はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

コインチェックのナスダック上場、24年9月までにSPACとの統合完了目指す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ナスダック上場申請で進展

国内暗号資産(仮想通貨)取引所大手コインチェックと事業統合する計画の「Thunder Bridge Capital Partners Ⅳ, Inc.(以下、THCP)」は7日、株式上場に向けた非公開の申請書類(Form F-4)のドラフト版を米証券取引委員会(SEC)に提出したことを発表した。

今回の事業統合の手続きは、2024年の4月から9月には完了する予定だと説明。これから手続きを経てSECの承認を得られれば、コインチェックは「CNCK」のティッカーシンボルでナスダックに上場することになる。

コインチェックの親会社であるマネックスグループが、特別買収目的会社(SPAC)のTHCPと事業統合契約を結び、コインチェックをナスダックに上場(De-SPAC)させる計画を発表したのは22年3月。その後は買収の期限を延長したことが伝えられていたが、上場に向けて手続きが進んでいることが今回公表された。

関連コインチェック、米NASDAQ株式市場の「De-SPAC」上場を目指すことを発表

SPACとは、自身では事業を持たず、未上場企業との合併・買収を行うことを目的とする企業。先にSPACが上場した後に合併・買収することで、その後にターゲットになる企業(今回はコインチェック)を上場させる仕組みや手続きがDe-SPACである。

関連北米大手ビットコイン採掘企業、ナスダックにSPAC上場

厳密には、ナスダックの上場を目指しているのは、コインチェックの持株会社となる予定の「Coincheck Group B.V.」。事業統合が完了したら社名を「Coincheck Group N.V.」に変え、オランダで事業を行うとTHCPは説明した。コインチェックは同社の完全子会社になる予定である。

今後は、SECの認可を得る以外にも、THCPの株主の承認を得たり、その他の慣習的な取引完了条件を満たしたりしていく。

以前はテラ騒動やFTX破綻などの厳しい環境が上場に影響を与えることを懸念する声もあったが、マネックスグループの松本取締役会議長兼代表執行役会長は23年1月、ブルームバーグの取材に対し、その影響はないと話していた。(当時は社長CEO)

関連コインチェック親会社のマネックス松本社長、FTX Japan買収に関心=報道

登録申請書類を公開

THCPの発表後、コインチェックは8日に、これまで非公表にしてきた登録申請書類を、審査進捗に伴い公表することにしたと発表。なお、上場に向けて準備を進めていくが、登録申請書類を公表することがSECの承認や上場の可能性が高まったことを意味するものではないと説明した。

今後については、Form F-4以外にも合併に関連する書類をSECに提出する予定だという。そして、THCP株主やその他の利害関係者に対し、関連書類を一読することを推奨した。

THCPがSECに提出した書類は、SECのウェブサイトでも閲覧可能であると説明している。

SECとは

「Securities and Exchange Commission」の略。株や債券など証券の取引を監督する米政府機関のこと。SECのミッションは「投資家を保護すること」「公正で秩序のある効率的な市場を維持すること」「資本形成を促進すること」である。

▶️仮想通貨用語集

関連ビットコイン取引を始めるなら、コインチェックの使い方・メリットと口座開設手順を解説

関連2024年注目の仮想通貨10選 各セクターの主要銘柄と関心を集める理由を解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
11:45
パクソス、ステーブルコインUSDGを欧州全域でローンチ サークルとの競争激化
パクソスが米ドル建てステーブルコインUSDGをEU全域で発行開始した。MiCA規制に準拠している。合計30か国に展開しており、ステーブルコイン時価総額ランキングでは15位だ。
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入がETF上回る、2025年上半期24万超BTC取得で4倍以上増
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧