はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米トランプ前大統領の仮想通貨への批判姿勢が軟化、決済手段としての有用性を一部認める

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨への姿勢が軟化

米ドナルド・トランプ前大統領は11日、米CNBCのインタビューで暗号資産(仮想通貨)についての見解を披露した。「今は仮想通貨を楽しむこともある」などと言及するなど、過去に批判的な論調だった態度を軟化させている。

自分自身でビットコイン(BTC)を購入することはないと否定したものの、決済手段として人々に仮想通貨の選択肢を与えることを示唆した。

2021年6月時点では、ビットコインについて「まるで詐欺のようだ」と批判的だった。しかし、2024年2月頃には「何らかの規制を行う必要はあるものの、ビットコインと折り合いをつけていくことは出来るかもしれない」などと融和路線へと転じていた。大統領選を控え、ビットコインなど仮想通貨支持層の取り込みも念頭にある可能性もある。

今年2月にトランプ氏オリジナルのスニーカーを限定1,000足発売した際には、仮想通貨で購入する人々が予想以上に多くいたことに驚いたと感想を伝え、ビットコインなどの仮想通貨は「新たな形式のクレイジーな通貨だ」と意見している。

一方トランプ氏は「人々に米ドルから離れてほしくない」として、自分自身ドルを使い続け、各国がドル離れしようとすることは許せないとも続けた。その上で、仮想通貨はそれ自身の道を獲得しているようにみえると指摘している。

関連米トランプ前大統領、ビットコインに前向きな姿勢に変化か

NFTリリースも変化の背景か

トランプ氏はオリジナルのNFT(非代替性トークン)コレクションを過去に何度か発売しており、これも同氏が仮想通貨に親しむ上で役割を果たした可能性がある。

直近では2023年12月に第三弾となるNFTコレクション「マグショット・エディション」をリリースした。ポリゴン(MATIC)のブロックチェーンを発行基盤としており、決済手段としてクレジットカードや仮想通貨を採用している。

関連: トランプ前大統領、逮捕時スーツ断片を含む新NFT「マグショット・エディション」を発売

アーカムのデータによると、2023年12月には240万ドル(当時約3.4億円)相当のイーサリアム(ETH)をコインベースに送金しており、NFT収益などを売却したとみられる。

関連: トランプ前大統領関連の仮想通貨ポートフォリオ、240万ドル分のイーサリアム売却か=Arkhamデータ

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

デジタルドルは批判

共和党の大統領候補者争いからは、これまでに仮想通貨を支持するビベック・ラマスワミ氏やロン・デサンティス氏が撤退し、トランプ氏の指示にまわっている。

トランプ氏は中央銀行デジタル通貨(CBDC)については国民監視のリスクがあるとして批判的な姿勢を取っている。1月の集会では、ラマスワミ氏からも米国のCBDCに関して問題提起するよう求められたとして、CBDCの創設を許さないと改めて強調した。

関連: 仮想通貨支持のラマスワミ候補、米大統領選から撤退

仮想通貨初心者向け特集

イチから学ぶ仮想通貨投資、ビットコインの買い方まで徹底解説 どれを買えばいい?仮想通貨(ビットコイン、アルトコイン)銘柄の選び方
人気銘柄別、日本国内の仮想通貨取引所、おすすめ5選 仮想通貨の仕組み【初心者向け図解】暗号技術と問題点について
CoinPostアプリで優位性を Twitter投稿が3億円の価値に|大企業も注目する「NFT」の仕組みと可能性
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
08:55
ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
08:10
SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
07:45
サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧