はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「アルトコイン相場は米大統領選トランプ氏勝利の方が追い風に」Bitwise幹部が分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米大統領選の仮想通貨への影響

暗号資産(仮想通貨)運用企業Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は30日、イーサリアム(ETH)などのアルトコインにとっては11月の米大統領選で共和党候補のトランプ氏が勝利する方が、より相場の追い風になるとの見方を示した。

トランプ氏が勝利した方が規制が明確になり、投資リスクが軽減されるというのがその理由。同氏の勝利によって、アルトコインはビットコイン(BTC)よりもパフォーマンスが高くなる可能性があるとも述べている。

関連ビットコインが24年に8万ドルに到達するための条件、Bitwise幹部が分析

今回の発言は「Yahoo Finance」の番組で行われた。米大統領選では、民主党候補のハリス氏も仮想通貨に肯定的な見方を示すようにはなったが、トランプ氏の方が早くから強く仮想通貨を支持する姿勢を示している。

関連24年米大統領選挙、仮想通貨市場への影響は トランプ氏らの政策や動向まとめ

ホーガン氏は、ビットコインは米証券取引委員会(SEC)や米商品先物取引委員会(CFTC)がコモディティ(商品)と定義したり、現物ETFが承認されたりして、イーサリアムなどのアルトコインよりも規制上の取り扱いがすでに明確になっていると話した。

ETFとは

「Exchange Traded Fund」の略。金融商品取引所に上場している投資信託を指し、仮想通貨に限らず幅広い金融商品が取引されている。

▶️仮想通貨用語集

その上で、トランプ氏の勝利によってSECのメンバーが新しくなればアルトコインも規制が明確になり、機関投資家や企業への普及が進み、仮想通貨全体に影響が波及するだろうと主張している。

関連トランプ前米大統領、ビットコインを「国家戦略準備金」に充てる方針示す ゲンスラーSEC委員長の解任にも言及

なお、ホーガン氏はこのように述べているが、イーサリアムはビットコインと同様に、SECによって現物ETFが承認されている。

それによってSECはイーサリアムを有価証券とはみなしていないとの見方が広がっているが、現物ETFの審査時にステーキングの要素が取り除かれたことや、メタマスクを開発するConsensysとSECが係争中であることなどをホーガン氏は懸念している可能性がある。

関連米SEC、イーサリアムを有価証券とみなさず

ビットコインへの影響

ホーガン氏はビットコインについては、どちらの候補が勝っても規制の環境は改善し続けていくとの見方を示した。それはビットコインだけでなく、アルトコインにもポジティブに働く可能性があると述べている。

そして、ビットコインの成功には米政府は必要ないとし、すでに機関が市場に参入し、ETFにも多くの投資資金が流入していると指摘した。

どちらの候補が勝利しても2024年よりは2025年の方が相場などの環境は良くなるだろうが、アルトコインにとってはトランプ氏が勝利した方がより追い風になるというのがホーガン氏の今回の分析だ。

大統領選の動向

米時間11月5日に行われる大統領選を巡っては、世論調査では両候補が拮抗している様子が伝えられているが、投資家の動向からはトランプ氏が優勢だと見てとれるとの指摘がある。トランプ氏優勢との見方は、最近のビットコインの価格上昇にも反映されているようだ。

関連ビットコイン、円建て最高値更新 複数材料を市場が好感

分散型予測市場「ポリマーケット」によれば、本記事執筆時点におけるトランプ氏勝利の可能性は65.7%、ハリス氏勝利の可能性は34.3%である。

関連米大統領選 クジラによるポリマーケット操作懸念、予測市場Kalshi CEOが否定

関連ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧