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Base創設者、SNS施策不振を認めアプリ統括退任

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • コビー氏、ICOローンチパッドEcho買収を経て昨年入社
  • ポラック氏は決済・トレーディング・AIに集中方針

SNS関連施策の不振を認める

Base創設者でコインベース幹部のジェシー・ポラック(Jesse Pollak)氏は16日、X(旧Twitter)上で、Base公式アプリの運営統括をジョーダン・フィッシュ氏(コビーの名で知られる)に移管すると発表した。フィッシュ氏は昨年、自身が運営するICOローンチパッド「Echo」がコインベースに約3.75億ドルで買収されたことを経て同社に加わった人物。

ポラック氏は今後、Baseのチェーン基盤整備に軸足を移し、トレーディング・ステーブルコイン決済・AIエージェントの3分野に集中する方針を示した。

ポラック氏は「2026年第1四半期は最初の一撃を受けたような時期だった」と振り返り、Farcaster・Zora・ミニアプリ・クリエイターコインといったSNS関連(SocialFi)施策が「完全に消滅した」と認めた。Farcasterは既に他社へ売却され、Zoraはソラナへ事業の軸を移すなど、Base発のSocialFi関連プロジェクトの多くが失速している。

コインベースCEOのブライアン・アームストロング氏も過去に、クリエイターコイン施策について機能しなかったと認める発言をしている。

ポラック氏は、パーミッションレス市場やビルダー主導の成長という見立て自体は正しかったとしつつ、SNSを成長の中心に据えた判断は誤りだったと総括した。

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チェーン基盤に専念、3本柱を掲げる

ポラック氏が掲げる新たな3本柱のうち、トレーディングは株式のトークン化やミームコイン、アプリコインなど「あらゆる資産」を対象とする。決済はステーブルコインを通じ、個人・企業双方に対応するグローバルな決済基盤の整備を指す。AIエージェント分野は、暗号資産をAIのネイティブな決済手段と位置付け、経済活動の主体としてAIエージェントが急増するとの見立てに基づく。

一方でポラック氏は、無期限先物のAvantisや予測市場のLimitlessなど、Base上のビルダーが担ってきた実績は評価しており、Base Layer・Base Batches・Base Ecosystem Fundなどを通じたビルダー支援は継続する考えを示した。

背景に競合の台頭とチェーン障害

Baseを巡っては、株式・ミームコインの取引に力を入れるロビンフッドの独自イーサリアムL2チェーンが先週稼働し、週間DEX取引量で30億ドルを超える規模に達したと報じられている。

トークン化やパーペチュアル取引を軸に業界全体が機関投資家向けの色合いを強める中、Baseにも競合対応の圧力が高まっている。

また、Baseは6月下旬、新機能を導入する予定のアップデートを控えた時期にメインネットで2度のブロック生成停止を起こしている。

同アップデート(Berylハードフォーク)はb20レジストリの稼働準備に追加の時間を要したため延期された経緯もあり、基盤の安定性強化がポラック氏の方針転換の背景の一つとみられる。

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