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「仮想通貨市場と株式の乖離が明確に」ウィンターミュートが背景を分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • BTC・ETHは6月1日時点で前月比4%以上下落、S&P500は9週連続上昇
  • 長期保有者がOTCデスク経由で分散買いを開始、ETF資金流入が底打ちの鍵

短期的な材料や展望をレポート

暗号資産(仮想通貨)マーケットメイカーのウィンターミュート(Wintermute)は6月1日、週間市場レポートを発表した。

ビットコインとイーサリアムは1日時点で前月比4%以上の下落となる一方で、S&P500指数は9週連続の上昇を記録したと指摘。今年最も明確な、株式と仮想通貨の「デカップリング(連動性の崩れ)」が見られたと述べる。

ウィンターミュートは、これは典型的な弱気相場の動きだとして、背景について以下の見解を語った。

株式には利益成長という支えとなるストーリーがあるが、仮想通貨にはそれがない。そのため、ナスダックがAI(人工知能)関連設備投資を背景にして、高金利環境でも上昇している一方、仮想通貨は株式投資家などが無視しているマクロ経済リスクに全面的にさらされている。

ストラテジー社がビットコインの一部を売却したことも弱気なムードを強めていると続けた。

関連記事:ストラテジーはなぜビットコインを売却したのか、セイラー会長が事前に示した論理

32BTCのビットコイン売却開示を受け、投資家の間ではストラテジーが今後さらに売却を拡大するのではないかという懸念が広がっている。セイラー会長が売却前から示していた論理から、その真意を読み解く。

一方で、ウィンターミュートは長期的な見通しは価格が示唆するよりも建設的だと意見する。夏の間は比較的弱い動きが続くと予想されるものの、長期保有者がOTCデスクを通じて時間分散で少しずつ買い始めていると述べた。

こうした投資家は、現在の価格水準は18か月ベースで見て魅力的だと考えているようだと指摘する。また、価格の底打ちを断言するには、ETF(上場投資信託)へ持続的に資金が流入するようになることが鍵だと続けた。

Cross-Asset Performance

出典:ウィンターミュート

今後の短期的材料としては、米国のCPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)発表、CMEにおけるナスダック仮想通貨指数先物取引開始を挙げている。また、ハイパーリキッド(HYPE)の上昇分がどのトークンに再投資されるかにも注目しておく価値があるとしている。

ハイパーリキッド(HYPE)の成長

ウィンターミュートは、アルトコイン市場ではHYPEに注目。HYPEは年初から仮想通貨市場の中でも上昇傾向が他のトークンと乖離しており、これは主要なトークンに成長する兆候と言えるとの独自見解を述べた。

グレースケールがHYPEのETFをSECに申請し、約1億1,500万ドルのシード資金調達を検討していることや、取引所運営会社大手ICEのジェフリー・スプレッチャーCEOがハイパーリキッドがDeFi市場で取引量が多いことなどを評価したことにも言及している。

HYPE以外のアルトコインでは、プライバシー、AI、永久先物関連のトークンに資金が集まっていると述べた。

【2026年】:ハイパーリキッド(HYPE)最高値更新の理由と買い方|将来性・仕組み・リスクを解説

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