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スタンダードチャータード、USDCの発行・償還の機能を機関の顧客に提供開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • G-SIBs初、単一登録でUSDCを発行・償還可能に
  • ドバイ金融センター拠点から開始、グローバル展開の第一段階

ステーブルコインの新サービス

英大手銀行スタンダードチャータードは2日、機関の顧客が、サークルが発行する米ドルステーブルコイン「USDC」の発行・償還サービスにアクセスできる機能をローンチしたと発表した。

このサービスで同行の顧客は、直接サークルに口座を開設することなく、単一の登録とサービス体験でUSDCの発行・償還を行えるようになる。発表では、今回のようなサービスを提供できるのは、グローバルなシステム上重要な銀行(G-SIBs)の中で同行が初めてだと説明している。

G-SIBsとは

「Global Systemically Important Banks」の略。世界的な金融システムの安定に欠かせないと金融安定理事会(FSB)が認定した銀行を指す。

スタンダードチャータードは発表で、サークルとのパートナーシップの一環として今回の機能をローンチしたと説明。両社の関係については今年5月、サークルがARCトークンで資金調達を行った際にスタンダードチャータードのベンチャー部門が出資したことも明らかになっていた。

関連記事:サークル、Arcトークン先行販売で約350億円調達 SBIやブラックロックなど出資

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今回のサービスで同行の顧客は、法定通貨の銀行サービスとデジタル資産のインフラとパブリックブロックチェーンを1つのソリューション内で接続することによって、伝統金融とデジタル金融のエコシステムをまたいで、より速く透明性を向上させて価値の移動を行えるようになった。

発表では、オンチェーンの決済、財務管理、流動性管理のようなユースケースをサポートしていくと説明。そして、将来的に決済関連のユースケースを支えるインフラも提供するとした。

また、今回の機能の提供は、広範な金融活動を支えることができる規制下のステーブルコインインフラに対する金融機関や企業からの需要の高まりを反映しているとも説明している。

段階的な展開

今回のサービスは、最初は提供範囲を限定し、まずはドバイ国際金融センター(DIFC)の事業を通して、資格を満たした顧客が利用できるようにすると説明した。

そして、今回の機能は、規制下のデジタル資産活動のための主要な中心地としてのアラブ首長国連邦(UAE)の地位を強化することになると主張。また、スタンダードチャータードのグローバルなステーブルコイン事業の第一段階であるとも述べている。

関連記事:大手銀HSBCとスタンダードチャータード、香港のステーブルコイン発行ライセンス第1陣取得へ

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今後については、規制の認可や市場整備に応じて、サービスを提供する市場を拡大していく計画だと説明した。

スタンダードチャータードで法人・投資銀行部門のCEOを務めるロベルト・ホールンウェグ氏は発表で以下のようにコメントした。

デジタル資産は、グローバルな金融インフラで重要度が増している。その中で機関の顧客は、伝統的な市場と同水準の信頼とガバナンスを求めている。

今回のサービスでは、伝統的な市場における基準を、金融システムで急速に発展している領域に拡大していく。

最終的には、グローバルな金融市場における信頼を長期にわたって支えてきた枠組みや管理、規制上の監督を通して、機関が広くデジタル市場に参加できるようになるだろう。

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