はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

香港のビットコイン・イーサリアム現物ETFから最大の資金流出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

 

ビットコイン現物ETFから約50億円流出

香港で4月30日にリリースされた3つのビットコイン(BTC)現物ETFから13日、519.5BTC(時価51億円相当)が流出した。立ち上げ以来最大の1日当たり純流出となった。

ChinaAMCのETFから251.65 BTC、Harvestから147.86 BTC、Bosera&HashKeyから119.99 BTCが流出した格好だ。

出典:SosoValue

翌14日には、32.14 BTCが流出し、同日時点で3つのビットコインETFの純資産総額は先週末10日の2.6億ドル(約407億円)から1.6億ドル(約250億円)へと縮小している。

さらに、3つのイーサリアム(ETH)現物ETFも13日、これまで最大の流出を記録している。合計で2,270 ETHが流出した形だ。14日時点で、純資産総額は合計約2,000万ドル(約31億円)である。

香港のビットコイン現物ETFは、初日の出来高が米国の1/60にとどまる1,100万ドルで、事前の関係者予想「1億ドル水準」を大幅に下回っていた。5月に入ってからも低調な状況にある。

関連: 香港のビットコイン・イーサ現物ETF、初日出来高は米国版を大幅に下回る

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

米国のビットコイン現物ETFの状況

1月に承認された米国のビットコイン現物ETFは4月まで好調で、特にブラックロックのIBITが70日連続流入を記録していた。

しかし4月24日以降は流出傾向が続いている。一方、13日には6日以来で流入超となり、運用資産が6,600万ドル(約103億ドル)増えた。

特にフィデリティのFBTCがリードしており、3,900万ドル(約61億ドル)を獲得。他にビットワイズのBITBに2,000万ドル(約31億ドル)、ヴァンエックのHODLに700万ドル(約11億ドル)の資金流入があった。

10社のビットコイン現物ETFの運用資産は4月初旬以降、少しずつ減少している。

ブラックロックのデジタル資産責任者を務めるロバート・ミッチニック氏は今月初め、現在の小康状態の後には、新たな流入の波が来る可能性が高いと意見していたが、今後の状況が注目されるところだ。

関連: 金融大手BNPパリバ、ブラックロックのビットコイン現物ETFへの投資が判明

なお、米ウィスコンシン州投資委員会、JPモルガンやウェルスファーゴなど大手の機関投資家も、ビットコイン現物ETFをポートフォリオに組み込んだことが確認されている。

関連: 米ウィスコンシン州投資委員会、ビットコイン現物ETFに255億円投資

関連: 2024年注目の仮想通貨10選 各セクターの主要銘柄と関心を集める理由を解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/18 木曜日
16:50
「社会のジレンマを突破する」日本初のステーブルコイン発行ライセンス取得、JPYC岡部典孝氏が語る|独占インタビュー
JPYC株式会社が日本初の日本円建てステーブルコイン発行ライセンスを金融庁から取得。代表の岡部典孝氏が語る100万円制限の実態、3年後10兆円の発行目標、プログラマブルマネーがもたらす金融革命とは。
13:40
ウォーレン米議員ら、トランプ政権の仮想通貨特命官に対する倫理調査を開始
エリザベス・ウォーレン米上院議員ら8名の民主党議員が、トランプ政権のAI・仮想通貨特別顧問デービッド・サックス氏の特別政府職員としての任期制限超過疑惑について倫理調査を開始した。130日の上限を超過している可能性を指摘し、詳細な勤務日数報告を要求している。
13:35
米SECが承認、BTCやXRP投資のマルチ仮想通貨投資信託のETF転換
米SECがグレースケールのマルチ仮想通貨ETPを承認し、ビットコインやイーサリアムなど5銘柄への一般投資家アクセス投資が可能になった。新たな包括的上場基準も同時に導入されている。
13:02
ポリマーケットでの裁定取引で年間60億円の利益発生か 研究者ら分析
分散型予測市場ポリマーケットでミスプライシングを利用した裁定取引により年間60億円の利益が発生しているとの論文が発表された。研究者による分析を解説する。
12:04
FRB利下げ決定も仮想通貨の市場反応は限定的、BNB前週比9.2%高で1000ドルの大台迫る
FOMCでは米FRBが0.25%利下げを決定したが、暗号資産(仮想通貨)への影響は限定的だった。主要アルトコインでは、BNBが前週比9.2%高の1,000ドル目前に。背景としては、バイナンスの規制環境の進展の兆しとMegadropなどの需要が挙げられる。パウエル議長は年内2回の追加利下げを予想するも慎重姿勢を維持。
11:03
業界の行方を決める「天王山」に臨む──ビットバンク廣末氏が描く未来戦略
ビットバンク廣末紀之CEOが語る、預かり資産1兆円規模への成長と今後の展望。金商法への移行と分離課税実現に向けた2025年後半は業界の「天王山」。
11:00
ビットコイン・トレジャリー企業の勢い減速か、4社に1社が純資産割れで取引=K33報告
K33リサーチなどが報告したところによると、ビットコイン・トレジャリー企業の4分の1が純資産価値を下回る時価総額で取引されており、業界の統合が進む可能性が指摘された。
10:02
ヴィタリック、イーサリアムの開発計画をプレゼン
ヴィタリック・ブテリン氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画についてプレゼンを行った。大阪で開催されているイーサリアムのカンファレンスEDCONに登壇した。
09:40
フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進
米上場企業フォワード・インダストリーズが最大40億ドル規模のATM増資で仮想通貨ソラナトレジャリー戦略を推進する。DeFi Development Corpもソラナ買い増しを発表した。
08:45
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入
米ナスダック上場のサムザップメディアが750万ドージコインを200万ドルで公開市場から初回取得したと発表した。
07:20
米SEC、仮想通貨ETF上場手続きを大幅簡素化へ
米証券取引委員会が、ナスダック、Cboe BZX、NYSEアルカの3大取引所による包括的上場基準を承認。今後、仮想通貨を含むコモディティベース株式の上場プロセスが大幅に簡素化される見通しである。
07:10
SBI新生銀行、トークン化預金「DCJPY」の導入を検討へ
SBI新生銀行は、円建てトークン化預金DCJPYの導入を検討すると発表。JPモルガンらが参加するプラットフォームを活用し、トークン化預金での多様な外貨の取り扱いも検討する。
06:50
仮想通貨取引所Bullish、NY州からビットライセンス取得 米国展開へ
機関投資家向け仮想通貨取引所ブリッシュが17日にニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスと送金業ライセンスを取得したと発表した。
06:25
マネーグラム、ステーブルコイン送金サービス開始 
国際送金大手のマネーグラムが9月17日にクロスミントと提携しステーブルコインを活用した新たな送金サービスを南米コロンビアで開始すると発表した。
06:02
カルシ、予測市場エコシステムハブ開始 ソラナとベースと提携
予測市場プラットフォーム大手Kalshiが17日、ソラナとベースとの提携によるエコシステム支援ネットワーク「カルシエコ」の開始を発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧