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「分散型金融と従来型金融の融合を加速させる」アルゴランド財団 CEO インタビュー

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アルゴランドインタビュー

アルゴランドは、「コンピュータ科学分野のノーベル賞」とも呼ばれるチューリング賞受賞歴のある米名門大学MIT教授、シルビオ・ミカリ氏が2019年に創設。

独自の「Pure PoS」プロトコルなどを特徴とする、アルゴランド財団のCEO、ショーン・リー(Sean Lee)氏に独占インタビューを実施。

DeFiやNFT関連などの分散型金融の将来について、そしてアルゴランド財団の今後や日本市場について、彼のビジョンを共有頂いた。

目次
  1. 自己紹介
  2. DeFiとの関わりについて
  3. NFTとの関わりについて
  4. ガバナンスについて
  5. 今後のアルゴランドについて
  6. 日本について

1)自己紹介

・まず、これまでの経歴を教えてください。

カナダのウォータールー大学でコンピュータサイエンスを専攻していた頃、テクノロジー分野に進みたいと考えていましたが、同時に金融業界にも魅力を感じていました。自分の進むべき道として、金融とテクノロジーの交差点のようなものを常に思い描いていました。これまでの私のキャリアは北米とアジアの双方で、この道を辿ってきました。

インターネット、電子商取引、クラウドコンピューティングに始まり、現在ではブロックチェーン技術やデジタル資産など、技術革新は絶えず繰り返されています。これまで20カ国以上で様々なプロジェクトに携わりましたが、主要なレイヤー1ブロックチェーンプロジェクトの1つであるアルゴランド財団での仕事はとても充実しています。

・ブロックチェーンに興味を持ったきっかけは何でしたか?

数年前からブロックチェーン技術には関心を持っていました。特に従来のシステムが持つ非効率性を解消するという点において、ブロックチェーンのもたらす可能性には魅力を感じていました。

大手の銀行や証券取引所でのグローバル展開プロジェクトに携わった経験から、分散型台帳技術が従来のシステムが抱えていた非効率性をどのように解消できるか、戦略的に検討した経験があります。

アルゴランド財団に直接携わる前は、銀行でいくつかのブロックチェーンプロジェクトに携わ李、香港のブロックチェーン分野のスタートアップ企業に対し、パブリックチェーンおよびプライベートチェーンプロジェクトの双方でアドバイザーをした経験もあります。

・過去に複数のブロックチェーンプロジェクトに関わったことがある、と別のインタビューで回答されていますが、その中でアルゴランドに集中して取り組むと決めたのはなぜですか?

個人的には、ブロックチェーン技術が開発者や諸機関に採用されるようになったことで、いわゆるキャズムを乗り越え、「ブロックチェーンは本物か」というタイプの議論は過ぎ去ったように思いました。

そしてブロックチェーン分野に転向する機会が訪れたとき、私にとっての優先事項は、オープンかつパーミッションレスな、長期的なエコシステムの維持をコアミッションとする、評判の良いプロジェクトを選ぶことでした。

創設者からコミュニティに至るまで、私が出会ったすべてのメンバーは、メインストリームへの採用と、社会的影響力を念頭に置いた特別なエコシステムの構築に情熱を持っており、それは私にとって理想的環境ともいえるものでした。

・アルゴランド財団のCEOとして、日々の仕事の中で心掛けていることはありますか?

常に心掛けていることはいくつかあります。

まず、「Crypto never sleeps(仮想通貨業界は眠らない)」という言葉がありますが、これはコミュニティや業界全体としてはまさにその通りです。私の組織では10カ国、そしてほぼ全ての主要なタイムゾーンにチームメンバーを配置しているため、イノベーションと活気あるエコシステムの構築に向け、リソースを最大限に活用することが何よりも重要です。

次に、メインストリームによるアルゴランド導入が勢いを増すにつれ、世界中の規制当局からの注目も高まってきています。アルゴランドは最高レベルの健全性と評判を持つプロジェクトです。私たちがリソースをいかに展開するか、また形成したパートナーシップについて可能な限りオープンかつ透明性の高いものであり続けることが、エコシステム全体にとって重要です。

また、これは私がチームメンバーに頻繁に言っていることですが、「仕事をしている間は楽しむこと」です。私たちは幸運にも、最先端の技術革新の真っ只中にいて、未来のデジタル社会の一部を作っているのですから。

2)DeFiとの関わりについて

・アルゴランドは、DeFiのどの部分に将来性を見いだしているのでしょうか?

DeFiは、私たちの知る従来の金融業界の風景を一変するものです。それはアクセス拡大の機会を解放し、金融アプリケーションをより使いやすい、包括的なものとします。

DeFiのユースケースとしては、単純な取引(ピアツーピアの支払いなど)を始め、ローン、資産取引、保険、取引所、資産のトークン化や、はるかに複雑でマルチパーティなアプリケーションまで多岐にわたります。

ただ、DeFiはまだ初期段階にあり、今後の大きな躍進の可能性を秘めています。DeFiが主流となって、実際のユースケースの代替手段となるためには、高い実行コスト、スケーラビリティとスピード、セキュリティの問題などを解決しなければなりません。

DeFiの発展のためには、次世代のオープンソースでパーミッションレスのブロックチェーンが必要です。これは、ブロックチェーンのトリレンマである「分散化」「スケーラビリティ」「セキュリティ」を解消し、実用に耐え得る取引速度と低い手数料を兼ね備えた基盤ネットワークを持つものでなければなりません。

アルゴランドは、多くの開発者にとってデファクトスタンダードともいえるプラットフォームとなっており、メインネットの立ち上げから1年も経たぬうちに多くのdAppsが構築されるなど、人気を博しています。私たちは、透明性と安全性を提供し、誰もが効率的に価値を創造し、交換する未来を構築したいと考えています。

DeFiは、未来の金融システムにおいて、皆が平等なチャンスを与えられるものだと思います。

・イーサリアムを中心に、短期間で急激な成長を見せたDeFiエコシステムの中で、アルゴランドはどのような存在であろうとしているのでしょうか?

アルゴランドは独自のレイヤー1規格、スマートコントラクトへのアプローチ、そして相互運用性フレームワークにより、DeFi組織が分散型テクノロジーの基本原理と価値を活用しつつ金融の未来を定義し、誰もが安全かつ効率的な方法で金融サービスの利用ができるようになることを目指しています。

アルゴランドをベースとしたDeFiプロジェクトには、プライベート投資プラットフォームの「Republic」、ミュージシャン向けのDeFiソリューション「Opulous」、デジタル証券の発行・管理プラットフォーム「Securitize」、東南アジアで銀行口座を持たない約3億人といわれる人々へ金融包摂を提供する世界初のマイクロアセット「ARCC.One」などがあります。アルゴランドのDeFiユースケースは、金融活動のさまざまな分野をカバーしており、急速なメインストリームによる導入を後押しするものとなっています。

DeFiは最終的に、安全な資金調達を求めるアーティストや東南アジアの銀行口座を持たない人々、企業の創業期に10ドル程度の投資をしたいと望む個人投資家、デジタル通貨での支払いを希望するものの使い方をまだよく知らない初心者など、一般ユーザーの金融ニーズに応えることができるはずです。

多くのDeFiプロジェクトでアルゴランドが選ばれているのは、完全に分散化された、スケーラブルで安全なブロックチェーンとして構築されているからです。アルゴランドのブロックチェーンは、新しいPPoS(ピュア・プルーフ・オブ・ステーク)の基盤と、従来の金融モデルから、将来的な分散型への移行を可能とすることに焦点を当てています。

こうした技術により、DeFi分野の他のプラットフォームを凌駕しているからこそ、私たちは「金融の未来(FutureFi)」を提唱しているのです。

関連:アルゴランド初のIDOを実施、DeFiプロジェクトが資金調達

3)NFTとの関わりについて

・ここ最近のアルゴランドでは、NFTに関する活動も増えているように見受けられます。アルゴランドはNFTのどの部分に将来性を見いだしているのでしょうか?

新興のNFT市場は、コンテンツ制作者、アーティスト、ゲーム開発者、ブランド、コンテンツ消費者、投資家、コレクター、ファン、そして買い手と売り手をつなぐマーケティングの場として、さまざまな関係者で構成されています。NFTの大いなる可能性は、コンテンツの制作者と消費者を民主化するところにあると思います。

アーティストにとってNFTは、短期的にも長期的にも、作品を収益化する新たな方法です。アーティストは、自分の作品をNFTとして流通させることで、自らの作品にアクセスしたい人と直接対話できます。

例えば作品を展示するために、売上から多額のパーセンテージを徴収したり、賃料を請求したりする展示場が必要なくなり、将来的な作品の取引を収益化する機会を得て、セカンダリーマーケットまたはシェアリング・オーナーシップの可能性を生み出すことができます。こうした民主化は、デジタルアート、物理的な作品、音楽、映像などにも及びます。

NFTでは、コンテンツ制作者が制作物の所有権を実際に持つことができるため、物理的なアートにはない様々な収益方法を生み出すことが可能です。

・NFTエコシステムの中で、アルゴランドはどのような存在であろうとしているのでしょうか?

アルゴランドは先駆的ブロックチェーンの1つとして、低コストでの取引と、迅速な取引を可能にする、ほぼ即時のブロックファイナリティ(ブロック作成の確定)により、NFT業界を豊かにしているといえます。

アルゴランドを他の従来型ブロックチェーンと区別する主な要因は、NFTの作成が容易であることです。作成されたNFTは高速かつ安全でコスト効率の良い、業界唯一の「フォークしないブロックチェーン」上に流通します。また重要な点はカーボンニュートラルであり、最適なCPUで環境に影響を与えないということです。

開発者やNFTプロジェクトにとって、アルゴランド上でNFTを構築するということは、当社のレイヤー1・アーキテクチャやASA(Algorand Standard Assets)機能など、カスタマイズ可能なオプションや独自の機能性を備えたインフラの恩恵を受けることを意味します。

またアルゴランドは、「分割NFT」アプローチにより、NFTスペースの流動性不足の問題解決に取り組んでいます。ASA機能はファンジブルトークンとノンファンジブルトークンの両方をサポートし、これにより分割NFTの作成が可能です。

アルゴランドを使ってNFTを構築し、それをファンジブル・アセットとして任意の数のパーツに分割することができます。さらに、アルゴランドはPPoS(ピュア・プルーフ・オブ・ステーク)アルゴリズムという独自のプロトコルにより、顧客のNFTを保護し、ネットワークの不正使用を防止し、分散化と安全性を実現します。

私たちの最新のNFT使用例の一つをご紹介します。1882年に設立された最大級の著作権管理会社であるSIAE社は、約10万人のクリエイターの権利を400万個のNFTとしてアルゴランド上にローンチしました。

SIAE社は、アルゴランド技術をベースにした著作権管理という新たなオープンエコシステムを構築することで、エンドツーエンドで著作者の権利を保護することを目指しています。

関連:Algorand、NFTマーケットプレイスアプリ「Curate」と提携

4)ガバナンスについて

・今年4月にコミュニティにトークン管理権を委譲する提案が出されました。分散型ガバナンスに力を入れているように見えますが、どのような状況に至った時をゴールと考えているのでしょうか?

現在、アルゴランドでは、すべてのアカウントがコンセンサスに参加できる一方、ガバナンスの参加に関しては一定の条件が設けられています。アルゴランド財団は、完全に分散化されたアルゴランド・エコシステムを信じおり、このエコシステムではすべての人が通貨面、技術面、およびその他の政策決定に影響を与えることができ、コミュニティがネットワークで共有された未来の形成を可能とするものです。

我々のガバナンスプログラムは、アルゴランドの将来に関する決定権をコミュニティに付与します。このプログラムは、パブリック・ブロックチェーンのガバナンスに対して、ユニークで革新的、かつ包括的なアプローチを構築するという目標を掲げているものです。

・分散型ガバナンスが成功する(エコシステム繁栄のために必要なアクションを、的確に採択・実行するという意味で)には何が重要だと考えていますか?

成功の鍵は、アルゴランド財団と私たちのコミュニティの両方の共同作業にあると思います。アルゴランド財団は、合計32億Algo(全供給量のほぼ3分の1、日本円にして4,300億円相当)のAERP(アルゴランド・エコシステム・リソース・プール)に対する意思決定権をコミュニティに委ね、意思決定をガバナーに委ねます。

財団は、このプロセス全体を通してコミュニティを指導し、ガバナンスの報酬としてAlgoの相当部分を割り当てています。すべてのステークホルダーは、アルゴランドのエコシステムとAlgoトークン保有者のコミュニティの成長の方向性をコントロールする権限を与えられています。

Algoの長期保有、そして投票に実質的なコミットメントをすることで、ガバナーコミュニティはこのガバナンスメカニズムへの参加によって全員が同じ割合で利益を得ます。

これにより、当社のコンセンサス・プロトコルと同様、分散化・安全性・効率性を同時に実現するガバナンスとなることができるのです。

関連:アルゴランドが分散化へ、コミュニティへトークン管理権の譲渡を提案

5)今後のアルゴランドについて

・2020年〜2021年はDeFiやNFTが主なトレンドですが、今後注目している分野はどこですか?

これまで、700社以上の企業がアルゴランドのブロックチェーンを活用しており、私たちのユースケースは、インフラ、証券、サプライチェーン、アイデンティティ、ステーブルコイン、政府・公共部門、保険、環境、ゲーム、金融機関、デジタル資産、さらには現在の主要トレンドであるDeFiやNFTに渡るまで、さまざまな分野をカバーしています。

アルゴランドは、DeFiやNFTなどの分野でエコシステムを成長させていますが、特にステーブルコインのエコシステムを成長させたいと考えています。アルゴランドのブロックチェーン上では、USDT、USDC、ユーロ(モネリウム)、カナダドル(QCAD)、ブラジル・レアル(BRZ)、トルコ・リラ(BiLira)など、多くのステーブルコインが発行されています。

また、メキシコ・ペソ、インドネシア・ルピア、そして日本円といった、地域通貨のデジタル版についても、パートナーと協力して取り組んでいます。

私たちは多くのリソースとパートナーシップを投入して、米ドル以外のさまざまなステーブルコインにプロジェクト単位で取り組んでいます。それらの開発により、非常に低い取引コストでほぼ即時に決済され、地域通貨交換やその他の金融ユーティリティを促進する分散型ネットワークを創造できます。こうすることで、より多くのDeFiユースケースを可能とし、大きな社会的インパクトを与えることができるはずです。

私たちは、ステーブルコインの可能性を解き放ち、分散型金融と従来型金融の融合を加速させることを目指しています。

関連:ステーブルコインUSDC、Algorandブロックチェーンを採用

関連:仮想通貨テザー、米名門大MIT教授が手掛けた新ブロックチェーン「ALGO」で発行へ

・4Qまでに予定されているガバナンス移行はスムーズに進行していますか?ガバナンスの移行後、財団はどのような役割を果たすのでしょうか?

はい。5月下旬にガバナンスプログラムの詳細を発表し、1) ガバナーの採用と報酬、2) 投票、3) 決定の実行という、3つの主要プロセスについて詳しく説明しました。

また6月初旬には、ガバナンスプログラムに関するネットワーク全体の投票の実施を発表しました。今後、ガバナンスの投票が可決されれば(注:7月14日に判明の見込み)、最初のガバナンス期間は予定通り2021年10月1日に開始することになります。

アルゴランド財団は、このガバナンスプログラムにおいて重要な役割を果たします。まずパートナーと協力し、できるだけ簡単に投票できるようなツールや仕組みを提供するように努めます。ガバナンスプログラムが開始すると、ガバナーは主要な経済・政策決定にますます責任を持つようになります。これは定期的な投票によって行われますが、財団はガバナーの決定に基づき、エコシステム全体の利益のために責任を持って実行します。もちろん、財団は投票には参加しません。

要は、ガバナーの決定事項を促進するのが財団の役割なのです。

・ETH 2.0がローンチされると、アルゴランドにとって大きな強豪になると思います。アルゴランドのどのような点が、ETH 2.0よりも優れていると考えていらっしゃいますか?(ガス代とか処理能力の面から)

アルゴランドブロックチェーンの統計情報をまず見ていきたいと思います。

  • 低い取引コスト(0.001 Algo)
  • ほぼ即時の決済スピード(4.5秒以下)
  • 平均1,000TPS(トランザクション/秒)のファイナリティ

また、(創設者である暗号学者の)シルビオ・ミカリ氏が執筆した2021年のアルゴランドパフォーマンスペーパーによれば、今年我々は以下の目標に到達すると予測されています。

  • ブロック提案時間は0.5秒を維持(ブロックサイズが5,000から25,000トランザクションに拡大しても)。
  • ブロック確定時間は、4.5秒から2.5秒へ短縮。
  • 最終的なTPSは、1,000から46,000へ(これはブロックのパイプライン処理に現実的アプローチを採用したおかげです)。

アルゴランドは、既存ユーザーに大きなコストをかけることなく、何百万人ものユーザーにスケールアップし、高い取引レートを維持できます。さらに、アルゴランドは、現在そして将来もカーボンマイナスのネットワークを持つ「最もグリーンな」ブロックチェーンになることを約束しています。

それはつまり、アルゴランドにおけるデジタル資産の作成や取引は、他のブロックチェーンに比べてCO2の排出量が圧倒的に少ないことを意味しています。

ETH 2.0のような新しいプロトコルが業界に登場することは、ブロックチェーンのエコシステム全体にとっては健全なことです。またこうした競争は業界全体のさらなる革新を促すものです。ただし現実的にアルゴランドはすでに「いま・ここ」にあり、多くの新しいチェーンが将来的に提供を約束するような「高いTPS、低い取引コストでのほぼ即時の決済」をすでに実現しています。

6)日本について

・アルゴランドは各国にアンバサダーを配置しています。日本市場は、アルゴランドにとってどのようなマーケットなのでしょうか。

より正確に言うと、アルゴランドは約70カ国に600人以上のアンバサダーを配置しています。ご存知の通り、日本は仮想通貨の導入、規制、さらには合法化において世界をリードしています。

アルゴランドはアジア市場を重視しており、日本は間違いなく私たちが参入したい重要な市場です。技術やエコシステムの優位性に加え、アルゴランドの規制遵守の性質は、日本の企業にとって素晴らしいプラットフォームとなり得ます。

これまでにも、いくつかの日本企業と協力してきました。例えば、東京に拠点を置くブロックチェーンソフトウェア企業であるCurvegridは、アルゴランド財団と業務提携し、CurvegridのMultiBaas NFT Bridgeをアルゴランドのエコシステムに導入しています。

これにより、企業はNFTやブロックチェーン技術をビジネスや消費者向けのモバイルアプリケーションにシームレスに組み込むことができるようになります。また、techtec社と協力し、同社のPOLプラットフォーム上でアルゴランドの基礎カリキュラムを立ち上げていますが、これは現在開発中で、まもなく日本のコミュニティに公開される予定です。

私たちは、より多くのブロックチェーン愛好家、開発者、プロジェクトがアルゴランドのエコシステムに参加することを歓迎します。

関連:アルゴランド財団、国内スタートアップCurvegridと業務提携、NFT活用を促進へ

・仮想通貨投資家がCoinPostの主な読者です。最後に日本の読者に対し、メッセージをお願いします。

アルゴランドのエコシステムは世界中で発展しており、日本もその一部になることを期待しています。私たちは、開発者やブロックチェーンプロジェクトのために、開発報酬プログラムや2億5000万ドルの「Algo助成金」プログラムなど、アルゴランド・エコシステム内のイノベーションと開発を後押しする優れた政策と複数の基金を用意しています。

最近では、2百万ドルのAlgorand Trailblazer Bounty Programを開始し、より広範なコミュニティがアルゴランドエコシステムに参加できるようにしました。

関連:アルゴランドがUSDCの公式チェーンに、Algorand9月レポート|公式寄稿

また、日本のコミュニティメンバーが国内取引所でAlgoを購入できる機会も模索中です。

アルゴランド財団は、今後も日本のコミュニティとエコシステムの発展に努めてまいります。日本のコミュニティのウェブサイトTwitter、またCoinPostのアルゴランド専用ニュースページもぜひご覧ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

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