CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨の女性ユーザー調査 比率は2割程度・主要な使用用途は日用品の買い物に=2gether

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ユーザーの23%を女性が占める結果に

仮想通貨送金アプリ2getherが行なった仮想通貨ユーザーの調査によると、仮想通貨ユーザーの77%が男性、23%を女性が占めていることがわかった。

調査は、2019年の4月から、2020年の2月の間の約10ヶ月間に渡って実施。対象は2getherを利用する五千人のユーザーで、国別ではユーロ圏の19カ国のほか、アンドラ公国、モナコ公国、サンマリノ公国といった欧州を中心とした調査になる。

年齢別では、50%以上の女性ユーザーが26~45歳に位置し、次いで46〜55歳、18〜25歳が多かった。また、65歳以上の女性ユーザーも3%存在しているという。

女性ユーザーの職業別で多かったのは、サービス産業の従事者、弁護士・会計士・エコノミスト、無職あるいは退職者、学生の4つで、この4つの職種に就いている女性ユーザーが全体の6割を超える結果となっている。

出典:2gether

通貨別では最も取引されたのはビットコイン(64%)で次いでイーサリアム(22%)、EOS(3%)、Bitcoin Cash(2%)と続いていき、ビットコインとイーサリアムが取引のほとんどを占める結果となった。

出典:2gether

ビットコインとイーサリアムの2強による構図は、2getherのカードの利用データでも変わらず、ビットコイン(69%)と、イーサリアム(30%)の2通貨が2getherのVISAカードによる仮想通貨支払いのほとんどを占めている。

女性ユーザーのに仮想通貨利用用途では、金融・投資や交通への支払いを差し置いて、食品・雑貨への支払いが37%と圧倒的に多い結果となった。

出典:2gether

コミュニティでは、女性比率がさらに低下

ビットコインコミュニティの調査では、男女別でのエンゲージメントは、女性の比率が12.28%と大幅に低下する。(coin.dance)

なお、2018年5月の時点では、女性の比率は5.27%、同年8月には8.78%であったことを踏まえると、低水準ではあったものの、着実に上昇していることが示されている。

仮想通貨業界に限らず、IT業界の女性比率が少ないことで知らる業界だ。その比率は日本では1〜2割程度と試算されており、statistaによると、海外においてもIT業界の中で技術的な役職についている女性は、グーグルやフェイスブックなどGAFAでも2割程度であるという。

日本の調査では、仮想通貨取引所GMOコインが、女性ユーザーの比率が18.3%であることを今年2月の決算資料で公表。コインポストの内部データでも、16.3%と概ね海外と女性比率は同水準にあることが確認された。

参考:2gether

CoinPostの注目記事

速報 VISA決済で仮想通貨を即時購入 ビットコインキャッシュ、テゾスなど5銘柄追加=バイナンス
バイナンスは、法定通貨対応の販売所「インスタント購入」の機能で、新たに仮想通貨5銘柄を追加した。VISAクレジットとデビットカードを通じて、対象国からの購入が可能になった。
『GMOコイン』レバレッジ4倍規制後も増益達成、コインチェックも復活の1年に
GMOフィナンシャルHDが本決算を発表。GMOコインにおける仮想通貨の売買代金は前期5.1兆円に対し、9.3兆円と大幅増加。レバレッジ規制(2倍)」に対しては、顧客基盤拡大によって対応するとした。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/09 木曜日
12:00
米トランプ前大統領、NFT購入者と夕食へ 仮想通貨に肯定発言も
米トランプ前大統領は独自NFTの特典として購入者らと夕食をとって過ごす。トランプ氏は仮想通貨に対してさらに肯定的な発言をしたところだ。
11:10
トランプ前大統領が異例発言、仮想通貨業界を味方に
今回の発言を受け業界の一部からトランプ氏を次期大統領として支持する声が増えているが、政治家として支持者を得るためのリップサービスにすぎないとの懸念も見られている。
10:20
金融庁、デジタル証券(ST)の規制緩和へ
日本の金融庁はデジタル証券(ST)を普及させるため規制を緩和することがわかった。早ければ8月にも内閣府令を改正する計画である。
10:00
Polyhedra、ゼロ知識証明の生成スピードで業界標準を刷新
Polyhedra Networkが新たに発表したZK証明プルーバー「Expander」は、業界標準を超えるゼロ知識証明の生成スピードを実現し、セキュリティと効率を大幅に向上する。
07:45
コインチェック、ナスダック上場申請で進展
De-SPACで仮想通貨取引所コインチェックのナスダック上場を目指すTHCPは、SECに申請書類を提出したことを発表。その後にコインチェックは、登録書類を公開することを発表した。
07:20
zkSync基盤のSophon、ノード販売で93億円調達
ノード販売とは、Sophonチェーンのノードを運用するためのNFT(ERC-721規格)ライセンスの販売で、早期段階でプロジェクトの仮想通貨トークンを割引価格で入手させるいわゆるトークンセールの一種だ。
06:45
Core Scientific黒字転換、1Qに270億円相当のビットコインを採掘
米ナスダック上場の仮想通貨ビットコインマイニング企業コア・サイエンティフィック社は、2024年第1四半期に2,825 BTCを自己採掘した。しかし半減期による影響はまだ反映されていない。
05:40
マスターカード、トークン化RWAの決済試験でJPモルガンやシティと提携
現在の課題として、投資適格債のような証券と、商業銀行のお金のような資産は、それぞれ別のシステムで機能している。RSNを利用すれば、単一のプラットフォーム上でトークン化資産の決済手続きを行うことができる。
05/08 水曜日
20:31
日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」、先着順の読者限定割引コードを配布開始
国内最大手暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostが企画・運営するWeb3カンファレンス「WebX2024」。先着順の読者限定割引コードを配布開始しました。
15:06
EVM互換のZKロールアップとして関心を集める「Zircuit(ザーキット)」とは
暗号資産(仮想通貨)イーサリアム財団からL2研究助成金を獲得し、大手VCのPantera Capitalなどから出資を受ける「Zircuit(ザーキット)」について解説。ステーキングプロトコルは約2ヶ月で30億ドル以上を集めた。
14:35
懸念強まる仮想通貨業界へのSEC執行範囲、民主党と共和党議員が激論交わす
米国下院金融サービス委員会は、SECの暗号資産(仮想通貨)を念頭にした執行活動に関する公聴会を開催。民主党と共和党議員のスタンスの違いが鮮明となった。
12:50
FTXが再建計画書提出、すべてのユーザーに100%以上弁済の見込み
破綻した仮想通貨取引所FTXは、米破産裁判所に再編計画の修正版を提出した。すべての債権者が請求額の100%を受け取れるとしている。
11:25
米金融大手サスケハナ、1500億円相当のGBTCを保有
米大手投資・トレーディング会社サスケハナが約10億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETF「GBTC」を保有していることが確認された。
10:40
イーサリアムは穏やかなインフレ傾向に ETH焼却量減少で
仮想通貨イーサリアムは、主に取引手数料の低下により、焼却されるETHの量が大幅に減少している。DencunアップグレードやL2の活発化が背景にある。
09:30
「BTC相場は回復に転じた可能性」SCB銀が分析
「仮想通貨ビットコインの相場は回復に転じた可能性がある」とスタンダードチャータード銀行が分析。米大統領選の影響や今後の価格も分析している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア