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gumi Cryptos Capital、分散型永久オプション市場「Panoptic」に出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Panopticが資金調達

イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で永久オプションを構築するDeFi(分散型金融)プロトコル「Panoptic」は5日、約6億円(450万ドル)を調達したことを発表した。

リードインベスターは、日本とシリコンバレーにオフィスを持つベンチャーキャピタル「gumi Cryptos Capital(gCC)」が務めている。Uniswap Labs Ventures、Coinbase Ventures、Jane Street、アバランチエコシステムのBlizzard fundなどが参加した。

Coinpost提携メディアThe Blockによると、投資の枠組みは、Panopticの株式に加えてプロトコルが将来発行するトークンの割り当てを受ける「トークンワラント」で組まれている。調達した資金はPanopticのチームの拡大、プロトコル構築、コード監査に使用される。

Panopticは、開発会社Advanced Blockchain AGの元リサーチ部長であるJesper Kristensen氏と、コーネル大学の応用物理学の教授であるGuillaume Lambert氏によって22年7月に設立されたプロジェクト。DeFi(分散型金融)市場でオプション市場の大規模なプラットフォームがないことから、世界有数の取引量を誇るデリバティブ取引所CBOE(シカゴ・オプション取引所)のようなポジションを築くことを目指している。

Cboeとは

シカゴ・オプション取引所(Chicago Board Option Exchange)のこと。個別銘柄株や株式指数などの様々なオプション商品が上場されており、世界有数の取引量を誇るデリバティブ(金融派生商品)取引所として知られる。

▶️仮想通貨用語集

関連:プロが解説:ビットコインのオプション建玉から仮想通貨マーケットを読む

Panopticの特徴

オプション取引とは、ある一定の期日に定めた価格で売買する権利を売り買いすること。権利を取得する権利料(プレミアム)は、対象原資産の価格、満期までの期間、ボラティリティ(値動きの大きさ)によって変動する。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの資産を保有する場合、価格変動リスクに備えつつ、利益(プレミアム)を得る手段としても活用される。

Panopticはスマートコントラクトに預けられた流動性に対して取引を行う「ピア・ツー・プールモデル」を採用しており、通常のオプションと異なり権利を行使する特定期日がない「永久オプション」を提供。これにより、期限毎に流動性が分断される既存のDeFiオプション市場の課題をクリアでき、期日を目標とした価格操作のリスクを抑制できるなどの利点がある。

流動性プロバイダーは流動性プールに資金を預け入れて、取引手数料とオプションプレミアムを獲得でき、トレーダーは流動性プールのオプションを売買できる。

また、Panopticは分散型取引所(DEX)大手Uniswapの流動性プール上の資産に基づくため、外部オラクルの価格フィードに依存しない特徴がある。対応可能な資産数の制限をなくし、パーミッションレスでより分散型な取引環境を実現する。

Panopticは、23年第1四半期にもプラットフォームを立ち上げる計画。Kristensen氏によると、今後Uniswap以外にもAMM(自動マーケットメイカー)搭載型のDEXを統合していく方針を示している。

gumi Cryptos Capital

Panopticのリードインベスターを務めたgumi Cryptos Capitalは、シリコンバレーと日本にオフィスを構え、Web3領域に特化したシード・アーリーステージの企業への投資を目的とした投資ファンド。株式会社gumi Cryptosは、東証上場企業gumiの連結子会社。

22年3月、同社のブロックチェーン特化型2号ファンド「Fund II」の1億1,000万ドル(約130億円)の資金調達が完了したことを発表していた。

Fund IIは、NFTのマーケットプレイス大手OpenSea、ブロックチェーンゲームDAOと大手Yield Guild Gamesなどに投資してきた約3,000万ドル(約32億円)規模の1号ファンドと同様に、Web3領域に特化したシード・アーリーステージの企業に投資していく。

関連:ブロックチェーンVC「gumi Cryptos Capital」、130億円超のファンドを発表

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