はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

RWA特化のブロックチェーン「Plume」、シリーズAで30億円調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

RWAインフラ開発を加速

現実資産(RWA)に特化したL1ブロックチェーン「Plume」のプロジェクトは18日、シリーズAのラウンドで2,000万ドル(約30億円)の資金を調達したことを発表した。

調達した資金で、機関や暗号資産(仮想通貨)の投資家向けに開発を加速させると同時に、Plume上のアプリやプロダクトを支援していくと説明。そして、RWAをブロックチェーンで展開するというミッションを推進していくとした。

RWAとは

「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債券等の有価証券などが含まれる。RWAのトークン化の可能性は、資産運用最大手ブラックロックらも注目している。

▶️仮想通貨用語集

関連リアルワールドアセット(RWA)とは|現実資産トークン化に投資家の関心が集まる理由

今回出資に参加した投資家は、Galaxy Ventures、Hashkey、野村グループのLaser Digitalなど多数。発表では、RWAのエコシステムをブロックチェーン上に構築するというPlumeのミッションに対し、仮想通貨領域と伝統金融の投資家から強い信頼を得ていると説明した。

Galaxy VenturesのジェネラルパートナーWill Nuelle氏は、発表に以下のコメントを寄せている。

PlumeはRWAを扱うためにブロックチェーン上のDeFi(分散型金融)が持つ特有の機能を活用しており、従来の金融機関や新しいユーザーの参加を促すようなインセンティブを深く理解している。

炭素クレジット、専門的な金融商品、GPU(グラフィック・プロセッシング・ユニット)のような代替投資資産がPlume上で展開されるようになることは楽しみだ。こういった資産には現在、投資家は容易にはアクセスできない。

Plumeのプロジェクトはこれからも、RWAや経済データの潜在能力を解放することを目指し、ユーザーらが利回りを得たり、持続可能な成長をしたり、世界から資産にアクセスしたりする機会を構築すると説明した。

そして、来年の初めにはメインネットをローンチし、ユーザーがPlumeを利用できるようにすると述べている。

Plumeの概要

Plumeはモジュラー型のL1ブロックチェーンで、イーサリアム(ETH)と互換性のある環境で様々なRWAを取り扱うことを目指している。

今年5月に発表したシードラウンドにおける1,000万ドルの調達後に大きな発展を遂げ、現在は180超のプロトコルがエコシステムで開発されているという。テストネットが稼働する現在、取り扱う資産は40億ドル(約6,190億円)に上る。

関連現実資産(RWA)トークン化に取り組む「Plume」、テストネットキャンペーンを開始

具体的には以下のようなプロダクトを開発し、現実資産を容易にブロックチェーン上で展開できるように取り組んでいる。

  • Plume Arc:モジュラー型のトークン化エンジン
  • Plume Nexus:現実世界のデータプロバイダー
  • Plume:EVM互換のブロックチェーン

Plumeの共同創設者であるChris Yin CEOは、今回の発表で以下のようにコメントした。

RWAはブロックチェーン上で需要が非常に高いにも関わらず、これまでは専用のインフラが存在していなかった。

普及のカギとなるのは、エコシステムの発展とユーザー体験の向上だが、ステーブルコイン以外のRWAは、これらを実現できていない。

投資家はPlumeのエコシステムで仮想通貨と同じようにトークン化したRWAをスワップ(交換)したり、原油から金利を獲得してレンディング市場で活用したりできるようになるという。

関連おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 水曜日
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧