WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

SEC、仮想通貨規制の明確化へ転換 5カ年戦略に初明記

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 仮想通貨規制の法的明確化をSECの5カ年戦略の筆頭目標に初めて明記
  • 詐欺・市場操作への集中へ、件数重視の執行姿勢から転換

仮想通貨規制の法的明確化を最優先に

米証券取引委員会(SEC)は3日、2026年度から2030年度を対象とした戦略計画の草案を公開した。ポール・アトキンス委員長が主導するこの計画では、仮想通貨・ブロックチェーン技術への規制枠組み整備が戦略目標の筆頭に明記されており、従来の姿勢からの明確な方針転換を示す内容となっている。

計画は3つの目標で構成される。規制政策の刷新(イノベーション・資本形成・市場効率・投資家保護の支援)、規制実務の転換(ステークホルダーとの対話強化と執行方針の見直し)、業務効率化(組織再編・技術刷新・人材マネジメント改革)の3本柱だ。

関連記事:米SEC、ナスダックのビットコイン指数オプション上場を承認

米SECは5月22日、ナスダックPHLXによるビットコイン指数オプションの上場規則変更を加速承認した。現金決済・ヨーロピアン型の新商品で、上場にはCFTCの免除承認が別途必要となる。

第1目標の筆頭として、仮想通貨とブロックチェーン技術に対する「合理的・一貫した・原則に基づく」規制枠組みの確立が掲げられた。草案はブロックチェーン技術が米国の金融インフラを刷新し、効率化やコスト削減、透明性向上に寄与する可能性を認めた上で、現行規制がその急速な成長に追いついていないとの認識を明示している。

具体的には、デジタル資産に対する証券法の適用範囲の明確化、トークン化された有価証券発行を通じた適法な資本調達の実現、オンチェーン金融インフラの整備支援を方針として示した。

カストディ・取引・ステーキングサービスが重複・矛盾する規制要件なく適切な監督下で運営できる枠組みの整備も盛り込まれた。SECと商品先物取引委員会(CFTC)の管轄境界の明確化についても取り組む方針が明記されている。

関連記事:SEC、米国株トークン化の免除制度公表を延期 第三者発行の株主権利保証が課題

米証券取引委員会(SEC)は株式トークン化資産の取引を対象とした「イノベーション免除」制度の発表を延期した。証券取引所関係者や市場参加者から、発行企業の同意を要しない第三者トークンの取り扱いへの懸念が相次いでおり、投資家の権利保護や制裁回避リスクが制度設計の焦点となっている。

執行方針、詐欺・市場操作への集中へ転換

第2目標では、執行方針を議会が当初意図した姿に「回帰」させるとしている。成功の尺度を「件数や罰金額」から「抑止効果と市場への明確なシグナル」へと移す方針を明示し、特に詐欺・欺瞞・市場操作といった明確な違法行為への集中を打ち出した。前体制下でのいわゆる執行による規制からの転換を色濃く示す内容だ。

このほか、外国民間発行体、四半期報告・プライベートファンドの報告義務、役員報酬に関する規制の見直しも方針として盛り込まれた。なお、本計画は全委員との協議を経て策定されたものの、全委員の見解を代表するものではないとの留保が付されている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/18 土曜日
14:00
量子脅威が現実となる『Qデイ』後でもビットコイン所有権を証明、Project Elevenが技術開発
Project Elevenが、量子コンピュータ登場後もビットコインウォレットの所有権を証明できるゼロ知識証明技術を開発。移行期限を逃したユーザーにも対応するとしている。
13:10
セキュリタイズとキャンター、企業IPOにトークン化技術を活用する提携を発表
RWAトークン化企業セキュリタイズと世界的金融サービス企業キャンターは今週、企業がIPOや追加株式発行をブロックチェーン上で実施できるようにする業務提携を発表した。
11:32
米グレースケール、ソラナETFのステーキング報酬を四半期現金分配へ
グレースケールは17日、ソラナステーキング現物ETF(GSOL)の信託契約改定をSECに申請した。8月7日頃に発効しステーキング報酬を四半期ごとに現金化して株主に分配する枠組みに移行。
10:15
Trezor幹部、ZachXBT氏のハードウォレット批判発言に反論
ZachXBT氏によるハードウェアウォレットに対する痛烈批判に対してTrezorのCCOが反論した。iPhoneで仮想通貨を保管することについても業界で議論が巻き起こった。
09:45
ビットコイン相場はもみ合い継続か、コインシェアーズが分析公開
コインシェアーズは、仮想通貨相場のレポートを公開し、まだビットコイン価格はもみ合いを継続するとの見方を示した。投資商品の資金フローも報告している。
08:45
クラリティー法、「電気通信法以来最重要の技術立法」 元下院委員長が主張
元下院金融サービス委員長のマクヘンリー氏が16日、フォーチュン誌への寄稿でクラリティー法の成立を訴えた。一方、予測市場での成立確率は32%と過去最低水準に低下しており、倫理条項と8月休会が最大の壁となっている。
07:25
FTX、7月31日に1460億円相当の5回目弁済を実施へ
破綻した仮想通貨取引所FTXは、連邦破産法第11条の再建計画に基づく5回目の債権者分配を7月31日に開始すると発表した。総額約9億ドルをビットゴー、クラーケン、ペイオニアを通じて支払う予定。
06:20
米クラリティー法案の年内成立確率、予測市場で過去最低の32%に
クラリティー法の成立確率が予測市場ポリマーケットで過去最低の30%台に低下した。米下院議員は来週の上院可決に楽観的な見方を示したが、倫理条項の合意不成立と8月7日の夏季休会が依然として最大の障壁となっている。
05:50
ウォーレン議員、トランプ大統領に仮想通貨収益の最新開示を要求
ウォーレン米上院議員がトランプ大統領に対し、2026年前半の仮想通貨収益を含む最新資産開示を7月23日までに自発的に公開するよう要求した。上院でクラリティー法案が審議される中、大統領一家の利益相反への懸念が強まっている。
05:00
SBIホールディングス、シンガポールのCoinhakoを連結子会社化
SBIホールディングスは7月16日付で、シンガポールの仮想通貨取引プラットフォーム『Coinhako』の過半数株式を取得し連結子会社化した。シンガポール金融管理局の承認を経て完了し、日本と東南アジアをつなぐデジタル資産回廊の構築を目指す。
07/17 金曜日
17:04
ビットコイン長期保有者、37万BTC買い増しで保有量最高=アナリスト
ビットコインの長期保有者が過去30日間で約37万BTCを買い増し、保有量は過去最高の1634万BTCに達した。一方でコインの活動量を示すCDDは低水準にとどまり、需要不足が価格の重荷になっているとオンチェーン分析は指摘する。
16:30
XRP、レバレッジ比率0.16に低下 24年11月以来=アナリスト
CryptoQuantのアナリストDarkfost氏は、XRPのバイナンスにおけるレバレッジ比率が0.16まで低下し、2024年11月以来の低水準にあると指摘。同氏は当時、整理後に8.9倍の上昇が続いた経緯があると分析した。
16:21
Bitcoin Japan、約97億円調達 初のBTC購入へ6.6億円充当方針
Bitcoin Japan(旧堀田丸正)は7月16日、EVO FUNDを割当先とするCBと新株予約権の発行を決議した。差引手取概算額は約96億5,700万円。未公開株やレアアース鉱山投資に加え、ビットコインへの選別的投資にも充当する計画だ。
15:00
豪州、仮想通貨譲渡益の50%控除廃止へ 27年7月施行=報道
オーストラリアが仮想通貨などの譲渡益課税制度を抜本改革する。保有12ヶ月超で適用の50%控除を廃止し、物価連動のコストベース調整と最低30%課税を新たに導入する。施行は2027年7月、経過措置と投資家が今取るべき対応を解説する。
15:00
バイナンスジャパン新代表が語る、金融インフラへの成長戦略|WebX2026
WebX2026「Binance Keynote」レポート。新たにバイナンスジャパン代表取締役に就任した豊崎亜里紗氏が、PayPayとの協業や暗号資産が金融インフラになる未来、金商法移行・ビットコインETFがもたらす転換期を語った。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧