はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米ミネソタ州議員、ビットコイン投資の法案を提出 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ミネソタ州も参入

ミネソタ州のジェレミー・ミラー州上院議員(共和党)が新たに提案した法案により、同州は米国内でビットコイン(BTC)など仮想通貨を州の投資、退職金制度、さらには税金支払いに採用する先駆的な州となる可能性が出てきた。

ミラー議員は3月18日、「ミネソタ・ビットコイン法(SF2661)」を発表した。この法案は州の金融環境と投資選択肢を拡大し、支払い方法を近代化し、住民に新たな金融機会を提供することを目指している。

ミラー議員によれば、この提案はミネソタ州を仮想通貨分野における全米のパイオニアにすることを意図している。「仮想通貨についてさらに調査し、多くの有権者から話を聞くにつれ、私は当初の強い懐疑心から学びを深め、ビットコインや他の仮想通貨を信じるようになった」と同議員は述べた。「グローバルなデジタル通貨は今後も存続し、主流になることは避けられないと考えている。仮想通貨は投資、グローバル通貨、インフレヘッジなど多様な用途に使える汎用性の高いデジタル資産だ。この法案で私が目指したいのは、このデジタル革命の最前線に立つことで戦略的優位性を確保し、州全体の人々の繁栄を促進することだ」という。

成立すれば、ミネソタ・ビットコイン法は以下を実現する:州投資の強化(ミネソタ州投資委員会が株式や債券などの伝統的投資に加え、ビットコインなどの仮想通貨に州資産を投資する選択肢を持つ)、退職金オプションの拡大(州職員が将来の資産形成の手段として退職金口座にビットコインなどの仮想通貨を含めることが可能に)、支払い方法の近代化(ミネソタ州民がビットコインを使って州税や手数料を支払う選択肢を持つ)、イノベーション奨励(ビットコインなど仮想通貨からの投資利益が州所得税から免除され、住民や企業がこの新興金融分野を探求する動機づけとなる)。

他州でも同様の仮想通貨・ビットコイン関連法案が導入されている。テキサス州の議員らは州管理のビットコイン準備金創設計画を進めており、他にも約20の州が同様の動きを見せている。ニューハンプシャー州議会はビットコインへの州投資を許可する法案を検討中で、他の多くの州も同様の取り組みを進めている。コロラド州とユタ州は税金支払いに仮想通貨を受け入れ、ルイジアナ州は州サービスへの支払いに仮想通貨を受け入れている。さらに、連邦政府は国家戦略的ビットコイン準備金の計画を進めているところだ。

関連:トランプ政権、予算中立のビットコイン取得計画進行中か 高官発言

最近の動きとして、米国のバイロン・ドナルド下院議員(共和党)は3月14日、トランプ大統領による戦略的ビットコイン準備金設立の大統領令を法制化する法案を提出した。大統領令は政策方向性を示すものの恒久的な法律ではないため、この法案はビットコイン準備金政策をより強固にする狙いがある。可決されれば大統領交代後も簡単に撤回できなくなる見込みで、ドナルド議員は「トランプ大統領は米国を世界の仮想通貨中心地にすることを約束しており、戦略的ビットコイン準備金と米国デジタル資産備蓄を設立する大統領令はまさにそれを実現するものだ」とコメントしている。

この法案は基本的にトランプ氏の大統領令をそのまま法律化するもので、「戦略的ビットコイン準備金」は当局が刑事・民事の資産没収手続きで没収したビットコインで構成され、準備資産として保管され売却不可とされている。また「デジタル資産備蓄」は同様に没収されたビットコイン以外のアルトコイン銘柄から成り、政府は没収以外での資産取得は行わない。さらに各政府機関は保有仮想通貨の完全な会計処理を行い、財務長官と大統領のデジタル資産市場作業部会に報告書を提出する必要がある。

特集:米国の仮想通貨「準備金」構想:トランプ政権・各州の注目点

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/03 土曜日
13:10
ビットコイン反落、BTC準備金法案をアリゾナ州知事が拒否
米アリゾナの州知事が仮想通貨ビットコイン準備金関連法案SB1025に拒否権を行使。州の公的退職年金システムへのデジタル資産投資権限付与は見送られたが、デジタル資産戦略準備金基金の設立を目指すSB1373はまだ知事の署名を待っている状態である。
11:35
金価格急落の裏でビットコインへ資金シフトか、M2マネー相関から12万ドル予測も
国際金価格が3220ドル近辺まで下落する中、流動性がビットコインへ流入する可能性が高まっている。グローバルM2マネーサプライとの強い相関関係から、ビットコイン価格は今後12万ドル以上に到達する可能性があるとアナリストは予測。
10:40
米4月雇用統計データで景気後退懸念後退、ビットコイン97800ドルまで上昇
米4月雇用統計が予想上回る17.7万人増で景気後退懸念が緩和、仮想通貨ビットコインは一時97800ドルまで上昇。ストラテジー社の840億ドル投資計画やモルガン・スタンレーの仮想通貨取引サービス計画も相場を押し上げている。
10:02
10年後早期リタイアに必要なビットコイン数は? アナリストが年齢別に試算
仮想通貨ビットコインのリサーチャーであるウィズ氏が、早期リタイアに必要なビットコイン保有数を試算した。年齢・年間支出別の目安と計算前提を解説している。
08:45
専門家予測 ソラナ・ライトコイン現物ETFに90%の承認確率、XRPは85%
Bloomberg Intelligenceのアナリストが仮想通貨現物ETF承認確率を予測。ソラナ・ライトコインに90%、XRPに85%、ドージコイン・ヘデラに80%の高確率。SECが全申請を受理済み、判断期限は2025年7〜12月に設定。
07:55
イーサリアムが開発でソラナに追い越されないための3つの戦略とは
仮想通貨のスタートアップを支援するAllianceのジェイコブ・フラネク共同創設者は、イーサリアムが開発でソラナに追いつかれないようにするための戦略を3つ提案。アプリ開発者を支援するようコミュニティに呼びかけた。
07:15
グーグルウォレット、仮想通貨業界発のゼロ知識証明技術を採用
グーグルが4月29日、Google Walletにゼロ知識証明技術を統合。英国を皮切りに展開され、個人情報を開示せずに年齢確認が可能に。
06:55
ゲーム専用ステーブルコイン『Game Dollar』、Suiで年内リリースへ
ゲーミングOS企業Playtronが新ステーブルコイン「Game Dollar」を発表。SuiPlay0X1携帯ゲーム機に搭載され、ゲーム内購入・サブスク・報酬に活用可能。2024年第4四半期リリース予定。
06:25
Apple、NFT購入ルールを緩和
Appleが米国App Storeのガイドラインを更新し、開発者が外部決済サイトへのリンクやボタンを含めることを許可。NFTコレクション閲覧アプリにも規制緩和の影響が及ぶ。
06:00
マイケル・セイラー率いるストラテジー社、ビットコイン投資資金を12兆円に倍増へ
セイラー会長率いるストラテジー社が2027年までのビットコイン取得資金の調達目標を12兆円に倍増。時価評価導入で42億ドルの純損失計上も、株式・債券発行拡大で約55.4万BTCの保有をさらに拡大へ。
05/02 金曜日
17:00
Terminal of Truth(ToT)と仮想通貨GOATの関係性は?AIエージェントの可能性も解説
AIチャットボット「Terminal of Truth」が生み出した仮想通貨GOATの成長と、AIエージェントが暗号資産市場に与える影響を解説。未来のテクノロジーの最前線を紹介。
16:30
CIA副長官「ビットコインは捜査・諜報活動にも有効」
マイケル・エリスCIA副長官がビットコインの戦略的役割について、法執行機関による犯罪追跡ツールとしての可能性や国際的な技術競争における重要性を語った。
14:58
バイナンスジャパンのローンチプールとは|海外の新規トークン連動型のBNBステーキングサービス
日本の規制に準拠した個人投資家向けのローンチプールのサービスをバイナンスジャパンが提供開始した。グローバル版との違いやメリットを解説。海外の新興プロジェクトへの間接的な投資機会と、Simple Earnを通じた柔軟な参加方式が特徴だ。
13:30
イーサリアムでDeFi機能向上へ 新たなクロスチェーン標準を導入提案
仮想通貨イーサリアムの開発者らが、新トークン標準ERC7930とERC7828を導入しようとしている。相互運用性向上によりクロスチェーン環境の安全性とUX改善を目指すものだ。
13:10
アブダビ政府系ファンド、トランプ関連ステーブルコインでバイナンスへ2900億円出資
アブダビ政府系投資会社MGXがバイナンスへの20億ドル出資にトランプファミリー関連World Liberty Financialの独自ステーブルコイン「USD1」を使用。仮想通貨市場でのトランプ一家の影響力拡大を示す重要な取引に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧