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「ビットコイン相場は回復に転じた可能性」SCB銀の新分析 米大統領選の影響や価格の分析も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場分析

英金融大手スタンダードチャータード銀行(SCB)は7日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの相場は回復に転じた可能性が高いとの見方を示した。同社の分析を入手した海外メディアが報じた。

The Blockの1日の報道によると、SCBは先週はビットコインが5万ドル(現レートで約773万円)から5万2,000ドル(同804万円)まで下落する可能性があると見ていた模様。一方で今回は、1日の5万6,500ドル(同874万円)が直近の底値になる可能性が高いと述べている。

SCBでFX・デジタル資産のリサーチ部門のトップを務めるGeoff Kendrick氏は、見方を変えた理由はマクロ経済の動向だと説明。米FOMC(連邦公開市場委員会)の先週の見解が予想ほどタカ派(金融引き締め傾向)ではなかったこと、それに加えて3日発表の雇用統計の状況を考慮したと述べた。

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FOMCとは

「Federal Open Market Committee」の略で、米国の金融政策を担う最重要機関のこと。

▶️仮想通貨用語集

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その上で、Kendrick氏はFOMCと雇用統計の結果が、ビットコイン現物ETFに2営業日の合計で5.95億ドル(約920億円)が流入するのに十分な内容であったと主張。以下の画像の通り、米国のビットコイン現物ETFは7営業日連続で純流出が続いた後、3日に純流入に転じている。

出典:Coinglass

米大統領選の影響

ほかにもSCBは、今年行われる米大統領選にも言及。ドナルド・トランプ氏が再選すれば、仮想通貨に肯定的な規制が整備されるだろうとSCBは考えていると述べた。これには、ビットコイン以外の仮想通貨の現物ETF承認も含まれると説明している。

トランプ氏については最近、仮想通貨への批判姿勢が軟化している様子が伝えられている。3月には米CNBCのインタビューで「今は仮想通貨を楽しむこともある」と発言。そして、自分自身でビットコインを購入することはないと否定したものの、決済手段として人々に仮想通貨の選択肢を与えることを示唆した。

一方、そのような見方はトランプ氏が大統領ではなくなったから言える立場であり、大統領になれば再び米ドルの覇権維持を最優先することになるとの指摘も出ている。

関連:米トランプ前大統領の仮想通貨への批判姿勢が軟化、決済手段としての有用性を一部認める

SCBは、これらの内容や米国債の状況などを根拠にビットコインの価格を今回も予想。24年末までに15万ドル(約2,320万円)、25年末までには20万ドル(約3,094万円)に到達する可能性があるというこれまでの予想を今回も維持した。

なお、米大統領選についてはSCBと同様の見方が他の有識者からも上がっている。日経新聞の先月の報道によれば、楽天ウォレットの松田康生シニアアナリストは、半減期後にビットコインの価格が1,800万円〜2,500万円まで上昇すると予想したという。

予想の価格に幅がある理由が米大統領選。この時に松田氏は「仮想通貨推進派の多い共和党が政権を取り戻せば2,500万円まで急騰する」と述べた。

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