しているのか詳細については明かしていないが、もしドナルド・トランプ氏が大統領に再選した場合は、そうした投資が拡大することも考えられると話している。

パトロニス氏は10月29日、同州の年金基金に対し、ビットコイン(BTC)投資の検討を正式に要請していた。この際に、ビットコインは「ポートフォリオの分散化と主要資産クラスのボラティリティに対するヘッジとして機能するだろう」と述べている。

今回のインタビューでも、よりよい投資リターンを得るため、仮想通貨はポートフォリオを多様化することが可能だという旨の意見を披露した。

関連フロリダ州、年金基金でのビットコイン投資を提案 CFOが州投資委員会に検討要請

米大統領選については、トランプ氏が勝利した方が仮想通貨規制が明確になるのではないかとの見方も散見されるところだ。

関連「アルトコイン相場は米大統領選トランプ氏勝利の方が追い風に」Bitwise幹部が分析

関連きたる米大統領選「トランプ氏勝利なら仮想通貨市場に追い風」=グレースケール・レポート

フロリダ州の他には、ウィスコンシン州の投資委員会も5月、ビットコイン現物ETFを255億円相当保有していることを明らかにしている。

関連米ウィスコンシン州投資委員会、ビットコイン現物ETFに255億円投資

フロリダ州はCBDCに批判的

パトロニス氏は、仮想通貨が連邦準備制度による紙幣増刷へのヘッジとして機能すると意見し、中央銀行デジタル通貨(CBDC)による購買行動の監視リスクについても言及した。

フロリダ州のロン・デサンティス知事も、仮想通貨を支持する一方でCBDCには批判的な姿勢を示している。デサンティス氏は2023年5月、同州でCBDCを通貨の定義から外し、その使用を禁止する法律に署名した。米国政府が発行したものだけではなく、外国政府によるCBDCも使用を禁じるものだ。

この際、デサンティス知事は「バイデン政権のCBDCは、人々の財政を政府が管理強化することを目的としており、私たちはそれを許可しない」と主張していた。

ジョー・バイデン大統領は2022年3月に、デジタル資産関連の大統領令を発令しており、この中でCBDCの創設を検討することも項目に挙げた。

これに先立つ同年1月、FRBは米国がCBDCであるデジタルドルを発行する場合の恩恵とリスク・課題について議論するための協議書を公開している。ただし、デジタルドルについてはまだ可能性を模索する段階であり、将来的な発行が決まっているわけではない。

関連米バイデン大統領、仮想通貨関連の大統領令に署名

関連米FRB、中央銀行デジタル通貨についての協議書を発行

CBDCとは

各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された通貨を指す。「Central Bank Digital Currency」の略である。仮想通貨との大きな違いは、CBDCは法定通貨であること。通貨の管理や決済等においてコスト削減や効率性向上が期待できる一方で、個人情報やプライバシーの保護、セキュリティ対策、金融システムへの影響など考慮すべき課題は多い。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/26 水曜日
15:35
ロビンフッド、予測市場向けデリバティブ取引所を新設 2026年運営開始
ロビンフッドがサスケハナと提携し、CFTC認可の先物取引所を買収。予測市場事業を強化し、2026年の独自取引所運営を目指す。市場規模は2035年までに955億ドルに達する見込み。
14:50
日本の暗号資産規制、具体的な方向性は?──金融審議会WG
金融審議会WGが暗号資産規制の報告書案を取りまとめ。資金決済法から金商法へ移管し、インサイダー取引規制や課徴金制度を新設する。銀行子会社の参入も解禁。座長は「お墨付きを与えるものではない」と強調した。
14:12
仮想通貨企業のベンチャー投資、価格上昇でも活動は低調=レポート
仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは、2025年第3四半期(Q3)の仮想通貨ベンチャーキャピタル(の現状について、市場心理は改善し活動も増加しているものの、以前の強気相場の水準には大きく及ばないと指摘した。
13:35
F・テンプルトン、ソラナETFの最終上場手続きを完了 まもなく取引開始へ
運用資産255兆円を誇るフランクリン・テンプルトンがソラナETFのForm 8-Aを提出。取引開始が目前に迫る中、既存のソラナETFは20日連続で純流入を記録し、累計858億円の資金が流入している。
13:10
米CFTC、民間企業CEOにイノベーション評議会への参加を呼びかけ 仮想通貨にも対処 
米CFTCのファム代理委員長が「CEOイノベーション・カウンシル」参加者の候補者推薦を呼びかけた。仮想通貨や予測市場の規制策定に向け、業界リーダーを募集している。
11:15
VanEck、BNB現物ETFのステーキング計画を撤回 方針転換に
VanEckが米SECに提出したBNB現物ETFの修正届出書で、当初予定していたステーキング機能を撤回。BNBの有価証券分類をめぐる規制リスクが背景にあるとみられる。
11:05
米上場のリライアンス社、デジタル資産トレジャリーをジーキャッシュ(ZEC)に一本化
ナスダック上場のリライアンス・グローバル・グループがデジタル資産トレジャリーを仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)に統合した。プライバシー機能を持つ仮想通貨への需要が高まる中、サイファーパンク・テクノロジーズも追加購入を発表している。
10:25
予測市場ポリマーケット、CFTC承認受け米国市場に正式復帰
予測市場大手ポリマーケットが米CFTCの承認を受け、3年ぶりに米国市場に正式復帰。2022年の罰金処分後、QCX買収とICEからの投資を経て、完全規制下での事業再開へ。
10:10
スタンダードチャータード銀行、21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定
スタンダードチャータード銀行が21Sharesの仮想通貨カストディアンに選定された。機関投資家の需要に対応し安全な保管サービスを提供。様々な仮想通貨企業とも提携を進めている。
10:05
「仮想通貨交換業者の販売所誘導に懸念の声」金融庁の作業部会
金融庁は、仮想通貨制度に関する作業部会の報告書案を公開。報告書案には、仮想通貨交換業者の販売所誘導に対する懸念が指摘されているとも記載されている。
07:35
仮想通貨支持派のホワイトハウス経済顧問ハセット氏、次期FRB議長の最有力候補に浮上
ホワイトハウス国家経済会議のケビン・ハセット委員長が次期FRB議長の最有力候補として浮上。トランプ大統領の信頼が厚く金利引き下げ方針に賛同する人物で、デジタル資産市場作業部会で中心的役割を果たしコインベース株も保有。
06:58
米銀大手USバンコープ、ステラで独自ステーブルコインをテスト
米国第5位の銀行USバンコープがステラブロックチェーン上で独自のステーブルコインをテストしている。資産凍結機能などのセキュリティを評価し、バンク・オブ・アメリカやシティに続いてデジタル資産への取り組みを拡大。
06:40
メタプラネット、ビットコイン担保に約200億円を借入れ
メタプラネットは、約203億円の借入れを行ったことを発表。調達した資金は、ビットコインの追加取得やビットコインインカム事業、市場環境に応じては自己株式の取得に充当する予定だと説明した。
06:30
ビットワイズのドージコインETFも承認、水曜日にも取引開始見込み
ニューヨーク証券取引所がビットワイズのドージコインETFの上場を承認した。水曜日にも取引が開始される見込みで、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
06:15
JPモルガン、高リスクのビットコインETF連動仕組債を提案
JPモルガンがブラックロックのビットコインETFに連動する仕組債を提案した。1年後に16%の固定リターンを保証し、2028年には投資額の1.5倍を上限なく受け取れる設計だが、30%超の下落時は損失を全額負担する高リスク商品となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧