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ホワイトハウス初の仮想通貨サミット開催、トランプ政権の政策転換鮮明に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

本稿は企業が広報のために発信するプレスリリースです。CoinPostの執筆記事ではありません。

2025年3月7日(米国時間)、米ホワイトハウスで初となる仮想通貨サミットが開催された。トランプ大統領が主催する今回のサミットでは、政府関係者や業界リーダー約50名が参加。厳格な規制を進めていた前バイデン政権からの方針転換を明確にし、業界との協調路線へのシフトを示すことを目的に、複数の議題が進行した。

サミットは日本を含む海外の投資家や業界関係者からも大きな注目を集めており、日本では多くの投資家がbitcoin日本語情報サイトを通じてリアルタイムで情報を収集し、速報性の高いニュースや専門家の分析を参考に動向を見極めている状況だ。また、日本語情報サイトを通じて提供されるウォレットのおすすめ情報や安全な取引手法など、実践的なコンテンツに対する需要も急増している。

暗号資産関連の主要議題

仮想通貨サミットの主要議題だが、先ず1つは規制緩和と法整備に関してであった。サミットでは「オペレーション・チョークポイント2.0」など、銀行が企業に対して口座の新規開設や送金・決済サービスを制限する前政権下での規制圧力を緩和し、暗号資産業界に明確な規制基準を提供する方針を明示。また、トランプ大統領は8月の議会休会前までに、ステーブルコイン規制法案を成立させるよう議会に求めた。

さらに、「戦略的ビットコイン準備金」として、トランプ大統領は政府が保有する約20万BTCを「売却せず長期保有する」と宣言。米国政府として初めて暗号資産を公式な戦略的資産として位置づけ、国家経済の新たな柱とすることを表明した。

加えて、中央銀行デジタル通貨(CBDC)への対応も議題となったが、政府主導のデジタル通貨導入には否定的な姿勢を示し、民間企業によるドル連動ステーブルコインの活用を推奨した。これは、ドルの基軸通貨としての地位を守る戦略であることが想像できるだろう。

他にも、サミットでは「FIFAコイン」という新しいスポーツ連動型トークンの発行計画も明らかになった。これは、2026年のサッカーワールドカップを前に、スポーツとブロックチェーン技術を融合させる新たな試みとして業界から注目されている。

企業や金融機関の反応、失望の声も

コインベース、リップル、クラーケンなどの主要企業は、今回の政策転換を歓迎している。特に、リップルCEOのガーリングハウス氏はX(旧Twitter)での投稿で、政府がビットコイン以外のXRPやイーサリアムなどの主要通貨も公式に認める方向性を評価した。

ただし、一部投資家や業界専門家からは政府が新規のビットコイン購入を行わないことに失望の声もあり、市場はサミット内容を複雑な心境で受け止めている。

市場への影響と投資家心理

仮想通貨サミット開催前後で、市場は大きく動きを見せた。ビットコイン価格は3月6日に一時的に9万2,000ドル台まで上昇したが、新規購入がないとの発言後、8万5,000ドル台に急落。その後、「売却しない」という政府方針により、価格は反発。原稿執筆時点では8万6,000ドル台に着地している。

投資家心理としては短期的な材料不足感がありつつも、長期的には米国政府の保有継続が安心材料として認識され始めている。

今後の展望と政策の進展

今回のサミットは暗号資産政策の転換点であり、今後の規制環境の明確化や市場の成熟化が期待されている。特に、ビットコインETFの承認が進展すれば機関投資家の参入が本格化し、市場規模の大きな拡大が予想できる。

さらに、ステーブルコイン規制法案が成立することで、米国発の新たな金融スタンダードが形成される可能性も高まっている。一方で、具体的政策のスピード感が重要視されており、政権の対応次第では市場の楽観が後退するリスクもあるため、注意深いモニタリングが求められるだろう。

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