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イーサリアムのM2相関性ラグ解消で価格1万ドル到達の可能性=アナリスト分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

M2マネーサプライ拡大でビットコインが先行上昇

Cryptoquantのアナリスト、XWIN Research Japan氏は6日、過去3年間で米M2マネーサプライが拡大局面に入り約22兆2,000億ドルの記録的水準に達したことを背景に、ビットコインはこの「流動性の波」を最初に反映し2022年以降2.6倍以上上昇、M2との相関係数が約0.9と極めて高い水準を示していると分析した。

M2マネーサプライの増加は経済に流通する資金量拡大を意味し、銀行預金などの流動資産が増加することを示す。こうした余剰流動性は仮想通貨や株などのリスク資産への資本流入を促進する傾向がある。

一方、イーサリアム(ETH)は同期間で約26%の上昇にとどまり、明確な「流動性ラグ」が存在している。しかしオンチェーン・データはこのギャップが縮小しつつある兆候を示しており、取引所準備金(在庫)は約1,610万ETHまで減少し2022年以降25%以上減っている状況を指摘した。

同氏によると、取引所へのネットフローは一貫してマイナス水準を維持し、ETHがセルフカストディやステーキング契約に移動していることが示されている。また、コインベース・プレミアム・インデックスは再びプラスに転じ、米国の機関投資家による購入意欲の復活を示唆していると同氏は指摘した。これらの指標は2020年初頭と2021年の状況を反映しており、両時期はイーサリアムの大幅上昇の前兆となったという。

XWIN Research Japan氏は、イーサリアムが金融緩和サイクルの初期段階でビットコインに遅れを取る傾向があると説明。しかしBTCドミナンスが60%を下回ると、資本はアルトコイン市場へローテーションし、ETH/BTC比率が上昇し始める。このパターンが再び現れており、2025年がビットコイン主導からイーサリアムとアルト銘柄主導の局面へ移行する可能性があると分析した。

ブルームバーグビット社は9月1日、米M2マネーサプライが22兆1,200億ドルに達したと報告した。投資会社テフラ・デジタルは、ビットコインのM2および金との遅行相関が維持されれば年内に16万7,000ドルから18万5,000ドルの価格帯に達する可能性があると予測。2025年の世界M2供給量は1月以降7兆ドル追加され総額112兆ドルに到達した。

ビットマインのトム・リー会長は9月24日、韓国ブロックチェーンウィーク2025で、イーサリアムがウォール街が選ぶブロックチェーンだとの見解を披露。同氏はイーサリアムの中立性、堅牢性、検閲耐性を評価し、エージェント型AIやロボットのトークンエコノミーの多くがイーサリアム上で実現すると予測した。

関連:「米ウォール街はイーサリアムを選ぶ」ビットマイン会長が年末価格1万ドル予想

XWIN Research Japan氏は今回のレポートで、世界的な流動性拡大が継続し取引所からの構造的流出が持続すれば、イーサリアムはM2成長との相関性を再調整し新たな再評価局面に入る可能性があると述べた。

時期については明確に示さなかったが、「そのシナリオでは1万ドルは非現実的ではなく、投機的な急騰ではなく流動性が仮想通貨市場を循環させる自然な結果となるだろう」と分析した。なお、リー氏も2025年末までにETHが1万ドルから1万2,000ドルに上昇する可能性があると予想している。

関連:ビットコイン・イーサリアムの最高値は?2025年末までの価格予測と注目イベントまとめ

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