はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

コインチェック、米NASDAQ株式市場の「De-SPAC」上場を目指すことを発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインチェック、米株式市場への上場準備へ

マネックスグループは22日、完全子会社のコインチェックとナスダック上場の特別買収目的会社(SPAC)であるThunder Bridge Capital Partners Ⅳ, Inc.等との間でBusiness Combination Agreement(事業統合契約)を締結し、NASDAQへのDe-SPAC上場を目指すことを発表した。

親会社のマネックスグループは日本国内の東証1部上場企業であるが、小会社のコインチェックは米国での株式上場の準備を進める。グローバルな暗号資産(仮想通貨)業界の特性を踏まえ、より活発で市場規模の大きな米国市場を選択することにより、”早期上場”の実現に向けて動いたものとみられる。

De-SPACとは、株式新規公開(IPO)されたSPAC(Special Purpose Acquisition Company)が買収対象会社と合併し、一連の買収取引を完了すること。

出典:マールオンライン

2012年創業、2014年より暗号資産交換業に参入したコインチェックは、日本国内で最も歴史のある暗号資産(仮想通貨)取引所のひとつ。

2018年4月にマネックスグループの傘下となり、経営管理態勢や内部管理態勢およびセキュリティへの大規模な投資の末、金融庁から「暗号資産交換業」の登録を受けた。

コインチェックは、国内最大の顧客基盤をさらに拡大するため、「Coincheck NFT(β版)」をはじめ、国内初のIEO(Initial Exchange Offering)事例となったパレットトークン上場の「Coincheck IEO」、バーチャル株主総会の「Sharely(シェアリー)」といった新規事業も積極的に推進する。

コインチェックはプレスリリースで、「セキュリティやインフラへの積極的な投資を行いながら顧客基盤を拡大し、提供サービスを増やすことで国内1リーディングポジションを堅持していく」「持株会社化によるグローバル進出で更なる成長を目指す」とした。

米株市場にはコインベースが上場

21年4月には、暗号資産(仮想通貨)交換業者としては初めて米最大手コインベースがナスダック上場を果たした。暗号資産(仮想通貨)業界にとって歴史的な動きとなった。

新株を発行しない直接上場(ダイレクトリスティング)で行われ、上場初日のコインベースの評価額は一時1120億ドル(約12兆円)、終値でも8兆円規模に達した。当時のコインベースの2021年1-3月(第1四半期)の利益が約8億ドル(870億円)。

21年4月は、ビットコイン(BTC)価格など暗号資産市場が最高値を更新していた時期であったこと、コインベースの抱えるユーザー数が5600万人まで膨らみ機関投資家の利用が拡大するなど、桁外れの顧客基盤があったことも高く評価された。

日本国内最大手のコインチェックを傘下に収めるマネックスグループは、東京株式市場(東証1部)上場。時価総額は22日時点で1679億円に留まる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/30 月曜日
15:52
仮想通貨は「やめとけ」って本当?損失回避のカギとなる4つのリスクと対策を紹介
仮想通貨=危険という印象の背景 「暗号資産(仮想通貨)=危険」という先入観は依然として根強く残っています。激しい価格変動やセキュリティ事故などのネガティブなニュースが注目を集め…
14:26
『ビットコイン財務戦略の成功は少数企業に限られる』Breedレポート、ストラテジー社の先行事例に注目
仮想通貨VCのBreedがビットコイン財務戦略企業についての記事を発表。弱気相場が到来した場合、株価プレミアムを維持できる企業は少数だとの見解を示した。
12:54
メタプラネット、1,005BTC追加購入 ビットコイン保有量は上場企業5位に
156億円分を追加購入 株式会社メタプラネットは6月30日、ビットコイントレジャリー事業の一環として、1,005BTCを追加購入したと発表した。平均購入価格は1BTCあたり1,…
12:16
暗号資産とは?広がりと注目の背景を初心者向けに解説
ビットコインや暗号資産はなぜ今、国家や企業から注目されているのか?世界的な広がりとその背景を、初心者にもわかりやすく解説します。
11:30
仮想通貨にまつわる5つの誤解|“しくみ”と考え方を整理する
仮想通貨に対する5つの誤解を、初心者向けにわかりやすく解説。簡単な答えと詳細な背景で正しい理解をサポートします。
11:21
堅調推移のビットコイン過去最高値に迫る、米株指数上昇で強気ムード継続
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+1.1%の1BTC=108,590ドルに。 過去最高値は、今年5月に記録した112,000ドル。 先…
09:23
米タイム誌『最も影響力のある企業100選』にコインベース、仮想通貨業界の政策牽引で選出
米TIME誌が発表した「最も影響力のある企業100選」に米国の仮想通貨取引所最大手であるコインベースが選出された。株価は先週最高値を更新した。
06/29 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルによるSEC相手の控訴取り下げやソラナ財務企業の株価暴落など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:28
BTCイールドとは?一株あたりのビットコイン量で企業価値を測る理由
BTCイールドはマイクロストラテジーが提唱し、メタプラネットも採用する“一株あたりのビットコイン保有量”で企業価値を捉える新指標。株式希薄化リスクやメリット、実際の数値をわかりやすく解説します。
11:30
ビットコイン下降チャネル上限届かず、PCE発表控え押し目形成の可能性に注意|bitbankアナリスト寄稿
今週の週次レポート 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン・オン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メキシコ大富豪のBTC価格上昇予測に高い関心
今週はメキシコ大富豪のビットコイン価格上昇予測、米テキサス州のビットコイン準備金設立法案成立、金融庁の仮想通貨規制審議に関するニュースが最も関心を集めた。
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。
11:26
イーサリアム取引量史上3位、価格低迷でもネットワーク急増
イーサリアムが6月25日に175万件の取引を記録し史上3位を達成。価格は低迷するもネットワーク活動は活発化、従来のアルトシーズン理論に変化の兆しになるか。
10:25
イスラエル当局、仮想通貨報酬によるスパイ容疑で3人逮捕=レポート
イスラエル当局がイラン諜報機関の工作員3人を逮捕。仮想通貨で報酬を受け取り、9000万ドル被害のノビテックス攻撃との時期的関連が注目されている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧