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Suiブロックチェーン、仮想通貨「SUI」の割当計画を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SUIトークン割当

ディエム(旧リブラ)系L1ブロックチェーン「Sui」のエコシステムをサポートする「Sui Foundation」は14日、暗号資産(仮想通貨)SUIの「トークンアロケーション(割当)」を発表した。

SUIトークンの総発行数100億SUIのうち、半分以上はSui Foundationが管理するコミュニティリザーブが所有。以下のコミュニティ プログラムを通して流通される。

  • 委任プログラム、バリデーターの獲得・均等化戦略
  • 助成金プログラム、Suiでの構築文書を作成する開発者支援
  • 研究開発
  • バリデータ補助金、ネットワーク初期段階におけるステーキング報酬支援

Sui Foundation(Sui財団)はこれらのプログラムを通して優れた開発者とクリエイターを惹きつけつつ、SUIトークンをエコシステム全体に適切に分散させることを目指す。

出典:Sui Foundation

その他のSUIはプロジェクトの初期貢献者で分配される。アーリーコントリビューターが20%、初期投資家が14%、Suiの主要な開発企業Mysten Labが10%となっている。

期待されるテストネットを使用したユーザー向けのエアドロップについて言及していないが、Sui財団は以下のように述べている。

すでにSuiについての知識を広め、開発者をSuiに呼び集め、Suiの現在のアプリケーションの製品体験をテストし、改良の手助けをしているSuiの友人のために、Sui財団はここにいることを知ってほしい。財団は、メインネットが開始後、これらの友人がSuiのトークン割り当ての一部を確実に受け取れるようにする。

Mysten Labsは22年9月、FTX Venturesが主導するシリーズBラウンドで430億円(3億ドル)を調達したことを発表していた。関係筋の情報によるとFTXのSuiへの出資額は100万ドルに留まっている。

関連:破綻したFTXグループ、7400億円規模の投資先リストが公開される=報道

Suiとは

Suiは、旧フェイスブック(現メタ)のディエム(旧リブラ)に携わっていたエンジニアらが創始したプロジェクト。プログラミング言語など、ディエムの特徴を多く引き継いでいる。

コンセンサスの仕組みにはPoS(プルーフオブステーク)の一種「Delegated Proof-of-Stake」を採用。SUIトークンの保有者は、トークンをバリデーターに委任(デリゲート)し、PoS機構に貢献して報酬の分配を受けることができる。

関連:Aptos、Sui、Linera—注目のDiem(旧Libra)系L1チェーンを比較|前編

SUIトークンはSuiブロックチェーンのネイティブ資産であり、ネットワークのガバナンス投票に参加したり、ガス代を支払ったりするために使用される。

Suiはまだテスト段階であり、数カ月先を予定している正式なメインネットのローンチにより、SUIのステーキングが開始される。メインネットのローンチ時にSUIの総供給量の一部が流動的になり、残りは権利確定まで数年間の待機期間が設けられる。

Sui財団は12月7日にSUIの「コミュニティ・アクセス・プログラム」を発表。コミュニティが早い段階でSUIトークンを購入できるようにする計画を明かし、数週間以内に開始にするとした。Suiは現在、「Developer Grant Program:開発者向けの助成金」を実施している。一般ユーザーは、SuiやSuietといったSui専用のウォレットからテストネット用SUIトークンを取得し、テストネット版のNFTをミントしたりすることが可能だ。

関連:Suiブロックチェーン、初のテストネット公開

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