はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Huobiレポート|ビットコインが大幅反落した7/8〜7/14、全体時価総額は前週比-15.0%と激減

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
BTCが125万→143万→115万円と乱高下した週、上位100通貨全体時価総額は前週比-15.0%の約30兆円に下落した一方、取引高は前週比+15.6%に急上昇した。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$2,788億(-15.0%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:BZNT(+377.9%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:IOST(-41.3%)
  • 時価総額上位100通貨の7/14取引高:$699.6億(+15.6%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/7/8〜7/14の仮想通貨市場は、時価総額上位100通貨のうち85通貨の価格が下落した。Coinmarketcapによると、2019/7/14の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比-15.0%となる約2,788億ドル(約30.2兆円)となっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+391.6%となったBezant(BZNT)であり、時価総額ランキングは86位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはIOST(IOST)であり、前週比-41.2%で、時価総額ランキングは72位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、BZNT((86位にランクアップ)、MXM(95位にランクアップ)、REN(96位にランクアップ)、JCT(99位にランクアップ)、SAN(100位にランクアップ)の計5通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+377.9%となったBZNTであり、最も下落したのは-41.3%となったIOSTだった。

7/14時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比-10.5%の10,256ドルとなり、イーサリアム(ETH)は前週比-25.6%の227.6ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

7/14時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は、前週比+15.6%となる699.6億ドルとなり、内52通貨の取引高が増加。更に、31通貨の取引高が20%以上増加、18通貨の取引高が50%以上増加。最も取引高が増えたのは+344.3%となったATOMだった。一方で、48通貨の取引高が減少。中には30通貨の取引量が20%以上減少、11通貨の取引高が50%以上減少となった。最も取引高が減ったのは-94.9%となったNEXだった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の時価総額が下落した一方で、市場占有率(ドミナンス)が安定的に推移してきた。

7/14時点で、上位10通貨の時価総額は、前週比-14.4%の2,465億ドルとなり、総時価総額の88.4%を占め、前週比+0.8%となった。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比+3.4%となる65.5%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

7/8〜7/14の一週間、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)と共にハッシュレートがやや上昇した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+1.0%の65.8EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+3.2%の173.5TH/Sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

7/8〜7/14の週に、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)と共にマイニングディフィカルティが増加した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比+7.3%の8.5Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比+3.1%となる2,217THとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

7/8から7/14までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比-11.5%となる1,029個となった。F2PoolとBTC.TOPのランキングが上昇した一方で、AntPoolとSlushPoolのランキングが下落した。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー209個、20.3%、13.1EH/s
  • F2Poolー135個、13.1%、8.5EH/s
  • AntPoolー127個、12.3%、8.0EH/s
  • Poolinー112個、10.9%、7.0EH/s
  • BTC.TOPー96個、9.3%、6.0EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

7/8から7/14までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比+1.9%となる46,408個となった。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー12,055個、26.0%
  • SparkPoolー10,780個、23.2%
  • F2pool_2ー5,501個、11.9%
  • Nanopoolー5,274個、11.4%
  • MiningpoolHubー2,643個、5.7%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

7/8〜7/14の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズもブロック毎のトランザクション平均数も増加した。

blockchain.infoによると、7/8から7/14までの間にビットコイン(BTC)のブロックデータの平均サイズは前週比+16.7%の1.33MBとなり、ブロック毎のトランザクション平均数は前週比+1.3%となる2,240回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及びトランザクション平均数

イーサリアム(ETH)

etherchainによると、イーサリアム(ETH)のブロック毎のトランザクション平均数は前週比-5.7%となる116.0回となった。イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズは前週比-7.1%の23,456bytesとなった。

図11:イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズ及びトランザクション平均数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobijapanofficial?utm_source=Telegram

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
05:50
バイナンス傘下トラストウォレットの10億円不正流出、CZ氏が全額補償を表明
バイナンス創設者のCZ氏が同社傘下のトラストウォレットのハッキング被害について10億円以上の全額補償を表明した。ブラウザ拡張機能の脆弱性が原因で、内部関係者の関与が疑われている。
12/26 金曜日
18:02
Aave、ブランド資産移管案を否決 DAOガバナンスの課題浮き彫りに
Aaveのブランド資産移管提案が26日のSnapshot投票で否決。反対55%、棄権41%、賛成わずか3.5%。CoW Swap手数料問題が発端となった所有権紛争は、DeFiガバナンスの構造的課題を浮き彫りに。
18:00
仮想通貨の税制改正大綱、押さえておくべき重要ポイントを専門家が徹底解説|Gtax寄稿
税制改正大綱で、暗号資産(仮想通貨)税制の大幅見直しが示されました。分離課税・3年間の繰越控除が導入される一方、対象となる「特定暗号資産」や取引形態には制限も。現物取引とデリバティブ取引の損益通算、ステーキング報酬の扱い、NFTの課税方式など、今後の制度設計を見据えて準備すべきことを公認会計士・税理士が詳しく解説します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧