CoinPostで今最も読まれています

株式市場と逆相関するビットコイン、ゴールドとの相関指数は急上昇|仮想通貨昼市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

株式市場と逆相関するビットコイン、ゴールドとの相関指数は急上昇
米中貿易戦争のエスカレーションに伴う、各国の通貨安競争で大荒れ模様の株式市場と、直近のBTC市場は逆相関傾向に。ゴールドマン・サックスのレポートでは、金価格予測を大幅に引き上げた。

株式市場と逆相関するビットコイン、ゴールドとの相関指数は急上昇

貿易戦争のエスカレーションで大荒れ模様の株式市場と、ビットコイン(BTC)市場が、直近では逆相関を見せている。

BTCチャート
米NYダウチャート
ゴールドチャート
ドル円チャート

米中貿易摩擦の激化を背景にリスクオフムードが広がったことに加え、各国の中銀が利下げを断行したため、金融緩和政策の加速および通貨安戦争の様相を呈している。

これに伴い、米10年債利回りが急低下。ドル円も105.50円まで下落。4月時点では、112円台で推移していた事を踏まえると、日本経済の屋台骨を支える自動車産業などの輸出企業は神経質にならざるを得ない。為替変動で急激な円高になれば、営業利益が大幅に目減りするからだ。中でもトヨタ自動車は、1円の円高で400億円の減益要因になるとされる。

そのような状況にある中、日本と同じく超低金利で安全資産(セーフヘイブン)とされる日本円やスイスフランのほか、ゴールドとビットコイン(BTC)にも資金が流入している。

ゴールドマン・サックスのSabine Schelsによるレポートによれば、貿易戦争のエスカレーションによる経済成長懸念に伴い、3、6、12ヶ月の金(ゴールド)価格予測をそれぞれ1450ドル、1475ドル、1475ドル/tozから1575ドル、1600ドル、1600ドル/tozに引き上げた。

なお、bnnbloombergの分析によれば、過去1年間のビットコインと金の相関は0.496だったが、直近3か月間で最大0.827に達した。世界経済の不確実性の増大と地政学リスクの高まりを受け、避難資産としての需要が高まっている。

テクニカル分析

ビットコイン(BTC)は乱高下している。

6日19:00過ぎの急落に続き、7日6:00前後、8日0:00前後と、3度に渡って大きな売りが観測された。

下げの後の買いも強く、11000ドル(117万円)を割り込むことなく再上昇。ペナントを形成しつつある状況だ。まずはこのトレンドラインをどちらに抜けるかが注目される。

下方ブレイクして直近安値の119万円を割り込んだ場合、過去に出来高を作ったラインでもあり、4h75EMAと4h雲上限の重なる115〜117万円付近の値動きを注視したい。上方ブレイクした場合は、130万円付近の上値抵抗線が次の関門となる。

CoinPostの関連記事

ビットコイン(BTC)の短期目線考察、相場対応方法と注意点を解説|仮想通貨市況(寄稿:やがみ)
乱高下しているビットコイン(BTC)価格の短期目線を考察。仮想通貨トレードで活用できる「チャネルライン・トレンドライン」の実際の引き方に加え、相場対応方法と注意点を解説しています。
ビットコイン投資に役立つ「移動平均線」解説|初歩から学ぶテクニカル分析
株式や仮想通貨ビットコインのテクニカル分析でよく使われる「移動平均線」を軸に、ゴールデンクロス、デッドクロス、パーフェクトオーダーといった相場のシグナルについて、投資初心者向けに図解する。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/15 水曜日
18:00
仮想通貨ウォレット「メタマスク」の使い方、送金、セキュリティ対策
MetaMaskのインストール方法から送金手順、暗号資産(仮想通貨)取引所への送金や取引所からの出庫方法、セキュリティ対策までを初心者向けに詳しく解説。自己管理型ウォレットの基本知識を身に付けましょう。
14:45
「SusHi Tech Tokyo 2024」でSUDACHI TechとEchoXがWeb3プラットフォームを技術協賛
「SusHi Tech Tokyo 2024」では、SUDACHI TechとEchoXがNFT活用のWeb3プラットフォームを技術協賛。NFTデジタルスタンプラリーを展開する。CoinPostがアンバサダーを務めるグローバルスタートアッププログラムも開催される。
13:10
自由な取引ツールとしてのビットコインは実現しないのか、開発者が憂慮
仮想通貨ビットコイン開発の貢献者であるマット・コラロ氏は、現在「自由のためのツール」というビットコインのビジョンが実現できるかどうかが危ぶまれているとの考えを明らかにした。
12:30
コインチェック LSK保有者向け「KLY」エアドロップ対応方針発表
コインチェックは、LiskブロックチェーンのイーサリアムL2への移行に伴い、新谷発足するKlayrのネイティブトークンKLYのエアドロップへの対応計画を発表。スナップショットは2024年5月21日に予定される。
12:25
CPI発表迫り方向感を欠くビットコイン、イーサリアムETF承認は悲観的な見通し強まる
CPI(米消費者物価指数)発表を本日21時30分に控える中、暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコインの方向感に欠ける展開で狭いレンジで上下している。
12:00
香港のビットコイン・イーサリアム現物ETFから最大の資金流出
香港の仮想通貨ビットコイン・イーサリアム現物ETFは4月の立ち上げ以来最大の1日当たり純流出を記録した。米国のBTC現物ETFは流入に転じている。
11:30
SBI VCトレード、口座保有者にHashHubのWeb3レポートを無料提供へ
SBI VCトレードは、暗号資産(仮想通貨)取引のサポート強化として、口座保有者に「HashHub Research」の一部を無料で提供開始。市場動向、プロジェクトの技術的背景などを把握するのに最適。
10:45
グーグル、新AI検索機能の一般提供発表
AIのGeminiで検索体験をさらに向上させるため、グーグルが新機能「AI Overviews」の一般提供を発表。同社のプロダクトにもAIを活用するとし、他にも様々な発表を行なった。
10:05
仮想通貨投資信託提供のCoinShares、1Qで利益総額が前年比11倍に 
仮想通貨投資企業CoinSharesは2024年第1四半期の決算を報告。利益総額は前年比11倍以上増加した。3月にはヴァルキリーのETF事業を買収している。
08:45
Polymarket、ヴィタリックなどから70億円調達
仮想通貨利用のポリマーケットは、2024年にプラットフォーム上で約2億200万ドル相当の予測取引が行われたと報告。特に米国の選挙の結果に125億ドル以上が賭けられており、現在のところドナルド・トランプ氏が49%の確率でジョー・バイデンの44%をリードしている。
08:15
Re、アバランチ上で再保険ファンド提供
仮想通貨アバランチのブロックチェーン上で、RWAである再保険のトークン化ファンドをReがローンチ。再保険業界の透明性を向上させ、オンチェーン決済を促進していく。
07:35
オルカンベンチマーク指数提供のMSCI、マイクロストラテジーなどを追加
MSCIの定期見直しは、投資家にとって重要な指標であり、各企業の市場での位置づけや影響力を反映するものだ。今回の見直しニュースを受け、マイクロストラテジーの株価は前日比で4.15%上昇した。
06:25
ソラナ基盤のDrift、エアドロップとコインベース上場予定
仮想通貨DRIFTトークンは、エアドロップの形でリリースされる。日本時間5月16日21時より取得可能となる。エアドロップ分のトークンは合計120,000,000 DRIFTで、総発行数の12%を占める。
05:50
米ウィスコンシン州投資委員会、ビットコイン現物ETFに255億円投資
米ウィスコンシン州投資委員会がスポットビットコインETFに1億6300万ドルを投資したことを報告。ブラックロックのIBITとGBTCを大量保有し、他の仮想通貨関連企業にも投資していた。
05/14 火曜日
18:00
オントロジー DIDソリューション普及のため、15億円規模の基金を設立
分散型ID(DID)とデータ共有を可能にする高速で低コストのブロックチェーンプラットフォーム、オントロジーは1,000万ドル規模の「Ontology DID FUND」を設立。プロジェクト提案は専用フォームから迅速に申請可能。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア