はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨リブラの発行で方針変更か 法定通貨バスケット案以外も視野

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リブラ、バスケット案以外も視野
リブラプロジェクトの責任者は20日、効率的な支払いシステム実現の為にバスケット案ではなく各国法定通貨にペッグした複数のステーブルコインを用意する方法も検討していると語った。先日にはG20で規制なしの発行は認めないとする規制方針が示されている。

リブラ、バスケット案以外の案も検討中

フェイスブック主導の仮想通貨リブラの専用ウォレット企業「カリブラ」にCEO David Marcus氏は20日、各国の単一法定通貨にペッグしたステーブルコインの発行も視野に検討していることがわかった。ロイターが報じた。

リブラプロジェクトはこれまで、日本円、米ドルなど複数の法定通貨を価値の裏付けとするバスケット型の通貨作成に取り組んできたが、米ドルなど単一の法定通貨に紐づくステーブルコイン発行の検討にも入った。

同氏は、バスケット案が望ましいとしながらも、柔軟な対応の重要性にも触れたという。規制クリアの先行き不透明性から、事業の方針を変更する可能性があるとする見方もある。

Marcus氏は、リブラの主要目標は今よりも効率的な支払いシステムを作り出すことだとした上で、「バスケット案の代わりに一連のステーブルコイン、すなわち米ドルのステーブルコイン、ユーロのステーブルコイン、ポンドのステーブルコインなどを使うことによっても達成することができる」と述べた。

また、目標達成のための手段は他にもいくつかあり、複数のステーブルコインを作る案はその一つに過ぎず優先されるわけではないとの事業方針を示した格好だ。

閉幕したばかりのG20財務相・中央銀行総裁会議でも「厳格な規制を設け、リスクに対応できることができるまでは発行を許可すべきではない」との同意が行われるなど、厳しい状況との指摘も相次ぐリブラプロジェクト。資金洗浄リスクなどでも各国から批判的な意見も見られている。

参考:G20 リブラ規制で合意 規制なしの発行認めず

このような状況の中、リブラの2020年6月のローンチ予定についてMarcus氏は「全ての正当な懸念に対処し規制当局の承認を得ない限りプロジェクトが進むことはなく、予定は私たち次第というわけではない」と遅れる可能性を示唆している。

CoinPostの関連記事

リブラ責任者「大手7社の参加辞退の意思を尊重する、問題はない」
フェイスブックが主導する仮想通貨リブラの責任者David Marcus氏が、大手7社が運営組織への参加を辞退したことについて、「全く問題ない」と発言。新たに参加を希望し、基準を満たしている企業・団体が1800あるという。
日銀、デジタル通貨発行検討せず 仮想通貨リブラ関連で質疑
黒田日銀総裁は、中銀発行デジタル通貨がG20内で具体的に議論になってないとした上で、日銀主体の発行も具体的な検討はないと否定。一方、民間の国際決済・送金領域の効率化はBISを中心に検討していく意向を示した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/19 金曜日
06:40
ビボパワー、韓国ファンドに4.5億XRP相当のリップル株式を調達へ
ナスダック上場のビボパワーがデジタル資産部門を通じて韓国の資産運用会社リーン・ベンチャーズ向けに3億ドル相当のリップル・ラボ株式を調達する。
06:12
台湾政府が210BTCの押収ビットコインを保有、世界10位の政府保有者に
台湾の法務部が犯罪捜査で押収した210枚以上のビットコインを保有していることを明らかにした。戦略的備蓄の検討も進んでいる。
05:55
2026年までに米国で100超の仮想通貨ETF上場を予測、ビットワイズ
米資産運用会社ビットワイズが2026年までに100本以上の仮想通貨ETFが米国で上場すると予測した。SECの一般的な上場基準公表により規制が明確化され、発行障壁が低下したことが背景にある。
05:40
ビットワイズ、スイ現物ETFをSECに申請
仮想通貨運用会社ビットワイズがスイトークンを追跡する現物ETFの登録を米SECに申請した。コインベース・カストディが保管を担当し、キャナリー・キャピタルや21シェアーズも同様のETFを申請している。
12/18 木曜日
22:21
ステーブルコイン「$U」がBNBチェーンとイーサリアムで始動
ユナイテッド・ステーブルズが新ステーブルコイン「U」をBNBチェーンとイーサリアムでローンチ。USDC、USDT、USD1で1対1裏付け。PancakeSwap等の主要DeFiプロトコルと初日から統合、AI経済向けにEIP-3009とx402をサポート予定。
18:27
ユニスワップ、1億UNI焼却提案の最終投票開始へ 流通量の16%
分散型取引所ユニスワップが1億UNI焼却を含む「ユニフィケーション提案」の最終投票を12月19日に開始。可決されれば手数料スイッチが起動し、UNIトークンは収益を生む資産へと転換する。
17:22
YO Labs、トークン化ゴールド「yoGOLD」の事前預入を受付開始
YO Labsがトークン化ゴールド(XAUt)で利回りを獲得できるイールドボールト「yoGOLD」を発表。金を預けて利回りを得られる。現在、事前預入を受付中。
16:43
トランプ大統領、次期FRB議長に「大幅利下げ支持」と宣言 
トランプ米大統領が次期FRB議長について「大幅な金利引き下げを支持する人物」と表明。金利1%以下を主張し、FRBの独立性を巡り議論を呼んでいる。QT終了や史上最大の税還付シーズンと相まって、仮想通貨市場への影響が注目される。
15:08
ハイパーリキッド、約1557億円相当のトークンをバーン認定へ 供給量13%削減目指す
分散型デリバティブ取引所ハイパーリキッドが約1,557億円相当のHYPEトークンをバーン認定する提案を発表。承認されれば流通供給量の13%が永久除外される。取引手数料の99%を自動買い戻しに充てるアシスタンスファンドのトークンが対象で、秘密鍵のないアドレスに保管され引き出し不可能。バリデーター投票は12月24日締切。
13:45
ソラナ、テストネットで耐量子署名を導入 量子コンピュータ対策で業界をリードか
ソラナ財団は量子コンピュータの脅威に備え、テストネットに耐量子署名を導入した。Project Elevenとの提携により実証実験に成功し、実用的な量子耐性が確認された。
13:15
仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出
米上院議員がビットコインなど仮想通貨関連の詐欺に対策する法案を提出した。米財務省や規制当局が連携するタスクフォース設置を目指している。
12:35
バイナンス、7つの個人・団体をブラックリスト入り
バイナンスが7つの個人・団体をブラックリスト指定。詐欺行為の通報者に最大500万ドルの報奨金。内部情報漏洩事件を受け、上場プロセスの透明性を強化。
11:55
ビットコイン一時9万ドル回復も急反落、市場の脆弱性露呈と日銀会合への警戒感が台頭
ビットコインがFRBハト派発言で9万ドルまで急騰後、88,500ドル付近に反落した。過去2日間でBTC・ETHのETFから10億ドル超の純流出を記録し、市場構造の脆弱性が露呈。日銀利上げ観測と米CPI発表を控え、短期的な下押し圧力が継続する見通し。
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産が93兆円突破、トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧