はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米司法省のビットコイン売り懸念で弱気心理に拍車 雇用統計控える中

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比-0.6%の1BTC=93,470ドルに。

BTC/USD週足

本日夜に米国雇用統計の発表を控えるほか、米司法省が1兆円(65億ドル)規模に及ぶ69,370 BTCを売却許可について、裁判所などから承認を得たと報じられたこともあり、弱気心理に拍車をかけた。

これに対し、データ分析企業CryptoQuantのKi Young Ju(@ki_young_ju)CEOは次のように主張し、冷静に判断するよう呼びかけた。

米政府による65億ドル規模の売り圧力懸念がある。しかし、2024年の実現時価総額ベースでは、約3,790億ドルもの資金が市場に流入しており、これは1日あたり約10億ドルの資金流入があったことを示している。

仮にまとめて売却されたとしても1週間ほどで吸収可能な水準だ。影響は一時的なものに留まるだろう。

関連:バイデン政権の司法省、1兆円相当のビットコインの売却許可を裁判所から取得=報道

関連:ビットコイン3日続落、米政府のビットコイン売却報道で波乱|仮想NISHI

ビットコインは典型的な三尊天井(ヘッド・アンド・ショルダーズ)を迎えており、主要な下値支持線のの91,000ドル付近を明確に割り込んだ場合、次にサポートを受ける73,000ドルまで大幅下落する可能性がある。著名アナリストのピーター・ブラント氏らが指摘した。

一方、三尊を拒否した場合は、ショートスクイーズなどで反発に繋がりやすい。

また、途中で別のパターンに変化する可能性も示唆し、テクニカル分析において「特定のチャートパターンを過度に信頼すべきではない」と警告も発した。同氏の長年の経験から、「チャート分析の本質は正確な価格予測ではなく、非対称的リスクのタイミングを図ることにある」と指摘している。

アナリストのAli氏は、価格帯別出来高の観点から、現在の価格水準を維持できない場合、1BTC=74,000ドルまで急落する可能性があるとの見立てを示した。

一方、ビットコイン(BTC)が102,000ドルに達した際、バイナンスの先物トレーダーの内56.59%がショートポジションを取っていたと指摘。しかし、9日時点で大衆心理で下目線が増える中、63.9%がポジションをロングに転じていると指摘した。

Long/Short Ratioは0.77から1.77へと大きく上昇しており、相対的に平均熟練度の高いバイナンスの先物トレーダーが下値でのロング構築を選択しているという見方が出来るが、機関投資家など大口取引者の動向に不確実性は残る。

いずれにせよ、ドナルド・トランプ次期米政権の発足を20日に控え、株や為替を含む金融相場の局面は極めて流動的であるため、ビットコイン(BTC)の値動きも一筋縄ではいかないことが想定される。

関連:ビットコインは今後どうなる?2025年の価格予測と3つの注目材料

関連:ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/23 火曜日
18:30
CircleのStableFXとは?外国為替をステーブルコインで効率化する戦略を読み解く
1日1,400兆円超のFX市場に、Circle社がステーブルコインで挑む。StableFXの仕組み・強み・日本円ステーブルコインJPYC採択の背景まで、戦略を読み解きます。
18:16
ビットコイン、インフレ調整後の購買力ベースでは10万ドル突破せず=Galaxy分析
ギャラクシー・デジタルの研究者がインフレ調整後、ビットコインは「真の10万ドル」に未達と指摘。しかし日本の投資家は円安効果により米国投資家を大きく上回る実質リターンを獲得。円キャリートレードの典型例を分析。
18:00
edgeX(エッジエックス)とは?エアドロップ情報・使い方を解説
edgeX(エッジエックス)は累計取引高5,900億ドル超の永久先物DEX。独自トークンの発行やエアドロップも予定されています。本記事では特徴や使い方、流動性提供の方法、手数料・リスクまでわかりやすく解説します。
18:00
SBIホールディングス株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
SBIホールディングスが、2026年2月27日にザ・プリンスパークタワー東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX 2026」に共催企業として参画。通貨のデジタル化と社会実装をテーマに開催される。
15:46
予測市場カルシ、BNBチェーンでの入出金サポートを開始
CFTC規制下の予測市場カルシがBNBチェーンの入出金に対応。BSCユーザーはブリッジ不要で直接アクセス可能に。予測市場業界は2025年に急成長、取引高は400億ドル規模へ。
14:34
ソラナ財団、手数料代行サービス「Kora」を発表 SOL不要で取引可能に
ソラナ財団が12月23日に発表した「Kora」により、ユーザーはSOLを保有せずにUSDCなど任意のトークンで取引手数料を支払えるようになる。手数料代行の仕組みと応用例を解説。
13:15
仮想通貨ウォレット狙う情報窃盗マルウェア「Stealka」検出=Kaspersky
Kasperskyが仮想通貨ウォレットなどを狙う高度マルウェア「Stealka」を報告した。海賊版ソフトなどに偽装し100種類以上のブラウザやウォレットを標的に。被害を防ぐ対策も解説。
12:39
ビットコイン採掘者の降伏、価格底打ちのシグナルか=VanEck分析
資産運用会社VanEckは、ビットコインのハッシュレートが4%低下したことについて、価格底打ちを示唆する強気シグナルと分析。過去のデータでは180日後に77%の確率で価格上昇。ただし一部専門家は慎重な見方も。
12:16
ビットポイント、P2P.orgを含む3社連携 法人向けETH活用支援を強化
SBIグループのビットポイントジャパンが世界最大級のステーキング企業P2P.orgと連携。東証上場のDef consultingが進めるイーサリアムトレジャリー戦略を、グローバル基準の技術で支援する体制を構築した。
10:50
メタプラネットの臨時株主総会、5議案を全て承認
仮想通貨ビットコイン財務企業メタプラネットは、同日開催した臨時株主総会で5つの議案が全て承認されたことを発表。優先株式の定款変更や発行に対する承認が特に注目を集めている。
10:31
米最大取引所コインベース、予測市場事業強化へ新興企業を買収
米仮想通貨取引所最大手コインベースが予測市場スタートアップThe Clearing Companyを買収。2026年1月完了予定。予測市場は2030年までに1兆ドル規模に成長する見込みで、コインベースは「Everything Exchange」構想の実現を加速させる。
09:42
バイナンス、2023年和解後も疑わしい口座の約212億円移動を防げず=FT報道
英紙FTは、バイナンスが2023年和解後も疑惑口座による1.4億ドルの取引を防げなかったと報道。13の口座が2021年以降17億ドルを移動。テロ資金調達との関連も指摘される中、バイナンスは「当時制裁対象ではなかった」と反論している。
09:40
ネットスターズ、羽田空港でUSDC決済の実証実験を近日開始へ
決済ゲートウェイのネットスターズが羽田空港第3ターミナルでUSDCによる店舗決済の実証実験を開始へ。QRコードを活用し、インバウンド旅行客がウォレットから直接支払い可能。加盟店は円建てで精算される仕組み。
09:30
XRP建て利回り商品「earnXRP」がフレアでローンチ、4〜10%の利回り目指す
アップシフト、クリアスター、フレアがXRP建て利回りボールト「earnXRP」を立ち上げた。XRP保有者が複雑な戦略を運用することなく利回りを得られる商品で目標利回りは4%から10%となる。
08:12
トランプメディア、451BTC追加購入で保有額10億ドル突破
トランプメディアが新たに451BTCを取得し総保有額が10億ドルを超えたと報じられた。第3四半期は5z480万ドルの純損失を計上したが仮想通貨戦略を継続している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧