はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム共同創設者ブテリン氏、Dencun後の改善点を語る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムの今後の改善点

暗号資産(仮想通貨) イーサリアム(ETH)の共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は28日、新たなブログ記事にて、Dencunアップグレード後のイーサリアムについて技術的な提案を行った。

イーサリアムでは13日に大型アップグレード「Dencun」が完了し、EIP-4844(プロトダンクシャーディング)が実装された。

イーサリアムのブロックに添付する一時的なデータパケット「BLOB(ブロブ)」の導入により、レイヤー2のネットワーク手数料(ガス代)が大幅に引き下げられたところだ。

関連: レイヤー2のBaseやStarknet、イーサリアム「Dencun」で手数料大幅減

ブテリン氏は、Dencun後に、スケーリング(規模拡張)に関する根本的な問題は解決したと指摘しつつ、今後は、各ブロブを最適化するロールアップ機能の改善などの作業がまだ必要だと述べている。

ロールアップとは

メインのブロックチェーンのセキュリティを活用しながら、トランザクションの一部をオフチェーン(ブロックチェーン外)で処理することにより、ネットワークの混雑解消を図るスケーリング・ソリューションのこと。

▶️仮想通貨用語集

関連: 「イーサリアムが有価証券でもETF化は可能」ブラックロックCEO

DASの実現に焦点

ブテリン氏は、まずイーサリアム開発の次の段階では、データ可用性サンプリング(DAS)の実現に焦点が当てられる可能性が高いと述べた。

背景として、ロールアップ中心のロードマップの重要な部分としては、個別のデータ可用性スペースというアイデアがあったとしている。このスペースは、イーサリアムのブロック内の特別なセクションで、ロールアップなどレイヤー2プロジェクトのデータを保持する部分だ。

EVM(イーサリアム仮想マシン)からはアクセスできないため、ブロックとは別に、データ可用性サンプリング(DAS)と呼ばれるテクノロジーを使用して検証できる。

これにより、各ノードは少数の小さなサンプルをランダムにチェックするだけで、データが正しく公開されたことを検証可能だ。ブテリン氏は、これが実装されると、ブロブのスペースが大幅に拡張される可能性があると述べている。

また、まずPeerDASと呼ばれるDASの簡易版が適用される可能性が高いとも続けた。これを使用すると、ブロブ全体ではなくデータの8分の1など部分的にダウンロードできるため、より多くの単独ステーカーがネットワークのセキュリティ保護に参加できるとしている。

ブテリン氏はDASの他に、レイヤー2の重要な改善分野も指摘した。例えば、トランザクションのバイトサイズを減らすためのデータ圧縮技術や、Plasmaによりデータを例外的な状況でのみレイヤー1に投稿することを挙げている。

また、実行関連の制約とセキュリティを継続的に改善していく必要があるとも続けた。

ブテリン氏は最後に、イーサリアムはより完全な独立した「分散型技術スタック」にアップグレードされたとして、次のように述べている。

イーサリアムは「集中型テクノロジー」の大部分を完全に置き換えるものであり、そうしたテクノロジーにはない機能も提供する。私たちは、こうした広範なエコシステムを念頭に置いて開発していく必要がある。

関連: イーサリアム共同創設者ブテリン氏、きたる”量子コンピュータ”時代に備えたハードフォークを提案

関連: 仮想通貨とAI(人工知能)の有益な交差点とは? ブテリン氏が4つの事例を解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/25 月曜日
15:13
ムーンペイ、ChatGPTに仮想通貨購入機能として統合 会話の中でビットコインなどを購入
ムーンペイがChatGPTアプリストアに統合され、チャット内でビットコインやSOLなど100銘柄超の仮想通貨をApple Pay等で購入可能になった。
14:29
ヴィタリック、イーサリアム財団の役割再定義を表明 ETH売却を抑制し長期存続へ
イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が、イーサリアム財団(EF)の方向性についてXで自身の見解を発表した。EFを「エコシステムの中心」から「1つのノード」と位置づけし、CROPS領域への集中とAI活用の形式検証などを優先課題として提示した。
12:36
テスタ×千野剛司対談レポート 資産防衛でビットコイン購入、税制改革で市場構造が変わる|Binance Japan Pizza Day 2026
個人投資家テスタ氏とバイナンスジャパン代表・千野剛司氏がBinance Japan Pizza Dayで対談。税制見直し、ステーブルコイン、RWAなど業界の転換点を株式投資家の視点で語り合った。
12:04
ハイパーリキッド最高値更新 アナリストが指摘する3つの買い支えメカニズム
仮想通貨HYPEの上昇についてアナリストが分析。ETF上場よりも、取引手数料による買い戻しなど3つの要因が価格の後押しになっているとの見解を示した。
11:30
ビットコインの見かけの需要、年初来最低水準に=アナリスト
CryptoQuantのデータによると、ビットコインの見かけの需要が2025年12月以来の最低水準に低下。現物需要の回復なき先物主導の上昇には限界があるとの分析が示された。
10:30
韓国で仮想通貨への課税撤廃求める署名5万人超 常任委員会での審査要件満たす
韓国で2027年1月に予定される仮想通貨への22%課税撤廃を求める署名が5万人を超え、国会常任委員会への付託要件を満たした。株式との格差に反発する投資家の声が高まっている。
09:47
エルサルバドル、7日間で8BTCのビットコイン追加購入 保有量7662BTC超
エルサルバドルのビットコイン局データによると、同国のビットコイン保有量が7,662.37BTCに到達。直近7日間で8BTCを追加取得し、総評価額は約5億9,054万ドルに上る。
08:30
セイラー氏、「今週はビットコインでなく債券を購入」 「充電期間」と示唆
ストラテジーのセイラー氏がX投稿で今週のビットコイン購入見送りを告白。「BitVac充電中」と次の大口買いを示唆し、市場関係者が注目している。
08:00
ビットコイン現物ETF「10日で9日流出」は買いシグナルか、Santimentが逆張りの論理を分析
Santimentが5月第3週レポートを公開。ビットコイン現物ETFの10日で9日流出を個人投資家の投げ売りと分析し、MVRV・ホルダー数など複数のオンチェーン指標が積み増しの好機を示すと解説。
05/24 日曜日
11:30
ビットコイン、中東停戦期待を下支えに200日線再突破が焦点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場は今週、米・イラン停戦交渉への期待感を背景に1230万円台で底堅く推移。原油価格や米金利の動向が上値を抑えるなか、停戦合意が実現すれば200日移動平均線の突破も視野に入る。
09:30
今週の主要仮想通貨材料まとめ(5/22)|トランプメディアのBTC現物ETF申請撤回・HYPE価格高騰など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
09:25
週刊仮想通貨ニュースまとめ(5/22)|金融庁の海外ステーブルコインの内閣府令改正・ビットコイン次回半減期カウントダウンが話題に
今週は、米政府のビットコイン準備金法整備の進展、ビットコインの次回半減期、金融庁の外国発行ステーブルコインの内閣府令改正に関する記事が関心を集めた。
05/23 土曜日
14:00
米バンカメ、84億円相当仮想通貨ETF保有を開示 ビットコイン増加・ETH減・XRP維持
米金融大手バンク・オブ・アメリカが2026年第1四半期の13F報告書を提出。ビットコイン・イーサリアム・XRP・ソラナのETFを合計約5300万ドル分保有し、株式含む仮想通貨関連総額は22億ドルを超えた。
13:25
カルシとポリマーケット、米控訴裁判所で敗訴 違法賭博訴訟は州に差し戻し
米国の控訴裁判所は、予測市場大手カルシとポリマーケットが求めた州裁判の一時停止を却下した。違法賭博をめぐるネバダ州・ワシントン州との訴訟は州裁判所で続行される。
12:00
米グレースケールのHYPE現物ETF申請、修正案を再度提出 3本目のETF実現間近か
仮想通貨資産運用企業グレースケールがHYPE現物ETFの第3次修正申請を提出した。承認されればビットワイズ・21シェアーズに続く3本目のHYPE ETFとなる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧