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SBI、仮想通貨事業で過去最高収益 取り扱い銘柄も拡充へ

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市場の活況受け最高収益

SBIホールディングスは7日、2025年3月期第3四半期(2024年4月~2024年12月)の連結決算を発表した。グループ全体の連結業績と共に、暗号資産(仮想通貨)事業でも過去最高の収益を記録している。

暗号資産事業について、前年同期(2023年4月~2023年12月)の収益(売上高)が約309億円だったのに対して、今期では約628億円に増加した。103.5%の上昇となった形だ。

また、税引前利益も前年同期比約787%増の、約181億円に達した。

SBIの暗号資産事業には、SBI VCトレード、ビットポイントジャパン、 B2C2、暗号資産マイニング事業、HashHubが含まれる。

業績好調の背景としては、米国で仮想通貨に好意的なドナルド・トランプ政権が誕生したことで市場が活発になったことが挙げられた。市場の活況を受けて、マーケットメイカーの英国B2C2社が過去最高益を記録。仮想通貨取引所でも顧客基盤の拡大が加速したと述べている。

関連: トランプ大統領、仮想通貨の戦略的国家準備金に関する大統領令に署名

SBIグループの取引所(SBI VCトレード、ビットポイントジャパン)では、新規口座の獲得ペースも加速度的に上昇しており、更なる収益拡大に向けてサービスの強化・拡充を志向していると続けた。

前四半期比で口座数は15.3%増加しており、2025年1月31日時点で、SBI VCトレードとビットポイントジャパンの預り残高は合計で6,000億円を超えている。

取り扱い銘柄を拡大へ

取り扱い銘柄も拡充しているところだ。SBI VCトレードでは、今後、DMM Bitcoinの口座・資産移管に際し、現在取扱いのない14銘柄を追加し38銘柄体制になる見込み。統合は3月に予定されている。

移管後、SBI VCトレードの口座数は130万程度になることが見込まれており、ビットポイントと合わせると口座数は170万程度に拡大。これにともない、収益の増加も予測されている。

関連: SBI VCトレード、DMM Bitcoinの顧客資産移管 14銘柄追加で38銘柄体制へ

SBI VCトレードでは業界で最多となる13銘柄でのステーキングサービスを提供しているところだ。また、ビットポイントでは、業界最高水準の報酬率でステーキングサービスを提供している。

日本初のUSDC取り扱いへ

SBIは、年度内に日本で初めてステーブルコインUSDCの取扱いを開始することを目指し、規制当局や、USDCを発行する米サークル社と連携して動いているところだ。

SBI VCトレードが電子決済手段等取引業のライセンスを取得次第、取扱いを開始する予定である。さらに、日本でのUSDC流通促進などの事業を行う合弁会社を設立し、USDCの新たな採用事例も準備するとしている。

SBIホールディングスは、2023年11月にサークル社と包括的業務提携に向けて基本合意書を締結していた。

この際、SBIホールディングスの代表取締役会長兼社長の北尾吉孝氏は、日本では改正資金決済法の施行などでステーブルコインの本格的な導入に向けた土壌が整い始めていると指摘。提携により、日本におけるステーブルコインの普及に向けた第一歩を踏み出せたと話していた。

関連: ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

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