はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン急落は買い場か スタンダードチャータードのアナリストが指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

大手銀行スタンダード・チャータードのジェフリー・ケンドリック氏が、米国主要株指数ナスダックとの連動性が高まる中でのビットコイン(BTC)の下落局面を「買い場」と位置付けた。同氏は「ビットコインのナスダック相関性が金(ゴールド)を大幅に上回り、DeepSeekによる技術発表の影響でナスダック先物が3%下落したことで、仮想通貨市場での清算が加速した」と分析している。27日にはプレマーケットでナスダック100先物が3.3%下落し、エヌビディア株は13%以上急落。この動きを受け、ビットコインが96,400ドルの水準(米大統領選後のETF平均取得価格)に近づいていることに対し警鐘を鳴らした。

出典:Tradingview

関連エヌビディア株価や仮想通貨のAI銘柄価格が急落 中国DeepSeekに警戒感

中国のAIスタートアップDeepSeek(深度求索)が20日に発表した会話型AIモデル「R1」は、OpenAI並みの性能を1/100のコストで実現可能とされる。このニュースにより半導体需要の見通しが大きく変化し、エヌビディアの株価が急落した。ケンドリック氏は「ナスダック市場での清算リスクが継続する可能性が高い。今週のFOMC金利発表やマイクロソフト、メタ、テスラの決算結果次第ではさらなる失望が広がるかもしれない」と指摘。さらに、ビットコインが96,400ドルを下回る場合、ETF保有者の平均損益分岐点が脅かされるとの見方を示している。

また、トランプ政権が24日に発令した仮想通貨大統領令について「『戦略的国家デジタル資産備蓄』という表現が『押収資産』を想起させ、議会承認が必要な点が不透明感を強めた」と批判的な見解を述べた。しかし「政策混乱期を経て、本格的なディップ買い局面に突入した」と市場サイクルの進展を示唆している。

関連ビットコイン準備金は実現するのか? トランプ政権の新たな動き 

ケンドリック氏が提唱する市場3段階論では、現在は第2段階「ディップ買い」に該当し、機関投資家がBTCやETHを主導する局面と予測。2025年末までにビットコインが20万ドル、イーサリアムが1万ドルに到達する目標を再確認した。第3段階「アルトコイン・アルファ」では、ライトコイン現物ETFの実現やDeFi大手ユニスワップ(Uniswap)の規制緩和が上昇トリガーとなる可能性があるとする一方、機関資金流入が一部アルトコインの回復を抑制する可能性も指摘している。

トランプ大統領令の主眼はデジタル資産規制枠組みの整備とCBDC発行禁止にある。新設される大統領作業部会では、AI・仮想通貨担当官デビッド・サックス氏が議長を務め、SECおよびCFTCの長官らが参加。6カ月以内にステーブルコイン規制案と国家デジタル資産備蓄計画を策定する方針が明らかにされた。

しかし、サックス氏が「ビットコインを含むデジタル資産の国家備蓄構想はまだ評価段階であり、具体的な決定はない」と述べたことで、一部投資家の失望売りや利益確定売りが加速した。

関連ビットコイン下落で心理的節目の10万ドル接近

ビットコイン|投資情報・価格チャート
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/01 月曜日
14:01
イーサリアム価格100倍の可能性? 共同創設者ルービン氏の強気予測と根拠を解説
イーサリアム共同創設者ジョセフ・ルービン氏が、暗号資産(仮想通貨)ETH価格が将来的に100倍上昇する可能性があると強気の主張を展開した。その理由として、ウォール街での大量採用およびデジタル経済における信頼の基盤としてイーサリアムが果たす役割を強調した。
12:22
メタプラネット、ビットコイン保有量2万BTCに到達 
メタプラネットは9月1日、1,009BTCを追加購入し累計保有量が2万BTCに到達。総取得額は3,023億円を突破し、世界上場企業ランキングでも上位水準に浮上。
12:00
企業によるビットコイン購入、マイニング量の4倍ペースに=River報告
River社の分析により、2025年の企業によるビットコイン購入ペースがマイニング供給の約4倍に達していることが判明した。ビットコイントレジャリーの財務戦略を組む企業保有総額は約14兆円(130万BTC)で総供給量の6.2%に拡大。米国の会計基準変更で含み益計上が可能になったことも購入を後押ししている。
11:45
仮想通貨相場は調整継続、著名アナリストは警戒感 下押し要因と9月相場の注目点は
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは8月高値からの調整継続。著名アナリストのピーター・ブラント氏が週末の大口売り注文について「供給圧力の表れ」と警鐘を鳴らした。9月17日のFOMCでの金利決定やファンド決算期のポートフォリオ調整、債券発行増加など複数の下押し要因が重なる中、今後の展開に注目が集まる。
10:37
Arbitrumが構築する経済圏:Digital Sovereign Nation(デジタル主権国)というビジョン
Arbitrum(アービトラム)が「デジタル主権国」構想で暗号資産(仮想通貨)業界に革命を起こしている。25.9億ドルのDeFi TVLと48のカスタムチェーンを基盤に、ArbitrumDAOは121億ドルの資産を運用し、BlackRockなど機関投資家の参入でRWAトークン化を推進。Timeboostオークションで年間収益750万ドルを実現する成長モデルを確立した。
10:00
ゆうちょ銀行、2026年度にデジタル通貨「DCJPY」発行計画 デジタル証券取引など対応へ
ゆうちょ銀行が2026年度から貯金者向けにデジタル通貨「DCJPY」を発行する見込みだ。トークン化した預金により、デジタル証券やNFT売買が可能になる。
08/31 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH・BTCの調整可能性分析やGeminiによるXRPクレカ発行など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米商務省の9つのブロックチェーン採用に高い関心
今週は、WebXにおける仮想通貨の金商法移行についてのディスカッション、メタプラネットの新株海外募集、米商務省によるブロックチェーン採用事例に関する記事が最も関心を集めた。
10:30
ビットコイン上値の重い展開、クジラ売却も利下げ期待で底堅さあり|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン円相場は1640万円周辺で上値の重い展開。ジャクソンホール後の一時回復から、クジラによる2万4000BTC売却で調整。STH平均取得価格での押し目買いが入り、9月FOMCでの利下げ期待で底堅さを維持。来週の米雇用統計に注目。
08/30 土曜日
13:30
イーロン・マスクの顧問弁護士、ドージコイントトレジャリー会社の会長就任へ 2億ドル調達計画
報道によると、イーロン・マスクの個人弁護士アレックス・スピロ氏がドージコイン財務会社の会長に就任予定で、最低2億ドルの資金調達と株式上場を目指している。
11:40
ビットコイン財務戦略めぐるストラテジー社への集団訴訟取り下げ 株価は下落傾向
仮想通貨ビットコイン財務戦略をめぐる米ストラテジー社への集団訴訟が取り下げられた。一方で、同社の株価は今月に入ってから約16%下落しており、この背景を解説する。
10:40
ビットコイン相場、古参クジラ売却で高リスク領域入り=Bitcoin Vector分析
ビットコインベクターの最新分析によると、仮想通貨ビットコイン価格が10万7千ドルを下回れば高リスク領域に突入し10万ドル台をテストする可能性がある。現在10万7750ドルで推移し、構造的安定性の重要な局面を迎えている。
10:05
中国石油大手ペトロチャイナ、ステーブルコインによる国際決済を検討か
ペトロチャイナがステーブルコインによる国際決済を検討する予定だ。香港の新条例施行を背景にしている。中国政府も人民建てステーブルコインの活用を検討していると伝えられる。
09:45
21シェアーズ、DEXデリバティブ最大手ハイパーリキッド(HYPE)のETPを世界初上場
スイスの21シェアーズが29日、分散型取引所ハイパーリキッドに投資するETP「HYPE」をSIXスイス取引所に上場。日次80億ドルの取引量を誇る分散型パーペチュアル市場の80%シェアを握る銘柄への機関投資家向けアクセスを提供。
08:25
イーサリアム財団、支援金プログラム公募を一時停止
イーサリアム財団エコシステムサポートプログラム(ESP)が29日、オープングラント公募の一時停止を発表。2024年に105プロジェクトに300万ドルを提供した後、より戦略的な資金配分モデルへの移行を表明。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧