CoinPostで今最も読まれています

現実資産(RWA)トークン化に取り組む「Plume」、テストネットキャンペーンを開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

現実資産(RWA)トークン化

あらゆる現実世界資産(RWA)をオンチェーン化するために構築された、初のモジュール式EVMレイヤー2「Plume」がテストネットキャンペーン「Plume Goon’s Epic Adventure: Season 1」を開始した。

Bitget Wallet(仮想通貨ウォレット)、Celestia(モジュラー型チェーン)、Supra(オラクル)を含むパートナーが支援している。

Plumeのエコシステムは、暗号資産(仮想通貨)事業者だけでなく、伝統的な金融参加者が、あらゆるトークン化されたRWA(現実資産)にアクセスし、投資・利用できるように設計されている。RWAのトークン化とは、不動産、ローン、契約、ロイヤリティ、金融商品、美術品などのブロックチェーン外の資産を、ブロックチェーン上で取引可能にするプロセスである。

Plumeは特にオープンでパーミッションレス(誰でも参加できる)なRWAエコシステムの形成を目指している。

Plumeは現実世界のあらゆるものをオンチェーンに統合し「トークン化」するために最適化され、コンプライアンスに準拠した技術スタックを提供。プロジェクトはこれらを活用し、あらゆるタイプの資産や市場をPlume上で容易に展開し、DeFiプロトコルと組み合わせた運用方法を構築することが可能だ。

PlumeのCEO兼共同設立者であるクリス・イン氏は、次のようにコメントしている。

Plumeのテストネット公開は、現実世界がWeb3(分散型ウェブ)と完全に融合する未来に向けた大きなお披露目となる。Plumeは、機関投資家グレードのコンプライアンスと暗号ネイティブの体験という両世界のベストを組み合わせ、最大の金融機関からリテールまで、すべてのRWA参加者のためのホームを構築する。私たちは、不動産や収集品、さらには経済データのような難解なものまで、あらゆる資産のシンセティック(合成)やトークン化を構築することで、RWAの意味を再定義する最もエキサイティングなプロジェクトと協力している。

シンセティック(合成)とは

シンセティックとは、現物の売買とは異なり、トークン化された価値を売買するもの。価値を裏付ける現物はカストディアンから移動しない仕組みを持つ金融商品の一種。

主要な金融機関は、RWAsをパブリックチェーンで利用可能にする方向にシフトしており、これに応じて100以上のプロジェクトがPlumeでの黎明期から構築してきたという。

Bitget Wallet、Task2Getで「Plume」向けイベント開催

世界中に2,000万人以上のユーザーを有するWeb3ウォレット「Bitget Wallet」は、Web3インセンティブ付き探索プラットフォーム「Task2Get」で、Plume テストネット向けのキャンペーンを同時開催している。ユーザーはウォレット上の簡単なインタラクションを通じて、キャンペーンに参加し、ポイントを獲得しながらランクアップできる。

BitgetウォレットのBD責任者であるベンジャミン・リアン氏は、次のように述べた。

私たちは、この分野におけるリアルワールドアセット(RWA)の可能性に特に期待しており、Plumeコミュニティがこの機会をどのように受け入れるか楽しみだ。

Plumeテストネットキャンペーン

Plumeテストネットのキャンペーン「Plume Goon’s Epic Adventure: Season 1」は、コミュニティが様々なプロジェクトと交流しながらPlumeのエコシステムを構築し、特定のマイルに達すると限定特典をアンロックする実践的な機会となる。初期参加者(「Plume Goons」)は、この体験を通してPlumeの報酬ポイントを得ることができる。

例えば、Plume Milesシステムを通じて、様々なクエストをクリアしたり、友人を紹介したり、一般公開前にネットワークに参加することでポイントを獲得する。また、記念の「Plume Goon NFT」を鋳造することで、さらにポイントを獲得できる。このNFTはレアリティ(希少性)が設定され、価値に相関することが期待される。

様々なプロジェクトでの行動は専用のパスポートに記録され、パスポートにスタンプを集めるほど、Plume Milesが増える。フライトクラスとして、エコノミー、ビジネス、ファーストクラス、そしてトップシークレットクラスがあり、一定のポイントに達すると、関連するクラスへのアップグレードが可能となる。

公式サイト:https://www.plumenetwork.xyz/

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/07 土曜日
15:00
2026年までに米国企業が最大1.5兆円のビットコインを購入か=レポート
仮想通貨ビットコインを財務資産として購入する米企業が増加中。リバー社は、企業によるビットコイン保有量は2026年までに最大94万枚になると推算。
12:30
リップル共同創業者ら88名の実業家、米大統領選でハリス氏支持を表明
米リップル社のラーセン氏、著名投資家キューバン氏など88名の実業家が米大統領選でハリス氏支持を表明した。
11:15
予測市場KalshiがCFTCに勝訴、11月米国選挙で市場立ち上げへ
米予測市場KalshiがCFTCとの裁判に勝利。11月の米国選挙に向けて新たな予測市場の開設が可能になった。
07:50
ビットコイン、米雇用統計発表後に乱高下
仮想通貨ビットコインの価格は、米雇用統計発表後に乱高下し、現在は下落基調に。米国の景気後退への懸念が根強く、株式市場も下落している。
07:10
イーサリアム財団が主要ウォレットに約900億円相当の仮想通貨を保有、財務報告書発表へ
イーサリアム財団は、財団による仮想通貨ETHの運用透明性が欠けていると指摘される中、投資家やコミュニティメンバーの懸念を解消するために近いうちに財務報告書を発表する予定としている。
06:40
バイナンスとOKX、NEIROなどのミームコインの永久先物取引提供
大手仮想通貨取引所バイナンスおよびOKXは6日、ミームコインの永久先物取引を新たに提供開始した。一部のトークンは高騰していた。
09/06 金曜日
17:22
サイバー攻撃から暗号資産を守る「NordVPN」とは|市場トップシェアVPNの活用方法を解説
NordVPNは、市場トップシェアを誇るVPNサービスです。高速の通信速度と多くのユーザーから高い評価を得ているNordVPNの特徴と活用法を詳しく解説します。
16:26
ビットバンク、ポリゴンエコシステムトークン(POL)の取扱い開始
ビットバンクは、ポリゴン(MATIC)から新トークン「ポリゴンエコシステムトークン(POL)」への移行を完了し、POLの現物取引を開始。トークンの特徴と取引方法について解説。
14:30
テレグラムCEO、逮捕後初の声明でフランス当局の対応を批判
テレグラムCEOパベル・ドゥーロフ氏が逮捕後初めて声明を発表。フランス当局の対応は「誤ったアプローチだった」と強く非難した。
14:00
「知的財産権(IP)をWeb3でどう活用すべきか」講談社、サンリオ、手塚プロダクションの有識者が討論|WebX2024
WebX 2024で講談社、サンリオ、手塚プロダクションが、Web3を知的財産(IP)にどう活用するか徹底討論。二次創作、ライセンス管理、新たなビジネスモデルなどを議論した。
13:05
米上場仮想通貨マイニング企業Riot、保有ビットコインが1万BTC突破
米マイニング企業Riotが8月の採掘状況を報告。保有するビットコインが1万枚を突破。今後の成長戦略も明らかにしている。
11:42
ポリゴン(POL)の買い方|STEPN GOユーザー向けおすすめ取引所
STEPN GOで必要なポリゴン(POL)の買い方・使い方を解説。おすすめの取引所やPOLの送金方法も詳しく紹介しています。
11:25
DMM Crypto、ミレディ・メイカーNFT発行のRemilia社と戦略的提携
DMM Cryptoは9月5日、Web3ゲームとデジタルカルチャーにおける新たな基準の確立を目指すべく著名NFTコレクション「Milady Maker」を展開するRemilia社と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
10:50
イーサリアム、BTC建の価値が21年4月以降最低水準に
仮想通貨イーサリアムは、ビットコイン建の価値が21年4月以降最低水準になっているとCryptoQuantが指摘。その要因を分析している。
10:15
トランプ氏「米国を仮想通貨の中心地に」再選時の経済政策を演説
ドナルド・トランプ氏は再選した場合の経済政策を発表。米国を「仮想通貨の中心地」にすると述べた。イーロン・マスク氏率いる「政府効率化委員会」の設立も計画。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア