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仮想通貨ビットコインの半減期トレンド、株式市場にも波及

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Canaanの株価が急騰

仮想通貨の半減期トレンドが、株式市場に波及している。

米ナスダックに上場した中国の大手仮想通貨マイニング企業Canaanの株価(CAN)が、12日に82.73%急騰した。

12日の終値は1株8.04ドル(約883円)。始値が4.42ドル(約486円)で、一時は8.69ドル(約955円)の高値をつけた。出来高に関しては、11日までの一日の平均が25万株なのに対し、12日は1000万株を超えている。

出典:The Block

Canaanの株価は、2019年11月の上場以来、存在感が薄かった。12日朝の株価は上場時と比較して50%安の低価格水準に。TheBlockのアナリストは、マイニング機器製造企業に対して市場は強気であっても、Canaanの株価が伸び悩んでいたと指摘している。

株価下落に影響したのが、現在世界が警戒している新型コロナウイルス。中国株式市場の警戒感の煽りを受けただけでなく、マイニング企業の業績に与える影響が警戒された。

具体的には、大手中国ビットコイン採掘業者BTC.topは、マイニングファームの業務を警察に強制的に停止。春節から引き続き企業の業務を休止した影響で、Canaanを初めBitmainやMicroBTも、マイニング機器の生産・出荷が追いつかず、納品予定日に間に合わない状況が続いている状況が報じられた。

関連:中国で仮想通貨採掘業務の強制停止事例

状況が好転したのは、1日当たりのコロナウイルスの新たな感染者数が約2週間ぶりの低水準となり、感染拡大の経済的影響を巡る投資家の懸念が和らいだことで、7営業日の続伸を記録した中国株式市場の状況変化と、株式市場でマイニングの上場企業の株価が軒並み高騰したタイミングだ。

マイナーの多くは、5月に予定されるビットコイン(BTC)の半減期などを想定し、古いマイニング機器の買い替えを行っており、ハッシュレートや電力消費に関して、より性能の高い機器への需要が高まっている。

半減期を目前に迫る中で駆け込み需要高など、マイニング関連業者への期待感で買い強まった。

実際にHut 8、Bitfarms、Argo Blockchainといった他のマイニング上場企業の株価も、今年に入ってそれぞれ76%、90%、28%上昇しており、仮想通貨ビットコインの半減期トレンドが株式市場へ波及している。

一方、Canaanの株価急騰を警戒している市場関係者もいる。その根拠は上述した新型コロナウイルスの蔓延と今後の対応に伴う不透明性だ。マイニング機器の生産・出荷が遅れれば、企業の収益にも影響が出る可能性が拭えないためだという。

米国のルール(GAAP)では、実際に機器が配達されないと企業収益として計上できない。最も影響を受けそうな今四半期の期限は3月31日である。期限までに配送しないと頭金なども収益として計上できないため、特別な好材料のないCanaanの株価の上昇は理解できないと指摘している専門家もいる。

大手マイニング企業が明かす「ビットコイン半減期の見立てと仮想通貨投資戦略」=Bitfury紺野勝弥
国内仮想通貨取引所の元関係者で、マイニング大手Bitfury日本代表 紺野氏に独占取材。「BTC=3000ドルラインでも利益が出せる」など、ビットコイン採掘の最新動向について詳しく語った。
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記事提供:THE BLOCK
著者

Celia Wan

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