はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム、2500ドルに強力な蓄積ゾーン メガクジラ保有量4000万超ETHに回復

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

蓄積ペースは2022年5月から9月の約2倍

オンチェーン分析プラットフォームのグラスノードが7月8日、イーサリアム(ETH)の2,500ドル付近が数か月間で最も強力な蓄積ゾーンであることを示すデータを公開した。345万ETHが2,513ドルから2,536ドルの範囲で購入されており、この水準が主要なサポートレベルとして機能しているとされる。

また、大口投資家(メガクジラ)のイーサリアム保有量は今週月曜日時点で4,106万ETHに回復し、2024年10月の記録的低水準3,756万ETHから9%以上増加した。この蓄積ペースは弱き相場だった2022年5月から9月の約2倍に達しており、当時ETHは6〜8月の間、880ドル台から2,000ドルへ2倍以上上昇した。

同様の傾向は2020年11月から2021年1月にも見られ、クジラ保有量が4%増加後にETHが460ドルから1,220ドルへ急騰。メガクジラの最近の継続的な蓄積は、ETFを含むイーサリアム関連投資商品への資金流入増加とも一致している。

関連:仮想通貨投資商品のAUM、過去最高27兆円を記録もビットコイン投資家は慎重姿勢か=CoinShares

機関投資家レベルでは、ナスダック上場のシャープリンク・ゲーミングが7月4日時点で20万5634ETH(約785億円相当)を保有していることを発表した。同社は6月28日から7月4日の期間中に7689ETHを1ETH当たり約2,501ドルで購入し、新規調達資金3720万ドルを今週中の追加購入に充てる計画を明らかにした。

一方でイーサリアム財団からの資金流出も継続しており、クリプトクアントの分析では7月6日に約1,000ETHが引き出された。4月以降21回目の流出となり、この期間の総移動額は約5,300万ドルに達している。

イーサリアム財団は現在も19万6,770ETHの大規模な残高を保持している。機関投資家による積極的な買い増しとイーサリアム財団の段階的な資金移動が、市場の需給バランスに複合的な影響を与えている状況は続いている。

関連:ETH1万ドル到達は『義務』と表明、新組織「イーサリアムコミュニティ財団」が誕生

グラスノードのデータは2,500ドル付近でのETH蓄積が過去数か月で最も強力な水準であることを示しており、このレベルが今後の価格動向における重要なサポートラインとして機能する可能性が高い。

関連:株価25%超高騰、米上場シャープリンク、イーサリアム保有量20万ETH突破

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/12 日曜日
12:00
IG証券のビットコインETF「IBIT」CFD取引の始め方|税制・手数料・リスクを徹底解説
IG証券のビットコインETF「IBIT」CFD取引を徹底解説。申告分離課税適用で税率20.315%の可能性、24時間365日取引、レバレッジ5倍など特徴を詳しく紹介。口座開設から注文方法、手数料、ファンディングコスト、リスク管理まで初心者にもわかりやすく説明します。
11:30
高値圏での日柄調整が続く可能性、半減期サイクルの節目に警戒感|bitbankアナリスト寄稿
BTC円は1900万円トライに失敗し1860万円台で推移。米政府閉鎖による指標発表延期で方向感欠く展開が続く中、10月18日に半減期サイクルの重要な節目を迎える。過去のサイクルを意識した売り圧力とETF資金流入の綱引きに注目。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ関税によるBTC暴落に高い関心
今週はメタプラネットの仮想通貨ビットコインの含み益、休眠クジラの6000億円BTC移動やトランプ関税などによるビットコイン急落、Binance JapanとPayPayの提携に関する記事が関心を集めた。
10/11 土曜日
14:30
13:20
ビットコインの年間の実現純利益が継続的上昇、今後の動向は=CryptoQuant
CryptoQuantが週間レポートで仮想通貨ビットコインの利確の動きは低調であるとして今後も上昇継続の可能性を予想した。一方、市場はトランプ関税発言で急落したところだ。
12:00
ケニア最大級のスラム街でビットコインが広がる理由|Afribit創業者インタビュー
ケニアの貧困地域で広がるビットコイン活用。なぜ使われ、どんな課題があるのか。現地取材による5つの質問と回答で、仮想通貨の実態をわかりやすく紹介。
10:45
「トランプ・ショック」でアルト市場に異常値 ATOMが一時0.001ドルまで暴落
トランプ大統領の対中関税警告で一部アルトコインがバイナンスなどで異常急落。ATOMは0.001ドルまで暴落しSUIは85%下落。過去24時間の清算総額は約3兆円に達した。
10:00
ノーベル平和賞めぐる情報漏洩か、ノルウェー当局が米賭けサイトのトレーダーに関する調査=報道
ノルウェー当局が2025年ノーベル平和賞の結果についてポリマーケットでの情報漏洩を調査している。受賞者マチャド氏は仮想通貨ビットコインの支持者として知られている。
09:45
米賭けサイト「カルシ」、3億ドル調達で評価額50億ドルに 140カ国展開へ
米予測市場カルシが3億ドルの資金調達を完了し評価額50億ドルに到達。セコイアやアンドリーセン・ホロウィッツが参加し事業を140カ国に拡大する計画を発表した。
08:10
世界大手銀行10行、G7通貨のステーブルコイン発行を共同検討
バンカメやゴールドマン・サックスなど世界大手銀行10行がG7通貨連動ステーブルコイン発行の共同検討を開始とBNPパリバが発表した。
07:30
32億円相当の仮想通貨を盗難か Hyperliquidのユーザーが被害者に
Peckshieldは、Hyperliquidのユーザーが32億円相当の仮想通貨を盗難されたことを報告。原因は秘密鍵の漏洩であると分析している。
07:00
キャナリー、XRPとソラナETFの申請を更新も長引く政府閉鎖が影響
米キャナリー・キャピタルがXRPとソラナETFの登録届出書を更新し手数料を0.50%に設定。SEC承認に向け前進するも政府閉鎖で承認プロセスが不透明な状況にとどまる。
06:30
モルガン・スタンレー、仮想通貨ファンドの顧客制限を撤廃=報道
モルガン・スタンレーが仮想通貨ファンドへのアクセス制限を撤廃し全顧客が投資可能にとCNBCが報道。10月15日から退職金口座を含むあらゆる口座で利用可能になる。
06:13
バイナンス創設者CZ氏への恩赦検討が進展 ホワイトハウス内で協議=報道
バイナンス創設者CZ氏への恩赦に関するホワイトハウス内の協議が進展していると報道された。トランプ大統領は恩赦に前向きだが体裁を懸念する声も。
05:45
ビットコイン暴落、1.3兆円規模のロスカット発生 トランプの対中100%関税追加を受け
トランプ大統領が中国製品への関税大幅引き上げを警告し仮想通貨市場が大幅安に。ビットコインは10%下落し市場全体で1250億ドル超の時価総額が消失した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧