Algorand版USDC
米仮想通貨関連企業Centreが手がける米ドルステーブルコインUSDCが、Algorand(アルゴランド)ブロックチェーンを採用したことを発表した。イーサリアムブロックチェーン(ERC20)以外のバージョンとなる。
発表によると、ユーザーはアルゴランドを利用し、ERC20版USDCをAlgorand版に変換することができる。アルゴランドのネットワークで送金すれば、毎秒1000トランザクションの処理能力が可能になる。手数料はわずか、0.053円に留まる。
USDCは米ドルステーブルコインにおいて、テザー(USDT)に次ぐ時価総額2位にある。DeFi(分散型金融)セクターの隆盛によって、イーサリアムネットワークは大きな負担を抱え、手数料およびトランザクションの処理所要時間が大幅に増加してきている。アルゴランドへの採用はこれらの課題を解消するためだという。
Centreは発表で、「イーサリアム上のステーブルコインの利用が急成長しているため、その他のハイスピードで手数料の安いレイヤー1ブロックチェーンに対する需要は高まっている」、と説明した。
テザーも、本日より高い処理速度を目指すべく、高速ブロックチェーンのSolana(SOL)を採用し、USDTをSolanaネットワークでローンチしたかばりだ。イーサリアム以外のレイヤー1の競争はますます顕著化している。なお、テザーも以前、アルゴランドブロックチェーンの採用を発表した。
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参考:Centre