CoinPostで今最も読まれています

米国版バイナンスは「11月までに開始できる見込み」 低迷するアルト市場の一縷の光明に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CZ氏が米国版バイナンスの開始時期を予想
仮想通貨取引所バイナンスのCEOであるCZ氏が、米国版バイナンスを2ヶ月以内に再開できる見込みであると明かした。9月12日に米国のサービス停止を予定していたことで危惧されたアルトコインの出来高減少に一縷の巧妙がさした。

米国でのサービス再開時期

仮想通貨取引所バイナンスのCEO CZ氏が、米国内のサービスを2ヶ月以内に開始できる見込みである、との発言を行なった。

CZ氏は、「サービス再開の正確な日付は約束できないが、かなり準備は進んでいる。まだ流動的な部分も多いが、1ヶ月か2ヶ月後には開始できるだろう」と米メディアCheddarのインタビューで明かした。

バイナンスは9月12日より、米国ユーザーへのサービス提供を停止すると発表しており、サービス停止における米国マネーの流入減や出来高減少が危惧されていた。特に出来高が細っているアルト市場では警戒感が高まった動きの一つに挙がる。

今回の発言通り、規制に準拠したバイナンスUSが早期にローンチできた場合、出来高減少が危惧され、価格も低迷するアルトコイン市場の後押しになる可能性がある。

バイナンスは、米規制を遵守したサービスを行うため、「BAM」というサンフランシスコが本拠地の登録送金業者と提携、バイナンスUS(米国版)の開設を目指している。バイナンスはウォレットとマッチングエンジンの技術を提供し、米国における取引所の業務をBAM社が管理・運営することになっている。

「BAM」は7月2日に、リップル社の「XRP機関流動性部門」の責任者を務めていたCatherine Coley氏をバイナンスUSのCEOに任命したことを明らかにした。Coley氏はBAMのCEOにも就任している。Coley氏はリップル社に入社する前、米メガバンクモルガン・スタンレーの機関専門部門やスタートアップ向けの「シリコンバレー銀行」の国際送金部門を管理していた経歴を持つフィンテック業界のベテランだ。

また、バイナンスは米国における検討取り扱い通貨の発表も行われている。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、バイナンスコイン(BNB)など30銘柄が取り扱いを検討している通貨に挙がる。。仮想通貨の取引において、米国の規制に準じたサービスをする必要があるが、国家レベルの規制が米国ではいまだ存在していない状態だ。

関連:バイナンスUS取り扱い通貨について

しかしCZ氏は、その点は心配していない。米国は他の金融商品に明確な規制を敷いてきたし、規制団体の数も多いからだ。米国は規模も巨大で、どんなビジネスにおいても重要な市場だと語っている。

バイナンスUSのローケーションについて聞かれたCZ氏は、「バイナンスもBAMも、ニューヨーク州で仮想通貨取引交換業をするための資格であるBitLicense(ビットライセンス)を持っていないため、ニューヨークではないだろう」と説明した。

参考記事:Cheddar

CoinPostの関連記事

バイナンスのiOS仮想通貨取引APPが復活 アップルストア上でダウンロード可能に
バイナンスのiOS 取引APPのダウンロードが再開された。取引アプリに制限がかかっているとして、AppStore上で公開された数ヶ月後に削除されるなど、厳しい対応が取られていた。
【速報】仮想通貨取引所バイナンス、大型アップグレードが無事完了
8月15日午前11時から開始したバイナンスの大型アップグレードが無事完了。全ての取引は19時より再開する。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/14 火曜日
11:30
OpenAI、生成AIの革新的ニューモデル「GPT-4o」公開
ChatGPT開発で知られるOpenAIは「GPT-4o」と呼ばれる新たなAIモデルを公開した。音声、画像も入出力可能で、人間とより自然なやり取りができる。
10:47
R・キヨサキ氏、仮想通貨に関するBRICSの動向に注目
『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキは、BRICSによる金を裏付けとする仮想通貨発行の噂に注目していると指摘。ビットコイン・金・銀への投資を推奨した。日本では、老後4000万年問題が取り沙汰されている。
09:50
中国の警察、仮想通貨による400億円以上の違法取引を摘発
中国吉林省の警察は、仮想通貨を使用して400億円規模の違法な人民元・韓国ウォン取引を行っていた疑いで犯行グループを摘発した。
08:45
ArbitrumとBase利用のレイヤー3チェーンDegen Chain、24時間以上稼働停止
「Degen Chain」という仮想通貨イーサリアム系のレイヤー3ネットワークは、24時間以上トランザクション処理が停止している。このブロックチェーンはArbitrumとBaseを利用している。
08:00
Jupiterローンチパッド投票第三弾、deBridgeなどが参加
仮想通貨ブリッジサービスのdeBridgeは今回の有力候補とされている。これまで20億ドル相当のブリッジボリュームを記録し500万ドル以上の手数料を徴収してきた。
07:26
トランプ前大統領、10億円相当の仮想通貨を保有か
米トランプ前大統領が10億円相当の仮想通貨を保有していることなどを公表し、Arkhamが著名人の所有額を比較。同氏はミームコインのTRUMPの次にイーサリアムを多く保有している。
06:40
エルサルバドル、ビットコイン保有の追跡サイトを公開
同国は現在5,749.76 BTCの仮想通貨ビットコインを保有しており、565億円に相当する金額だ。
06:20
GameStop株やミームコインが暴騰
仮想通貨市場では「GMCIミーム指数」は、301.1で7.67%上昇。GMEミームトークンは前日比で1,200%以上高騰した。
05/13 月曜日
15:05
リップルCEO「米国政府は、ステーブルコインUSDT発行企業のテザー社を標的にしている」
リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOはインタビューで、米国政府がステーブルコインUSDTの発行企業テザーに監視の目を強めていることを注視していると語った。
14:32
ユニスワップ創設者ら、SECの仮想通貨規制はバイデンの大統領選に悪影響と指摘
ユニスワップの創設者らは仮想通貨業界に対する米SECの姿勢を批判し、大統領選で現職バイデン氏の再選に不利になる可能性を示唆した。
12:18
JPモルガン、ビットコイン現物ETFの保有が明らかに
米JPモルガンはSECへ提出した書類の中で複数社のビットコイン現物ETFへの投資を報告した。ダイモンCEOはBTCに対して懐疑的な姿勢を保っている。
12:17
冴えない動きの続くビットコイン、15日にCPI控え様子見基調
暗号資産(仮想通貨)相場では、15日にCPI(米消費者物価指数)を控える中、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)相場の様子見基調が強まっている。売り優勢の局面を打開できずにいる。
05/12 日曜日
11:24
来週のビットコイン相場はPPIとCPIに注目、ネガティブならチャネル下限試すシナリオも|bitbankアナリスト寄稿
GW明けのビットコイン(BTC)相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ前大統領の異例発言に高い関心
今週は、米フランクリン・テンプルトンによる仮想通貨ソラナのレポート発表、ビットコインの累積トランザクション数の10億件到達、ドナルド・トランプ氏による異例の発言に関する記事が最も関心を集めた。
05/11 土曜日
15:00
ビットコイン上のステーブルコイン発行計画 Taproot Assetsのテストが進行
Lightning LabsのCEOエリザベス・スターク氏が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインのブロックチェーンにステーブルコインを導入する新技術「Taproot Assetsプロトコル」について解説。ライトニングネットワークを使った即時、低手数料の国際取引が可能に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア