はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Bitfinexトップトレーダーが語る「仮想通貨市場の強気トレンドに懐疑的な理由」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

クジラの弱気見解

マーケットデータを分析するBitfinexの著名トップトレーダーJoe007は、現マーケットの需給関係や資金流入の関係から、一概に強気相場とは捉えることはできない、と論じた。

半減期まで100日をきる中で1万ドルの重要な節目を控えるビットコイン市場は、年初から好調な推移を維持している現状も踏まえ、強気相場到来の可能性が多方で指摘されてきた。新規発行通貨量が制限される半減期は、需給関係にも影響する仮想通貨業界特有のファンダメンタルズとして捉えられるもので、過去の価格上昇トレンドと一致してきた経緯もある。

Joe007が指摘するのは、あくまでも現在の市場状況。資金のインフローに弱さがあると指摘する。

法定通貨の代わりに仮想通貨市場で圧倒的なシェアを持つテザー(USDT)の流入を分析、「実際、昨年7月からUSDTの資金増加はすでに低迷しており、現在強気相場の真っ最中とは言い難いと考えている」、と市場を裏付ける資金流入が弱いと説明した。

「価格トレンドは魔法のように起きるのでなく、需要と供給の不均衡と法定通貨の流入出によるもの」と、トレンドを見る上でもマーケットデータの重要性を強調している。

半減期などの強気相場に影響する適切なファンダメンタルズを無視していると指摘するコメントに対しては、「法定通貨の流入が確実に見えてくるなら強気を認めるが、それ以外はただの見せかけだ、実質的効果はまるでない」と反論している。

市場の流入ポイントとは直結しないが、一つの参考データとして利用される「CoinMarketCapのデータのUSDT時価総額」では、2019年7月(40億ドル)から、約6億ドル相当(46億ドル)時価総額が増加している。これは約15%の増加を示すデータに相当する。

ちなみに、テザーによる価格操作が指摘された2017年1月〜2018年1月(バブル崩壊まで)のサイクルは、時価総額200%増加している。

CoinPostの注目記事

アルト市場の回復トレンド、仮想通貨取引データが裏付け=バイナンス
仮想通貨取引所大手バイナンスのリサーチ部門、バイナンス・リサーチが1月の仮想通貨市場概況を発表。好調を維持したアルト市場を裏付ける現物・先物・OTCの取引状況が明らかになった。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/03 木曜日
18:23
Aptos LabsがYellow Cardと提携、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金開始 
Aptos LabsとYellow Cardが提携し、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金サービスを開始した。USDT・USDC対応で即時決済を実現し、数百万人のユーザーがステーブルコインをより迅速かつ手頃な価格で利用できるようになった。
18:10
ストラテジー社のビットコイン財務戦略:価値創造と潜在リスクの両面
米国のストラテジー(マイクロストラテジー)などビットコイントレジャリー企業の財務モデルを軸に、株式を通じた投資の仕組みやレバレッジ効果、税務上のメリットなどを解説。日本のメタプラネットなど類似上場企業の動きも取り上げ、再現性の条件やリスク要因を多角的に考察する。
17:26
スイスFINMA規制のAMINA銀行、リップル社RLUSDを世界初サポート
スイス金融監督局(FINMA)規制下のAMINA銀行が、リップル社の米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」の取扱いを開始。時価総額660億円超のRLUSDをサポートする世界初の銀行として、機関投資家向けに保管・取引サービスを提供。
16:14
米仮想通貨取引所コインベース、「LiquiFi」買収でトークン発行支援事業強化へ
米コインベースがトークン管理プラットフォーム「LiquiFi」を買収。トークン発行者を初期段階から支援するプラットフォームであり将来的に機関投資家向けサービスにも統合予定だ。
16:02
オルタナ信託設立とProgmat・ALTERNAの協業深化
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券特化の信託会社「オルタナ信託」を設立。Progmatと協業し、ST発行・管理基盤を導入。ST市場の効率化と拡大を目指す。
12:04
ビットコイン反発で11万ドルに接近、Bitfinex分析ではQ3の季節性要因を警戒
仮想通貨取引所ビットコインは前日比+2.6%の108,733ドルまで上昇。Bitfinexレポートによると、4月安値から50%反発後は10-11万ドルのレンジ相場に移行し、第3四半期の季節性要因で平均リターン6%の「最弱四半期」を警戒する。一方、米国初のソラナステーキングETFが取引開始し初日3,300万ドルの好調なスタートを記録。
09:50
「ビットコイン保有者の大多数が含み益、HODLが主流に」Glassnode分析
Glassnodeの週次レポートによると、仮想通貨ビットコイン投資家の大多数が含み益状態で、長期保有(HODL)が市場の主要メカニズムになっている。
09:31
米SIFMA、証券トークン化の規制作りでSECに要望書簡送付
米SIFMAはSECに対し、RWAに分類される株などの証券のトークン化に対する規制整備について提案を行った。オープンで透明性の高いプロセスを通して、ルールを作るべきだと主張している。
08:55
米テック富豪ら、仮想通貨向け銀行「Erebor」設立を計画=報道
ピーター・ティール氏らテック投資家が仮想通貨企業向け銀行Erebor設立を計画。全米銀行免許を申請、シリコンバレー銀行の後継を目指す。
08:20
米上場の中国系アパレル企業アデンタックス、ビットコインを最大12000BTC買収へ
ナスダック上場の中国系企業Addentaxが最大1万2000BTCの買収で基本合意。約13億ドル相当を株式交換で取得予定、5月発表の8000BTCから規模拡大。
07:55
ブラックロックのIBIT、手数料収入が「S&P500ETF」超え
ブラックロックの仮想通貨ビットコインの現物ETF「IBIT」は、同社のS&P500のETFよりも手数料収入を生み出していることがわかった。IBITはビットコインETFの資金フローを主導している。
07:30
ドル指数が2022年以来の安値に、ビットコインや金に与える影響と今後の見通し=Cryptoquant分析
Cryptoquantが2日に発表した分析によると、ドル指数が2022年来安値を記録する中、ビットコインは膠着状態が続く。長期保有者の含み益減少も指摘。
06:55
ビットコイン、2025年後半に20万ドル到達目標を維持=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のケンドリック氏がビットコイン20万ドル予測を維持。ETFや企業購入の拡大により2025年後半に史上最大の上昇を見込むか。
06:10
リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き
リップルが米通貨監督庁に国家銀行免許を申請。RLUSDステーブルコイン規制対象化とサークルとの競争激化が注目される。
05:50
オープンAI、ロビンフッドの株式トークン化サービスとの提携を否定 未承認でトークン発行か
OpenAIがロビンフッドの株式トークンサービスへの関与を公式否定。未上場企業トークン化における先買権問題が浮き彫りに。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧