はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

スターバックスなど米大手企業15社、仮想通貨決済受け入れ開始へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米大手企業15社、仮想通貨決済受け入れへ
スターバックスやアマゾンが保有するホールフーズ・マーケットなど15社が仮想通貨決済を受け入れていることが現在開催中の大型カンファレンス「コンセンサス」にてわかった。

米大手企業で仮想通貨決済受け入れへ

日本時間の昨晩から開催されている大型カンファレンスのコンセンサスにて、仮想通貨企業Flexaが新たに仮想通貨ウォレットアプリ「SPEDN」の提供を限定的に開始したことを発表。なお、この新たな仮想通貨決済アプリが米国の大手企業15社が受け入れたことがわかった。

Flexaは仮想通貨技術を駆使して新たな送金・ペイメントネットワーク作成を目指している企業で、今回は仮想通貨決済を簡素化した送金アプリ「SPEDN」を発表。NYのカンファレンス会場に来場したユーザーを対象にまずはアプリのダウンロードを開始している。

出典:SPEDN

受け入れを表明した企業には、世界最大級のIT企業であるアマゾンの子会社であるホールフーズ・マーケットなどを含む大手企業15社が名を連ねていおり、「サーティワンアイスクリーム」として定評のあるバスキン・ロビンスや大手コーヒーチェーンのスターバックスなどでも仮想通貨決済が可能となっていくという。

今回の重要点は、これまで受け入れていたアプリに仮想通貨が追加されたことで間接的に決済ができるようになったわけではなく、仮想通貨決済アプリの決済方法を正式に導入したことにある。

なお、Flexaが既存の仮想通貨ウォレットと異なる点はPOSシステム構築のため、既存の金融業界やクレジットカードなどの送金システムに頼らず直接ブロックチェーン上で開発された点だ。これにより余分な手数料などの削減化を狙う。

さらにコンセンサスに登壇したFlexa関係者は仮想通貨取引所ジェミナイとの提携を発表、Flexa社のウォレット「SPEDN」や顧客資産の管理などを保証していくことが明らかになった。ジェミナイとの連携で取り扱い可能となる通貨名柄は以下の通りだ。

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • ビットコインキャッシュ
  • ジェミナイ・ドル

ジェミナイはSPEDNウォレットにカストディサービスを提供する代わり、同社のステーブルコインであるジェミナイ・ドル(GUSD)の取り扱いを追加した。ニューヨーク州の金融サービス局から認定を受けている数少ない大手取引所・仮想通貨事業のジェミナイは機関投資家向けにもカストディサービスなどを提供している。

仮想通貨業界の大きな課題の一つとして挙げられるのは「仮想通貨決済の普及」(Merchant Adoption)だが、スターバックスやバスキンロビンスなど米国の大手企業で仮想通貨決済が認められた点は仮想通貨の主流化に向けた一歩だと言えるだろう。

今回の提携について、ジェミナイのCEOであるタイラー・ウィンクルボス氏はSPEDNのようなアプリは「単なる投機的な資産から実際に決済が可能な投資対象として仮想通貨の将来性に近づく一歩」と言及している。

なお今回の発表はコンセンサスにて明らかになった。カンファレンスは米時間16日まで開催されるため、引き続きカンファレンスの発表内容に注目していきたい。

CoinPost関連記事

仮想通貨業界最大規模のカンファレンス『コンセンサス2019』が明日開幕|市場への影響と注目ポイント
仮想通貨業界における重要カンファレンス「コンセンサス」が米時間13日から開催。過去のコンセンサスの相場への影響を振り返りながら今年の注目ポイントを選定した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/13 土曜日
15:00
日本のRWAトークン化の最前線、市場の特徴や展望は?|WebX2025
日本のRWAトークン化市場についてWebXでディスカッションが行われた。最前線にいるプレイヤーを招き、市場の特徴や展望、制度上の課題などについて話してもらった。
10:35
ビットコイン上昇鈍化、株との相関崩れる:トレジャリー企業動向と利下げ観測が焦点|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは上値の重い推移を続けている。米株価指数や金(ゴールド)が最高値圏に位置している一方で、ビットコインは上昇に伸び悩んでいる。その背景は?
10:00
コインベース、SECの文書破棄を問題視 裁判所に制裁求める 
仮想通貨取引所コインベースが米証券取引委員会の公文書破棄を問題視し、連邦裁判所に制裁措置を求めた。ゲンスラー前委員長のメッセージが破棄されていたことが監査で判明した。
09:45
Blockstreamら3社、東京で非公開のイベント開催
仮想通貨ビットコインのインフラ開発企業Blockstreamらは東京で非公開のイベントを開催。テーマは「ビットコインとRWAでアジアの金融変革を推進する」である。
08:40
イーサリアム、機関投資家需要拡大でオンチェーン活動が過去最高水準到達
Cryptoquantの最新レポートによると、イーサリアムは機関投資家の需要拡大により強固な上昇サイクルを示している。
07:10
ポリマーケット、90億ドル評価で資金調達検討 チェーンリンク提携も
予測市場プラットフォームのポリマーケットが90億ドル評価での資金調達を検討している。競合のカルシも50億ドル評価での調達を進めており、両社の成長が加速している。
06:30
WLFI、トークンバーン提案で99%の賛成票を獲得
ワールド・リバティ・フィナンシャルがWLFIトークンの買い戻し・バーン提案を発表した。現在99.57%の賛成票を獲得し、流通量減少によるパフォーマンス改善が期待される。
06:10
ジェミニがナスダック上場実現、ウィンクルボス兄弟はビットコイン100万ドル到達を予想
ウィンクルボス兄弟の仮想通貨取引所ジェミニがIPO上場を果たした。株価は28ドルから40ドル超に上昇し、ビットコイン100万ドル予想も発表した。
05:45
テザー社、米国規制対応ステーブルコインUSATを発表
テザー社が米国規制準拠のドルステーブルコインUSATを発表。ホワイトハウス仮想通貨評議会の元高官ボー・ハインズ氏がCEOに就任。
09/12 金曜日
16:00
AIと仮想通貨がもたらすサイバー空間の新たな脅威|WebX2025で語られた国家安全保障・金融リスク
大型Web3カンファレンス「WebX」では「クリプト・サイバーリスク: 国家安全保障、金融、Web3」をテーマとしたパネルセッションが開催され、金融犯罪や仮想通貨犯罪を助長すると同時に防止にも役立つという二面性を持つテクノロジーの使用に焦点が当てられた。
14:52
GateグループCEOのハン博士がCEX・DEX市場動向を解説、今後の日本展開計画も明らかに|WebX2025
Gate.ioのリン・ハンCEOがWebX 2025で登壇。世界3,600万ユーザーを抱える同社がCEXとDEXの市場分析を発表。2030年までのビットコイン価格予測や日本でのライセンス取得、2025年中の日本市場参入計画について言及した。
13:55
ギャラクシー・デジタル、800億円相当のソラナを取得 ノボグラッツCEOは「ソラナシーズン」と評価
「ソラナシーズン」とみなすギャラクシー・デジタルは過去24時間で231万SOLを取得。フォワード・インダストリーズへの16.5億ドル投資参加に関連する動きか。
13:14
米国でハイパーリキッドETF申請計画|Paypalもステーブルコイン提案へ参加
バンエック社が米国でハイパーリキッドのステーキングETFを米国で申請予定。パクソス社もペイパル連携でステーブルコイン提案を発表。
13:00
ソラナ(SOL)の将来価格予測|ETF承認期待と今後の見通し
ソラナ(SOL)は「イーサリアムキラー」として注目される暗号資産です。イーサリアムより圧倒的に速くて安いため、多くのアプリで使われています。 2025年は特に注目の年です。米国…
12:02
CryptoQuantがETH上昇サイクルを高評価 Hyperliquid(HYPE)最高値更新はETF申請など追い風に
データ分析企業CryptoQuantがイーサリアム(ETH)の上昇サイクルを高く評価した。一方、資産運用大手VanEckがHyperliquid(HYPE)の現物ステーキングETF申請を発表。これらが材料視され、HYPEは過去最高値56.1ドルを記録するなど前週比23%上昇。機関投資家のアルトコイン投資拡大が鮮明になっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧