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SBI VCトレード、USDCレンディングを国内初提供 当初年率10%

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

一般年率を上回る高水準

国内大手暗号資産(仮想通貨)取引所のSBI VC トレードは、2026年3月19日より、世界的に普及する米ドル連動型のステーブルコイン「USDC」を対象としたレンディングサービスを開始すると発表した。

金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者による、ステーブルコインを活用したレンディングサービス提供は国内初となる。

USDCレンディングとは、ユーザーが保有するUSDCを同社に一定期間貸し出すことで、利用料(賃借料)を受け取る仕組みだ。貸出期間中に特段の手続きは不要で、満期日にはUSDCで元本と利用料が返還される。

海外の主要プラットフォームにおけるUSDCレンディングの年率は概ね3.5〜7.5%程度で推移することが多い。今回の当初年率10%はこの水準を上回るもので、開始を記念した12週間限定の金利となっている。

通常時も12週間満期で年率5%程度を予定している。ただし、マーケット環境によって年率は変動し、状況次第で新規募集を停止する場合があるとした。

USDCレンディングのメリット

USDCレンディングのもう一つの特徴として、ドル建て資産を保有できる点が挙げられる。

USDCは米ドルに連動したステーブルコインであるため、保有中は実質的に米ドル建ての資産を持つことと同義となる。

円安ドル高が進行する局面では、円換算での資産価値が上昇する可能性がある。レンディングによる年率5〜10%の利回りに加え、為替の動向次第ではさらなる恩恵を受けられる場合も考えられる。

ただし、ドル円などの為替変動は双方向であり、円高局面では円換算での資産価値が下落するリスクもある。また、レンディング収益とは別に為替差益も課税対象となる点には留意が必要だ。

円建ての資産と組み合わせた分散保有の選択肢として検討したい。

関連:仮想通貨レンディングとは?メリット・デメリットやおすすめ取引所を徹底解説

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税制上の特徴と申込条件

USDCレンディングの収益は雑所得として総合課税扱いとなる。銀行の外貨定期預金の利息が所得に関係なく一律20.315%の源泉分離課税となるのに対し、年間の雑所得が20万円以下の場合(他に雑所得がない等の条件を満たす場合)は申告不要となる。

なお、20万円を超えた場合の最大税率は所得税と住民税を合わせて55.945%に達する点には注意が必要だ。

申込上限は1回の募集につき1口座あたり5,000USDC(約79万円)で、複数申込は受け付けない。1募集あたりの貸出可能額は原則100万円以下となっている。また、原則として中途解約はできず、貸出期間中はUSDCの売却・担保設定などの処分もできない。申し込みは先着順で承認される。

USDCとは

USDC(USD Coin)は、2025年に大型IPOを果たした米Circle社が発行する米ドル連動型のステーブルコインだ。

裏付け資産は現金および米国債で構成され、信頼性の高い金融機関に保管される。第三者機関による月次の証明報告も実施されており、発行体としての透明性の高さが際立つ。

関連: ステーブルコイン「USDC」の買い方と特徴|SBI VCトレードでの購入方法を解説

国内でUSDCを一般向けに取り扱うのは現時点でSBI VCトレードのみ。同社は電子決済手段等取引業者のライセンスを保有しており、2025年3月26日から販売所でのUSDC売買サービスを提供している。

USDCの存在感は国内外で急速に高まっている。みずほ証券のレポートによると、USDCの2026年累計調整済み取引量は約2.2兆ドルに達し、テザー(USDT)の約1.3兆ドルを上回った。USDCが調整済み取引量でUSDTを超えるのは2019年以来初めてだ。USDCの時価総額は約790億ドルと前年比72%増で急拡大しており、現在30のブロックチェーン上で流通している。

関連: USDCが調整済み取引量でUSDTを上回る、みずほ証券がサークルの評価引き上げ

サービスの位置づけと今後の展開

SBIホールディングスは2025年3月、Circle社と日本市場でのUSDC普及を目的とした合弁会社設立に向けた契約を締結している。国内でUSDCを独占的に取り扱う同社はUSDCの国内唯一の取扱業者として、レンディングへの展開を進める。

なお、USDCはステーブルコインであり法定通貨ではないため、国や特定機関による価値の保証はない。また、同社が破綻した場合、貸し出したUSDCの返還を受けられないリスクがある点は留意が必要だ。貸し出したUSDCは資金決済法に基づく分別管理の対象外となっている。

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