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メインネットをローンチ
分散型取引所(DEX)大手Uniswap(ユニスワップ)は11日、イーサリアム(ETH)の独自L2チェーン「Unichain」のメインネットをローンチしたことを発表した。
UnichainはDeFi(分散型金融)向けに設計されたブロックチェーンで、Uniswapだけでなく、ステーブルコイン「USDC」、リキッドステーキングプロトコル「Lido」など100近いプロダクトが構築されている。Uniswapは発表で、DeFiを復興させることを表明した。
Uniswapは昨年10月にUnichainの立ち上げを発表。同日にテストネットがローンチされており、メインネットは当初、2024年内に公開すると説明していた。
テストネットではローンチから4カ月経つ前に9,500万トランザクションが実行され、1,470万超のスマートコントラクトがデプロイ(展開)されたとUniswapは今回説明している。
ユーザーはUnichainのメインネット上で、Uniswapのv2からv4で暗号資産(仮想通貨)をスワップ(交換)したり、トークンを発行したりすることが可能。また、全ての開発者がアプリをデプロイすることもできるようになった。
Unichainの特徴
Unichainは、ユーザーが安価な手数料で処理の速いサービスを利用できるようにすることが目的。また、チェーンをまたいだ流動性も提供しようとしている。他にも、最初から分散化を優先していることも特徴だ。
今後については、DeFiだけにとどまらず、あらゆるユースケースに対応していく計画。そして、異なる複数のブロックチェーンをユーザーが利用していても、1つのチェーンを利用しているかのようにユーザー体験を向上させることも目標にしているという。
関連:仮想通貨DEX大手Uniswap、独自のイーサリアムL2「Unichain」を発表
Uniswapの動向
Uniswapは今月、DEXの新バージョンであるv4プラットフォームを公開したばかり。Unichainのメインネットローンチは、これに続く大きな発表である。
v4は、流動性プールのコストを大幅に削減し、開発者向けに新たな機能を提供。特筆すべき点として、流動性プールの運用コストを99.99%削減した他、開発者やプロトコルに新たな可能性を提供する「フック」機能を導入した。
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