はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

次世代イーサリアム、仮想通貨のステーキング公式ポータルの詳細が明らかに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアム2.0ステーキングの公式ポータル詳細開示

早ければ今年夏にフェーズ0のリリースが期待されるイーサリアム2.0にて、ステーキングのための公式ポータル「Ethereum 2.0 Launchpad」が現在開発中である。

イーサリアム開発関連企業ConsenSysのリサーチャー、Ben Eddingtonがブログ投稿で明かした。またそのユーザーインターフェースの詳細もTwitterで紹介されている。

ポータルはConsenSys Codefi、DeepWork Studio、イーサリアム財団が共同開発したもの。イーサリアム2.0では、現在のアルゴリズムであるPoW(プルーフオブワーク)からPoS(プルーフオブステーク)へと移行するが、このポータルからはイーサリアム2.0ネットワークのバリデータ(承認者)として登録することができる。

バリデータは、新たなブロックを生成し、ネットワークのセキュリティを担う重要な役目を果たす。

バリデータとなるには、「32ETH)」をプラットフォームに預ける必要があり、報酬としてネットワーク防御に使用されたETHの量に応じて、年間2〜18%が見積もられる。執筆時の価格(1ETH=22,000円)で、デポジット価格32ETHは約70万円に相当する。

イーサリアムネットワークで重要な位置づけを担うバリデータが誤った行動を取らないよう、PoSコンセンサスルールに準拠させるためのインセンティブや罰則も準備される。

32ETHのデポジットにより、ユーザーはバリデータノードを実行し、報酬を獲得し、Ethereum2.0ネットワークのセキュリティ保護に参加する権利を与えられる。

作り込まれたUXデザイン

ConsenSysプロダクトマネージャーのJimmy Ragosaがツイッター投稿でこの公式ポータルのUXデザインを詳しく分析している。

ポータルのユーザーインターフェイスは、ステーキング資金の入金、ハードウェアの構成、ペナルティも含む関連リスクなどをユーザーが理解できるように、丁寧に設計されている。

上図のように、ステーキング報酬の量を示すチャートも存在。

さらにバリデータとなるに当たって、サインアップの各プロセスで、説明やリスク開示の文章も現れる。

例えば「責任」という項目では、上図のように、「活発にコンセンサスに参加するバリデータだけが報酬を得る。ルールを守らない場合にはペナルティが課される」と説明文が表示され、ユーザーは読んだ上で承諾ボタンを押す仕様になっている。

開発に携わったプロダクトデザイナーのAndrej Berlinによると、バリデータとして登録したい人々がどのくらい背景知識を持っているかは把握できないため、丁寧に説明することで手違いが起こる可能性を最小限にしたかったという。

このプラットフォームは、イーサリアム2.0の公式ポータルとなる予定だが、まだいつ正式にローンチされるかは決まっていない。Twitter上の投票では、イーサリアム5周年となる7月30日の立ち上げを希望する声が多かった。

ステーキングは、長期保有して資産を動かさずとも仮想通貨を増やすことができる資産運用方法で、国内大手のコインチェックがサービスを開始するなど国内でも関心が急速に高まっている。詳しくは、以下の関連ページで解説している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。
08:55
ドイツ最大手銀行グループ『シュパーカッセ』、2026年夏に個人向け仮想通貨取引開始へ=報道
ドイツ最大の銀行グループSparkassenが方針転換し、個人顧客向けビットコインなど仮想通貨取引サービスを2026年夏に開始予定。EU規制整備を背景に3年ぶりの決定となる。
08:10
SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期
米証券取引委員会がビットワイズ社申請のイーサリアムETFのステーキング機能追加提案の承認判断を延期。投資家保護と公正な市場慣行への適合性について追加審査を実施中。
07:45
サークル、米国でナショナル・デジタル通貨銀行設立を申請
米ステーブルコイン発行企業サークルが米通貨監督庁にナショナル・トラスト銀行設立を申請。承認されればUSDC準備金の自己管理と機関投資家向け仮想通貨カストディサービス提供が可能に。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧