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人気ゲーム「アサシンクリード」の製作会社、仮想通貨イーサリアムのゲームアイテム開発か

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ユービーアイソフト、イーサリアムベースのゲームアイテム開発中か
世界的なヒット作を生み出しているフランスのゲームメーカーが、イーサリアムブロックチェーンなどゲーム内アイテムを購入できる「ブロックチェーンのマーケットプレース」を構築していると報じられた。

ユービーアイソフト、イーサリアムベースのゲームアイテム開発中か

ファークライやアサシンクリードなど世界的なヒット作を生み出している、フランスのゲームメーカー「ユービーアイソフト」が、仮想通貨イーサリアムベースのゲームアイテムを開発していると、地元の経済紙が報じた。

アサシンクリード

ユービーアイソフトの開発事情を知るという情報筋は、地元メディア「レゼコー」に対して、イーサリアムブロックチェーンなどゲーム内アイテムを購入できるように、ブロックチェーンのマーケットプレースを構築していると説明した。

ユービーアイソフトは、以前にもブロックチェーン事業参入の前兆として、2018年の中旬にブロックチェーンのハッカソンを開催したほか、2018年末よりブロックチェーンのプロトタイプゲーム「ハッシュクラフト」の制作を開始していた。

昨年のハッカソンに際し、ユービーアイソフトのブロックチェーン担当責任者であるAnne Puck氏は、ブロックチェーンに関わる理由について以下のように話していた。

ユービーアイソフトは、ブロックチェーンがもたらす恩恵をユーザーに提供することを重視している。ブロックチェーンはゲーム体験をより豊かにし、ゲーム世界のステークホルダーにする可能性を秘めている。弊社では、ブロックチェーンを自社開発のゲームに統合するイニシアチブを推進している。

ユービーアイソフトは以前まで、フランスの不明確なブロックチェーン規制を理由に、ブロックチェーンゲームのローンチ計画に否定的な姿勢を示していた。

裏を返せば、ブロックチェーン規制さえ整備されれば、同社のブロックチェーンゲーム・プロジェクトが公開される可能性も高まると言えるだろう。

ユービーアイソフトのような世界的大手ゲームメーカーが積極的にブロックチェーンゲームを開発することは、今後イーサリアムのみならず、その他のブロックチェーンの実利用、そしてエコシステムの拡大にも繋がると期待できる。

日本国内のブロックチェーンゲーム事情

日本では、人気dAppsゲーム「マイクリプトヒーローズ」や「クリプ豚(トン)」が市場を先行しているが、先日架空のアイドルを合成することでNFTを生み出すブロックチェーンゲームのベータ版が発表された。

株式会社ジーンアイドルは、画像生成AI・音声合成AIにより、ユーザーが自分だけの完全オリジナルアイドルを作り出すことができるA.I.dols Codebaseのβ版をリリース。生成したアイドルはブロックチェーン上でトークン化され、運営サーバ上ではなくユーザー同士での譲渡や保有が可能となる。

トークン化については、ICOVO AGが提供するトークンエコノミープラットフォームを使用しており、A.I.dols Codebaseは同社が手がける第一弾プロジェクトとなる。

2019年6月2日にリリースされたβ版は、イーサリアムベースのテストネット上で公開されており、無料でプレイ可能(https://gene-aidols.io/)となっている。

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