CoinPostで今最も読まれています

コインチェック LSK保有者向け「KLY」エアドロップ対応方針 5月21日にスナップショット

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

LSKトークン保有者に「KLY」配布へ

コインチェックは14日、LiskブロックチェーンのL2転身に関連して、新たに発生するコミュニティ主導プロジェクト「Klayr」およびその独自トークン「KLY」の配布計画について、スナップショットの取得を含む対応方針を発表した。

今後、Liskブロックチェーンはイーサリアムのレイヤー2へ移行し、Optimismスーパーチェーンに統合される。これに伴い、LiskscanなどのLiskコミュニティプロジェクトを手掛けるKlayrチームが、Lisk SDKを使用して新しいL1ブロックチェーンを展開し、2024年6月25日に既存のLSKトークン保有者に新しいKLYトークンをエアドロップする計画だ。

配布数量の基準となるスナップショットの取得時期は、ブロック高さ24,823,618(2024年5月21日15時ごろ)である。コインチェックは、このタイミングでLSKトークンを保持するユーザーに対し、当該ブロック高におけるスナップショットの取得を行う意向を示している。なお、将来的な付与の方法や時期などの詳細については未定としている。

エアドロップとは

エアドロップとは、仮想通貨(トークン)を無料で配布すること。初期ユーザーへの報酬、コミュニティ形成、プロジェクトの分散化を目的として行われ、ステークホルダーに投票権を分配する手段としても利用される。ブロックチェーンがハードフォークして新しい仮想通貨が誕生した際にも、エアドロップが実施されることがある。

コインチェックは、KLYトークンの取扱いや付与の方法、時期などの詳細については未定としている。また、確実にKLYトークンを受け取りたいユーザーには、自己手続きを行うことを推奨している。

具体的な手続き方法やKLYトークンの付与割合については、現時点で公式のアナウンスは確認されていないため、発行元であるKlayrの公式ホームページなどでの確認が推奨されている。

5/16訂正;コインチェックでは「将来的な付与も含めてKLYトークンの取扱いについては未定」であることを明記しました。

コインチェックとは

出典:コインチェック(以下全て同)

コインチェックは、東証一部上場企業であるマネックスグループの一員として、安定した経営基盤と高度なセキュリティを誇る。2023年11月末時点での口座数は、国内シェア22%で、190万口座に達する。

暗号資産取引アプリの国内ダウンロード数で2019年から2023年にかけて5年連続No.1を記録し、累計600万ダウンロードを突破。「Coincheckアプリ」は、特に暗号資産取引が未経験のユーザーにも理解しやすく使いやすいよう設計されており、多くの人々に最初の取引口座として選ばれている。

コインチェックは、2024年5月9日から新TVCM「コインチェッくん篇」を全国(一部地域を除く)で放映開始した。

LSKトークンに関する計画も

Liskブロックチェーンは昨年末、新たにイーサリアムのL2として再構築されることを発表している。この再構築は、Optimismの提供するオープンソースフレームワーク「OP Stack」を基盤に行われ、実世界の資産(RWA)をブロックチェーンに取り込むことや、分散型物理インフラネットワーク(DePIN)の構築に重点を置いている。

4月末の公式の発表によると、Lisk L2チェーンへの移行後もネイティブトークンはLSKのままであり、ティッカー名とブランドも変更されない。スナップショット時にLSKトークンを保有しているユーザーは、イーサリアムネットワーク上のERC-20 LSKトークンを1対1の比率で受け取ることができる。

この移行により、Liskエコシステムは拡大し、流動性や取引所での統合が容易になることが期待されている。また、LSKトークン保有者は、新たな機能としてトークンのステーキングやLisk L2のガバナンスへの参加が可能となり、より積極的な役割を果たすことができるようになる。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア