CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨イーサリアム、「セレニティ」に向けた最終フェーズへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアム2.0に向け、フェーズ0が仕上げ段階へ
仮想通貨イーサリアム2.0(セレニティ)のローンチに向け、コードフリーズ段階に入ったと公表された。新たなコンセンサス・アルゴリズムPoSへと遷移を伴うローンチ予定日(2020年1月3日)に向け、最終段階に突入した。

イーサリアム2.0に向け、フェーズ0が仕上げ段階へ

イーサリアム財団の開発者Danny Ryan氏は、イーサリアム2.0(セレニティ)のローンチに向け、フェーズ0がコードフリーズの段階に入ったことをツイッター上で公表した。

コードフリーズとは、ソフト開発の終盤で意図的にプログラミングの追加や機能修正を停止させることを意味し、発見されたバグの修復のみを行い、ソフトの安定化を図るために行われるもので、いわばソフト開発の仕上げ段階のようなものといえる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

イーサリアム2.0では、現行のイーサリアムと異なり、PoWから新たなコンセンサス・アルゴリズムPoSへと遷移し、シャーディングなどの新技術も盛り込まれる。これにより、エネルギーの消費コストやスケーラビリティ問題などの解決に寄与するとされている。

イーサリアム2.0へ移行するための開発段階として、7つのフェーズが挙げられているが、今回コードフリーズされるのは一段階目となるフェーズ0だ。

フェーズ0では、主に以下のような機能が追加される。

フェーズ0:シャード未実装のビーコン・チェーン

  • Casper FFGを用いた、決済ファイナライズのための「PoS」ビーコンチェーン
  • バリデータがブロックを提案する際に、RANDAOを利用し、RNGを作成する
  • RNGのアウトプットからProposerとattestation committeeを組織化する
  • バリデータがクロスリンクを生成
  • フェーズゼロの詳細

次のフェーズ1で開発される機能の1つには、シャーディングが挙げられるが、この機能と上述したPoS(ビーコンチェーン)がイーサリアム2.0の屋台骨となる。

そのうちの1つが完成に近づいたことで、ようやくイーサリアム2.0の姿が見え始めた格好だ。フェーズ0のローンチ予定日は、2020年1月3日となっている。

CoinPostの関連記事

仮想通貨イーサリアム年初来最高値更新|次期大型アップデート、二つの新提案を承認
次期大型アップグレード「イスタンブール」に向け、二つの提案が承認。プリコンパイルとEVMのバージョン管理に関した機能となっている。ETH2.0に向けたプロセスが着実に前進。
ビットコイン市場の大幅下落要因と忽然と消えた20000BTCの大量ショート|仮想通貨市況
6月27日に149万円を記録した仮想通貨ビットコイン(BTC)は、乱高下を繰り返しつつ、本日9時時点で116万円まで急落した。海外取引所bitfinexで200億円分の大量のショートポジションが消滅したことも、さまざまな憶測を呼んでいる。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/05 日曜日
19:00
ふるさと納税受入額が約1兆円に、最新人気自治体ランキングTOP10
自治体のPR活動や魅力的な返礼品の充実により、受入額と受入件数は増加し続けています。本記事では、「ふるさと納税の寄附額の推移」や「人気の自治体ランキングTOP10」「ビットコインを受け取る方法」の3つを解説しています。
16:00
ふるさと納税とは|投資利益に対する税金を軽減できる仕組みを解説
ふるさと納税とは、応援したい自治体の活性化や地域振興を促すことを目的として、その自治体に「寄附」をする制度です。寄附額から2,000円を差し引いた全額を、所得税や個人住民税から控除され、自治体が定めた返礼品を受け取れます。
12:00
Phantomウォレット使い方、ソラナを使ったポイ活(エアドロップ)の始め方・セキュリティ対策
この記事ではソラナの主要なPhantomウォレットで、暗号資産(仮想通貨)のポイ活(エアドロップ)の始め方。リスクと安全対策を解説します。新規ウォレットの作成方法から、詐欺の事例、セキュリティ対策までを網羅。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|個人マイナーのBTC採掘成功に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインについて、個人マイナーのブロック生成成功、米マイクロストラテジーの買い増し、ARKのキャシー・ウッドCEOによる価格予想に関するニュースが最も関心を集めた。
05/04 土曜日
19:00
「Web3.0 - 分散型テクノロジーの未来」Gavin Wood(ギャビン・ウッド)氏講演レポート
この記事では、Gavin Wood(ギャヴィン・ウッド)氏の「Web3.0 - 分散型テクノロジーの未来」東京大学とMbSC2030共済の講演をレポート。社会での「真実」と「信頼」の役割や分散型社会の構築についての洞察、CBDCや経済分散化の討論を紹介します。
16:00
FXの「スワップポイント」とは|概念や特徴、おすすめ運用方法も解説
スワップポイントとは、2カ国間の通貨の金利差によって発生する利益または損失のことを指します。ポジションを保有する日数に応じて毎日発生し、仮想通貨のパッシブインカムに似たインカムゲインを期待できます。
12:00
米ブロック社1Q決算発表、DCAでビットコインを毎月購入へ
米ブロック社は2024年第1四半期(1~3月)の決算を報告。ビットコイン製品収益の10%で毎月ビットコインを購入する戦略も発表した。
12:00
ドージコインとシバイヌ 国内取引所の選び方・買い方、投資のポイント
代表的なミームコイン、ドージコイン(DOGE)とシバイヌ(SHIB)を取り扱う、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所を紹介。購入方法や今後の注目点、投資に役立つ詳細を解説。
10:00
「ソラナは第3の主要仮想通貨になる」フランクリン・テンプルトン見解
フランクリン・テンプルトンは、仮想通貨ソラナについてのレポートを発表。ビットコインとイーサリアムに続く第三の主要トークンになるとしている。
09:00
M・セイラー氏、ETHやSOLは有価証券であると主張
仮想通貨ビットコインを大量保有するマイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、イーサリアムなどのアルトコインは証券に該当すると主張。それらの銘柄の現物ETFは米国で承認されないだろうと述べている。
07:50
GBTCに約100億円の資金、1月デビュー以来初の純流入 
GBTCはローンチ以来78日連続ですべて純流出だったが、今回はデビュー以来初の純流入となった。
06:30
米4月予想外の失業率上昇、ビットコイン63000ドル台回復
仮想通貨ビットコインは4日、米国の4月雇用統計結果が予想を下回ったことでドル安が進行し、NYダウなどの主要株価指数の上昇に連動して63,000ドルの大台を回復した。
05/03 金曜日
16:00
FSL開発の次世代ブロックチェーンMMOゲーム「Gas Hero」とは
Gas Hero(ガスヒーロー)とは、日本でもブームになったフィットネスアプリ「STEPN」を生み出したFind Satoshi Lab(FSL)が開発・運営し、2024年1月3日にリリースされたNFTゲームです。エコシステムの暗号資産(仮想通貨)はGMTを基盤としています。
15:00
コインベースQ1決算報告、総収益は前期比72%増の2500億円
米大手仮想通貨取引所コインベースは、2024年第1四半期(1月~3月)の決算報告書を公開。総収益は前期比72%増の16億3,700万ドル(2,507億円)で、前年同期の7億7,200万ドルと比較すると2.12倍と好調な滑り出しとなった。
14:20
金融大手BNPパリバ、ブラックロックのビットコイン現物ETFへの投資が判明
金融大手BNPパリバがブラックロックのビットコイン現物ETFを購入していたことが分かった。ブラックロックは今後新たな流入の波を予測している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア