CoinPostで今最も読まれています

総悲観から一転、ビットコイン急反発でリップルやネムが大幅高|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
昨日の”総悲観”を買い場と見なしたか、年初来安値を更新していたXRPやXEMが前日比10%高に。今回がセリクラとなるか、最重要サポートラインを底割れしてさらなる悲劇が待ち受けているのか、仮想通貨市場は分水領を迎えている。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は昨日とは打って変わり、全面高。

海外取引所のビットフィネックスやBitmexなどで、ビットコインの買い支え(及び巨額の損切り)が観測されており、昨日の”総悲観”を買い場と見なした大口や個人投資家による「現物買い」も入っている可能性が考えられます。

売られ過ぎのシグナルから、今回の真夏の大暴落がセリングクライマックスとなるか、あるいは、この先最重要サポートライン(65万円付近)を底割れして、さらなる悲劇が待ち受けているのか。分水領を迎えています。

なお、日本投資家に馴染み深い「コインチェック銘柄」を確認すると全面安→全面高となっており、年初来安値を更新していたリップル(XRP)とネム(XEM)が前日比10%高となるなど、一定のリバウンドを確認できます。

出典:コインチェック(8/14時点)

出典:コインチェック(8/15時点)

また昨日、ビットコインが6,000ドル以下の底値から回復しかける数時間前に、大量のBTCが17個のウォレットからBitMEXに移されているのを確認されました。

ニューヨーク時間の午前4時50分に10 BTCがBitMEXのウォレットに移され、その直後に16個のウォレットから17,990BTCがBitMEXのウォレットに移されました。

その額は、約129億円にも及びます。

テクニカル分析

15日の仮想通貨市場は、ショート比率が高い上にRSIの指数でも「売られ過ぎ」を表しており、14日の底値66万円付近からショートカバー(売りポジションの買い戻し)などを伴って大きく反発。一時72万円付近まで回復しました。

現在のビットコイン相場は、テクニカル面から判断すると、かなり際どいライン上にあると言えるでしょう。 上記チャートを見ると、2018年2月、3月、4月、6月と”最重要サポートライン”まで繰り返し下落し、底値付近まで戻っており、このラインからの反発は、大きく幅を取れる可能性が考えられます。

次に4時間足では、フラッグ形成で71万円を超えており、この動きの意味は決して小さくはありません。

ただし、日足・週足レベルで明確に上昇トレンド転換したわけではありません。ショートの利確、及び押し目ロングによる短期的なリバウンドの範疇に過ぎないことから、万が一最重要サポートラインを底割れた場合には、仮想通貨全体が大きな下落を伴うリスクがあるため、警戒が必要です。

実際ビットコイン価格は、本日高値を付けた18:00頃より値幅2万円ほどの急反落を見せており、しばらく乱高下する可能性が高いため、完全にトレンド転換してからポジションを持っても遅くはないと思われます。

仮想通貨市況の最新情報(8/16 8:30更新)はこちら

ビットコイン再暴落で70万円を割り込む|海外専門家は最大22万円の下落も視野に底値予想
昨日の仮想通貨高騰の影響やCBOEのBTC先物決済の期待買いなどで1:30時点で830,000円まで上昇していたビットコインが、日本時間16日5時付近から急反落。海外専門家は、底値割れして50万円台までの暴落の可能性を指摘するなど予断を許さない状況が続いている。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

仮想通貨市場の低迷に伴い、関連銘柄も引き続き資金が抜けており、個人投資家の好むセクターはほぼ全面安。

個別では、コインチェック株式の売却益が大きく寄与し、利益上期経常利益が3.4倍増益で着地するなど、好決算を受けたセレス(3696)がギャップアップで寄り付くも、高値1705円から寄り天の形で-2.67%(1530円)と売り浴びせられました。

同社は、ICOの代わりとなる資金調達法として、米ベンチャーキャピタルの間で「Token Equity Convertible(TEC)」と呼ばれる方法を提案。株式にトークン転換権を導入し販売する手法を用いることで、グルメSNS「シンクロライフ」を提供するGINKAN社の第三者割当増資の引受先となりました。

この新たな投資方法は、仮想通貨スタートアップへの投資手法として確立、増加する可能性があるとされています。

そのほかの銘柄では、昨日決算を発表したリミックス(3825)が、通期進捗の悪さなどを嫌気され、-13%の大幅安となりました。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/19 火曜日
16:29
世界最大の機関投資家GPIF、ビットコインや金対象の運用資産多様化について情報提供求める=報道
株式市場のクジラとして知られる年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、仮想通貨ビットコインや金を含む「低流動性資産」等に関する情報やアイデア募集を開始した。将来的に分散投資・資産運用の一環でポートフォリオにBTCを組み入れる可能性を示唆した。
13:02
ビットコイン1000万円台割り込む、高騰していたアルト急反落にも警戒感
暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコインが続落。日本円建て価格で1000万円台を割り込んだ。イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)などアルトコイン相場の方が下げが顕著で警戒感が強まりつつある。
11:35
CZ氏、世界の子どもに向けた「Giggleアカデミー」を立ち上げ
仮想通貨取引所バイナンスのCZ前CEOは、世界の子どもに基礎教育を無料で提供するプログラム「Giggle Academy」を立ち上げると発表した。
11:00
アバランチ財団、ミームコイン5種の保有を発表 
アバランチ財団が暗号資産(仮想通貨)AVAXのエコシステム支援のため、Coq InuやTechなど5種類のミームコイン保有を公表。コミュニティ活性化の一環として選ばれた。
10:20
今後ビットコイン現物ETFにさらなる資金流入可能性 CoinShares分析
仮想通貨投資企業CoinSharesのアナリストは、ビットコインには今後数か月の間に需要急増が起こる可能性があるとの見解を述べた。
08:20
ミームコイン熱狂でソラナのGoogle検索数急増、2018年ICOブームに類似との懸念も
次にヒットするミームコインを探すトレーダーや投資家は「BOME」プレセール型ローンチをはじめ、さまざまなプレセール型ミームコインに資金を流入させ、その多くが「出口詐欺」であることが確認されている。
07:15
SCB銀、イーサリアム現物ETF承認の今後の影響を分析
仮想通貨イーサリアムの現物ETF承認なら最初の1年で6兆円超の資金が流入する可能性があると、英大手銀行のスタンダードチャータード銀行が分析。今後のイーサリアムやビットコインの価格予想もしている。
06:20
OKX、欧州でUSDT通貨ペアを廃止 MiCA法準拠で
USDTはOKXやバイナンス、Bybitなど集権型取引所の出来高の根幹となっているためUSDTペアの廃止は取引所の収益に打撃を与えることになる。
05:50
AI・DePIN関連銘柄「Akash」、コインベースに新規上場
半導体大手エヌビディアが今週「NVIDIA GTC AI 2024」を開催することから、思惑買いで先週末にAKTやRender、ワールドコインなどのAI仮想通貨銘柄は一時的に値上がりしたが、その後反落。
03/18 月曜日
19:46
プライバシー保護と相互運用性に特化した「Partisia Blockchain」の魅力とは 専門家が動画解説|WebX STUDIO
企業や自治体からも注目される、秘匿マルチパーティ計算(MPC)を用いてプライバシー保護と相互運用性に特化したPartisia Blockchainとは。コミュニティサポーター「ぐぬぐぬたい」氏がCoinPost YouTube番組「WebX STUDIO」に出演し動画解説を行なった。
15:25
「Web3の未来をリードするのはアジアの国々」Parity Asia製品工学トップが見解示す
ブロックチェーンインフラ企業Parity Technologies Asiaは、日本で昨年開催されたWebX2023実績などを踏まえ、アジア太平洋地域の国々がWeb3の未来を形作る上で主導権を握るとの考えを明らかにした。
12:47
米検察、FTXのサム前CEOに懲役40年以上を求刑
米検察当局は、22年11月に破綻した仮想通貨取引所FTXの前サム・バンクマン=フリードCEOに懲役40年から50年の判決をくだすよう裁判所に要請した。弁護側は緩和を求めている。
12:35
イーサリアム現物ETFが5月までに承認される確率は? 海外アナリスト6名が見解述べる
米各社のアナリストら6名は、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム現物ETFが今年5月までに承認される見通しについて議論し見解を述べた。承認の上でのハードルなどについても意見している。
12:31
ビットコイン一時65000ドル割れも反発、ソラナは時価総額4位に浮上
暗号資産(仮想通貨)市場では週末にかけて急落していたビットコインが反発。前週比30%高のソラナ(SOL)はBNBを超え、時価総額4位に浮上した。
03/17 日曜日
11:00
週刊仮想通貨ニュース|ETHのDencunやBTCの7万ドル割れに高い関心
今週は仮想通貨イーサリアムの大型アップグレードDencunの完了、ビットコイン価格の急反落、米金融大手JPモルガンのビットコイン現物ETF分析に関する記事が最も関心を集めた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/03/22 18:30 ~ 21:00
東京 東京都江東区
2024/03/28 15:00 ~ 18:00
東京 東京日本橋タワーB2階
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
重要指標
一覧
新着指標
一覧