coinbase 情報（日本語要約）

Coinbaseは、米国のオンライン証券会社Webull Payとの戦略的提携を発表し、この提携によりWebull Payは、Coinbaseの「Crypto-as-a-Service（CaaS）」プラットフォームを活用し、暗号資産の取引、カストディ、ステーキング、そしてUSD Coin（USDC）の報酬プログラムなどの機能をユーザーに提供が可能となる。

Coinbaseは、一部の海外サポート要員が買収され、顧客データの一部が不正に流出した事件について詳細を公表した。流出したのは氏名や連絡先、取引履歴などであり、パスワードや秘密鍵、資産には一切影響がなかった。犯人側は2,000万ドルの身代金を要求したが、コインベースはこれを拒否し、代わりに同額の懸賞金を設けた。被害を受けた顧客には補償を実施し、米国内でのサポート強化や不審な出金への対策など、安全対策の強化を進めている。

2025年5月12日付でCoinbase社がS&P500構成銘柄に組入れられたことが決定した。暗号資産関連企業としては史上初となる。

Coinbaseは、2025年5月9日にBTC、ETHが24時間365日取引できるサービスが利用可能となることを発表した。CFTC登録のデリバディブ取引所としては初の試みであり、常時稼働する暗号資産市場と米国規制市場のギャップを解消する。

Coinbaseは、Deribitを29億ドルで買収する正式合意を行ったことを発表した。統合完了後は、DeribitはCoinbaseブランド下で流動性やマージン効率を高め、機関投資家向けに包括的でコンプライアンス重視のデリバディブ市場を目指す。

Coinbaseは、Riot Gamesと戦略的提携に伴い、タワーディフェンスゲームのLoLと、FPSゲームのVALORANT世界大会で公式ブロックチェーンパートナーに就任したことを発表した。Masters Torontoを皮切りに、MSI、Worlds、VCTなどで「Econ Report」や「Gold Grind」といった試合内通貨分析セグメントや、限定エモートアイコンのドロップ企画を提供する予定。両者はWeb3技術を活用した新たなユーザー参加型イベントも検討している。

Coinbase、Fabric Ventures、Animoca Brands、Founders Factoryは最大25万ポンドを支給するプログラムを英国で開始し、ブロックチェーンとAIスタートアップの市場適合と成長を後押しする。政府閣僚は「英国を世界有数のWeb3拠点に」と歓迎し、規制環境・人材・資本の優位性を生かした技術革新を経済成長の原動力と位置づけた。参加企業にはトークノミクス、GTM戦略、資金調達支援など専門サポートが提供され、英国を“消費国”から“創出国”へ導く構想である。

Coinbase Asset Managementは機関投資家向け長期BTCファンドCBYFを5月1日にローンチし、月次での入出金を可能とする。サードパーティのカストディ連携でカウンターパーティリスクを抑え、高利貸付や系統的コール売りを避けて年4〜8%の純BTC利回りを目指す保守的戦略である。推定運用枠10億ドル、アブダビのAspen Digitalがシード投資と配分パートナーを務め、現在は米国外投資家のみが対象となる。

SECとイリノイなど5州が訴訟を取り下げ、計45州がCoinbaseのステーキングを容認したことを発表した。一方、カリフォルニアなど5州は停止命令を維持しており、住民は推定9,000万ドル超の報酬を逸失している。Coinbaseは残る州にも訴え撤回を要求し、利用者選択と業界健全化の妨げを終わらせるよう呼びかけた。

Coinbaseは、PayPalとの戦略提携に伴い、PayPal USD（PYUSD）のUSD⇄PYUSD転換を無手数料で提供し、カストディと取引基盤を通じて世界規模での流通強化を発表した。両社はPayPalの大手加盟店ネットワークへの導入を推進し、オンチェーン決済や新たなユースケースを共同開発してステーブルコイン決済の利便性を高めていく。ステーブルコイン取引額は2023年の6.2兆ドルから2024年には22兆ドルへ急増しており、この提携は高速・低コスト決済の世界的普及を加速させる狙いとなる。

Coinbaseは、2025年Q1実績とQ2展望を発表した。2025年Q1の取引高は約8,000億ドルに達し、2024年通年に匹敵する過去最高を記録した。36種のパーペチュアルを追加し上場資産は150超となり、EURC-USDCペアなど革新的な市場で流動性が深化した。担保資産5種追加やポジション上限拡大で資本効率を強化し、Q2には担保範囲拡大・自動USDC報酬・RFQ導入などさらなる機能向上を予定である。

Coinbaseは、アメリカ全体では仮想通貨に対する前向きな動きが進む中、オレゴン州だけが過去の理屈でCoinbaseを訴えようとしているとアナウンスした。この訴訟は、連邦レベルでのルール作りを妨げ、業界の健全な成長を逆行させる行為である。Coinbaseはこの不当な動きに対抗し、顧客と業界の正当性を守り抜く姿勢を示す。