はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

バイナンスらがBybitに10万ETH緊急支援、ハッキング被害後も資産は安定か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「Bybitの資産は充分に維持」

様々な暗号資産(仮想通貨)取引所が、ハッキングを受けたBybitに緊急資金を提供している。バイナンスが50,000 ETH、Bitgetが40,000 ETH、HTXグループのDu Jun共同創設者が10,000 ETHを送金した。

Bybitは引き続き充分な資産を有しており、出金にも通常通り対応しているところだ。

また、Bybitの準備資産に対する独立監査人であるHackenは22日、大規模な資金流出にも関わらず、Bybitの資産は負債を超えており、ユーザー資金は引き続き完全に裏付けられていると表明した。

Bybitのベン・ゾウCEOによると、過去最悪のハッキングに直面したがすべての機能が稼働中であり、資金流出から10時間以内に35万件の出金リクエストに対応。22日10時45分現在で99.9%を処理済だとしている。

ベン・ゾウ氏は、通常通りの運営を維持している理由を次のように説明した。

侵入されたのは、分散型プロトコルSafeが当社に提供していたイーサリアム・コールドウォレットであり、これは当社の内部システムとはまったく関係がないものだ。このため、Bybitのすべての出金・システム機能を通常どおり維持するという判断を下すのは容易だった。

Bybitは23日、入出金はハッキング前の水準に回復したと報告。入金の方がわずかに出金を上回っているとも指摘した。また、ユーザーによる資産清算や売却の動きも通常レベルに戻ったとしている。

さらに、資産を取り戻すためにmETHプロトコルとも協力しているところだと続けた。「Mantle-powered mETH Protocol」はこれまでに15,000 cmETH(約64億円相当)を取り戻したと述べる。

関連Bybit、史上最大規模のハッキング 仮想通貨相場が急落

過去最大規模の仮想通貨盗難事件に

22日未明に発生した仮想通貨取引所Bybitへのハッキングでは、約2,100億円相当の401,346 ETHやmETH、stETHなどが流出。史上最大の仮想通貨盗難事件となった。

専門家は、過去に数々の仮想通貨関連のハッキングを実行してきた北朝鮮が支援するハッカーグループ「ラザルス」の犯行である可能性が高いと指摘している。

手口としては、Bybitのイーサリアム・コールドウォレットの署名者を欺き、悪意のある取引を承認させることでウォレットの制御権を奪取したとみられるところだ。

2024年5月に行われたDMM Bitcoinに対するハッキングも、ラザルスの下部組織による犯行だとされている。

関連仮想通貨ウォレット開発企業Ginco、不正アクセス被害の手口とDMM Bitcoin不正送金の関係性を公表

なお、バイナンスの創設者・元CEOのチャンペン・ジャオ(CZ)氏は、2011年のマウントゴックスに対するハッキング事件では647,000 BTCが流出したが、これは今日の価値では620億ドル(約9兆円)にも相当するものであり、これが今でも史上最大規模ではないかと意見している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/19 火曜日
09:45
ストラテジー社、株式発行の基準を緩和 ビットコイン買い増しは76億円相当
米ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを430枚追加購入し、保有量は62.9万BTCに達した。株式発行の自主基準も緩和しており、資金調達の柔軟性を向上させている。
08:30
中国大手銀招商銀行傘下のCMB、香港で仮想通貨取引サービス開始
招商銀行傘下の招銀国際証券が18日、香港で仮想通貨取引サービスを正式開始。ビットコイン、イーサリアム、テザーの24時間取引を提供。中国系銀行系証券会社として初の仮想通貨取引ライセンス取得企業となった。
07:10
国民民主党の玉木代表、ステーブルコインの支援を表明
国民民主党の玉木代表は、日本円ステーブルコインJPYCが発行のための登録を取得したことなどを受け、ステーブルコインの取り組みが促進されるように政策面でサポートしていくと表明した。
06:50
米財務省、ジーニアス法に基づく不正活動対策でパブリックコメント募集開始
米財務省が18日、ステーブルコイン規制のジーニアス法に基づき仮想通貨の不正活動検出手法についてパブリックコメントを募集。AI、ブロックチェーン技術、デジタル身元確認などの革新的手法に関する意見を10月17日まで受付。
06:10
米SEC、複数の仮想通貨ETFの承認判断を延期
米証券取引委員会が、トランプメディア運営のトゥルースソーシャルが申請したビットコイン・イーサリアムETFの承認判断を再延期。コインシェアーズのライトコインETFやXRP ETFも同時に延期決定。
05:50
ビットマイン、ストラテジーに次ぐ最大の仮想通貨保有企業に
ナスダック上場のビットマインが66億ドル相当のイーサリアム保有を発表し、マイケル・セイラー氏のストラテジーに次ぐ世界第2位のデジタル資産保有(DAT)企業となった。
05:30
米上場BTCS、世界初のイーサリアム配当を発表
ナスダック上場のブロックチェーン企業BTCSが18日、世界初のイーサリアム配当「ビビデンド(Bividend,)」を発表。1株当たり0.05ドルのETH配当と0.35ドルのロイヤルティ支払いで計0.4ドル相当を株主に提供。
08/18 月曜日
17:00
Tezos ecosystem at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
テゾス(Tezos)は、ハードフォークなしでアップグレードできる独自の仕組みを持つブロックチェーンプラットフォームです。2014年にArthur Breitman氏とKathl…
15:50
NewLo、リワードプログラム上のポイントを暗号資産に交換できる新機能をリリース
Web3マーケティング企業のNewLoは8月18日、「NewLo Quest」でポイントを暗号資産ETHに交換できる機能を開始。企業向けサービスも展開し、既存ポイントプログラムのブロックチェーン拡張を支援。
14:27
スイス大手スーパー「SPAR」、全国100店舗で仮想通貨決済開始 
スイスの大手スーパーマーケットチェーン「SPAR」が全国100店舗で仮想通貨決済を開始した。Binance PayとDFX.swissとの提携により、100種類以上の仮想通貨とステーブルコインでの支払いが可能になる。
13:30
加藤財務大臣・金融担当大臣の「基調講演」が決定|WebX2025
加藤財務大臣・金融担当大臣が登壇決定 国内最大手のWeb3メディア「CoinPost」の運営会社、株式会社CoinPost(本社:東京千代田区、代表取締役CEO:各務貴仁)が企…
12:28
イーサリアム RWAトークン化のリスクとは?有識者が指摘する課題と対策
ニューヨーク大学教授が、仮想通貨イーサリアムにおける資産トークン化が普及する上での課題を指摘した。大規模採用前に解決すべき問題を提示している。
12:11
メタプラネット、137億円でビットコインを追加購入 
メタプラネットは137億円で仮想通貨ビットコイン 775BTCを追加購入し、累計18,888BTCを保有。通算取得額は2,840億円超に到達し、戦略的なBTC投資を継続している。
11:59
ビットコインETF好調も個人投資家は利益確定売り先行、ジャクソンホール会議控える中
仮想通貨市場ではビットコインETFやイーサリアムETFに過去最高水準の資金流入が続く中、BTC価格は調整中。ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の利下げ示唆に期待が高まる一方、機関投資家の買いと個人の利益確定売りが交錯している。
09:56
タイ政府、外国人観光客に仮想通貨決済システム「TouristDigiPay」を提供開始
タイ政府が外国人観光客向けに仮想通貨をバーツに交換して決済できる新システムを導入する。マネロン対策などで安全性を確保しつつ、観光業活性化を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧