はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トランプ大統領、米国を仮想通貨の中心地にすると改めて表明=ダボス会議

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の中心地へ

米国のドナルド・トランプ大統領は23日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にオンラインで登壇し、演説を行った。

この時、暗号資産(仮想通貨)に言及し「米国を仮想通貨とAI(人工知能)の中心地にする」と改めて表明。20日に大統領に就任して以降、投資家や業界はトランプ氏の仮想通貨政策に注目している。

今回の演説は、米国での減税や外国への関税に関する政策など幅広いトピックについて触れており、仮想通貨に関する直接的な発言は上述した内容のみ。世界経済フォーラム(WEF)が公開している文字起こしを検索してもビットコイン(BTC)などの名称は出てこない。

トランプ氏は選挙活動中から仮想通貨に肯定的な姿勢を早くに示していた。包括的な仮想通貨規制を整備していく考えなどを表明し、米国を仮想通貨の中心地にすることも公約に掲げていた。

関連仮想通貨市場の未来は? トランプ氏が2024年米大統領選で再選

一方、投資家や業界の期待が高まる中、就任演説で仮想通貨について言及がなかったり、就任初日に仮想通貨関連の大統領令が発表されなかったりしたことで、仮想通貨を失望売りする動きもみられている。そのような状況で、今回のダボス会議での表明は改めて注目を集めた。

そして、演説後にトランプ氏は、仮想通貨市場に関する大統領作業部会を設立する大統領令に署名している。

関連トランプ大統領、仮想通貨の戦略的国家準備金に関する大統領令に署名

仮想通貨関連のセッション

ダボス会議には仮想通貨業界の幹部らも参加しており、21日は「Crypto at a Crossroads(岐路に立つ仮想通貨)」というタイトルのセッションが行われた。

このセッションに登壇した米大手仮想通貨取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、トランプ氏の影響を否定することはできないと話している。

アームストロング氏は、国内総生産(GDP)世界1位の国のリーダーが「世界初の仮想通貨大統領になりたい」「米国で仮想通貨業界を構築したい」と言い、イノベーションを促す明確なルールを作るように政府機関に指示する予定であるということは前例がないと語った。

そして、このセッションに登壇したスカイブリッジの創設者で、トランプ氏の最初の政権に関与したアンソニー・スカラムーチ氏は、昨年のビットコインカンファレンスでトランプ氏のスピーチを聞いて「大統領選でトランプ氏が勝利すれば、仮想通貨業界が変わることは非常に明確である」と感じたとコメント。

そして、共和党は2026年2月末までに仮想通貨の複数の新しい規制法案を可決し、その成果をもとに2026年の中間選挙を戦いたいだろうとの見方を示した。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
20:18
ソラナ(SOL)現物ETF、香港で初承認 10月27日取引開始
香港証券監督委員会がアジア初となるソラナ現物ETFを承認。ChinaAMC運用(香港)で10月27日取引開始。ビットコイン、イーサリアムに続く3番目の仮想通貨ETFとして、米国市場に先駆けた上場となる。
16:39
仮想通貨取引、米国で前年比50%増 トランプ効果鮮明に=2025上半期報告
TRMラボの最新報告書によると、トランプ政権下で米国の仮想通貨取引高が50%増の1兆ドル超に。日本は普及ランキング9位に上昇。ステーブルコインは前年比83%増で過去最高を記録。
15:50
金融審議会、暗号資産のインサイダー取引規制と銀行の取扱要件が焦点に
金融審議会が暗号資産のインサイダー取引規制案を提示。DEX・P2P取引も対象に。銀行本体の取扱いは慎重に検討する一方、子会社には門戸を開く方針。無登録業者への罰則も強化へ。
14:30
「量子コンピュータはビットコインの最大リスク」、CoinMetrics共同創設者が警告
CoinMetrics共同創業者ニック・カーター氏が、量子コンピュータがビットコインの暗号セキュリティに及ぼす脅威について警告する論説を発表。ビットコインのセキュリティの仕組みについて解説し、量子技術の進化が現在の状況を変える可能性があると指摘した。
13:50
リミックスポイント、米ビットワイズのBTC保有企業ETFに新規採用
ビットワイズが3月から提供する「OWNB」ETFに、日本企業メタプラネット、リミックスポイント、ネクソンも組み入れられている。
13:30
ビットコインL2「Arkade」ベータ版公開、BTC上のステーブルコインや貸借の基盤に
Ark LabsがビットコインL2「Arkade」のベータ版を公開した。オフチェーンでステーブルコインやレンディング機能を実現し、ライトニングネットワークを補完する新基盤を目指す。
13:15
米国初で百貨店チェーンが仮想通貨決済導入、創業110年の「Bealls」
創業110年の米百貨店チェーンBeallsが仮想通貨決済を導入。Flexa経由でビットコイン、イーサリアムなどに対応。全米初、複数ブロックチェーンから同時決済を受け入れる小売業者に。
12:55
「Saga」スマホ、発売から2年でサポート終了 次世代端末「シーカー」へ移行
ソラナ・モバイルが仮想通貨スマホ「サガ」のサポートを発売から2年で終了。2万台の完売を成し遂げ、ミームコインのエアドロップで注目を集めた。同社は現在、第2世代端末「シーカー」に注力し、15万台以上の予約を獲得している。
11:25
イーサリアム『フサカ』、取引のガス上限を導入
イーサリアムは次期アップグレード「フサカ」でEIP-7825を導入し、1取引あたりのガス上限を約1678万に制限する。ホレスキーとセポリアで既に稼働しており、12月3日のメインネット実装を予定している。
10:50
イーサリアム元開発者が財団批判 ヴィタリックの影響力と支配層の存在を指摘
仮想通貨イーサリアムの元コア開発者シラージ氏がイーサリアム財団の体制を批判。ヴィタリック氏を中心とした支配層の存在や報酬格差を指摘し、ポリゴンCEOも不満を表明した。
10:50
「史上最大の金融包摂」USDTステーブルコイン、ユーザー数5億人達成
テザーのステーブルコインUSDTがユーザー数5億人を達成。時価総額1820億ドルでステーブルコイン市場の70%を占め、ケニアのKotani Payへの投資と米国向けUSAT発行を発表。CEOは「史上最大の金融包摂」と評価。
10:10
ビットコイン現物売り優勢で膠着、ゴールド・株高の中で独自の値動きに|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは横ばいの推移を続けている。日経平均株価が5万円に迫り、金も最高値圏にあるなかで、ビットコインのみが低調な動きを示している。
09:50
金融庁、正式に銀行の仮想通貨投資解禁を検討へ
金融庁は、銀行と保険会社がビットコインなどの仮想通貨を投資目的で保有できるようにする制度改正の検討を始めることが正式に明らかになった。公開された資料には売買などについても考えが書かれている。
09:45
アジア主要証券取引所が仮想通貨保有企業の上場に慎重姿勢、香港は5社以上に異議
香港証券取引所は仮想通貨保有を中核事業とする企業5社以上の上場計画に異議を唱えている。インドと豪州も同様の反対姿勢を示しており、日本を除くアジア太平洋地域で規制が強化されている。
08:45
コインベースがエコーを570億円で買収、オンチェーン資金調達強化へ
コインベースはオンチェーン資金調達プラットフォームのエコーを約3億7500万ドルで買収すると発表した。今年8件目の取引となり、仮想通貨企業の資金調達支援を拡大する方針だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧