CoinPostで今最も読まれています

13日朝の金融市場短観|CPI鈍化傾向 仮想通貨マイニング株高騰 ドル円大幅安

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

1/13(金)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:34,184ドル +0.6%
  • ナスダック:10,987ドル +0.5%
  • 日経平均:26,449円 +0.01%
  • 米ドル/円:129.2 -2.4%
  • 米ドル指数:102.2 -0.9%
  • 米国債10年:年利回り3.4 -3.4%
  • 金先物:1,901ドル +1.2%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:18,932ドル +8%
  • イーサリアム:1,430ドル +6%

本日のニューヨークダウやナスダックは昨夜の米CPI(消費者物価指数)発表を受けて続伸。弱い数値を出した昨年12月のCPIはインフレ鈍化傾向を示しており、次回のFOMCで0.25%の利上げがより確実になる模様だ。前回12月のFOMC利上げは0.5%だった。

米労働省が昨夜発表した昨年12月の消費者物価指数は前月比で-0.1%と予想に反し下落した。20年5月以降で初めての下げ(マイナス)となった。また、前年比の伸び率は6.5%と11月の7.1%から継続的に鈍化。21年10月以降で最小の伸び率となった。

出典:BLS

バイデン米大統領はCPIの発表後にホワイトハウスで記者会見を実施。インフレが鈍化している状況を受けて「正しい方向に進んでいる」とインフレ抑制に自信を示しつつも、インフレ率はまだ高いという事実を認め、「まだやるべきことがある」と述べた。

関連仮想通貨市場も注目のCPI(消費者物価指数)とは|わかりやすく解説

また、ロイターによると、米連邦準備理事会当局者は12日、物価上昇の圧力が緩和し、利上げペースが鈍化する可能性が高まったとしつつも、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)は当面5%を上回る水準への見解を維持したという。

米国株

本日の株式市場はCPI結果を受けて、景気後退の懸念が後退しつつあるような状況のなか、年始からの買い戻しの動きを続けている。米国株は今日もIT・ハイテク株が堅調に推移。個別銘柄では、ビッグベア・ai(AI関連)+243%、C3.ai(AI関連)+1.2%、アマゾン+0.01%、マイクロソフト+0.9%、アップル-0.1%、テスラ-0.2%、メタ+3%、コインベース+8.6%、マイクロストラテジー+8%、マラソン・デジタル+30%。

人工知能(AI)・機械学習開発の米上場企業ビッグベア・aiは米空軍から9億ドルの数量未確定契約(IDIQ)を獲得したと発表したことを受け急騰した。同社は主要契約者として空軍にデリバリーシステムや能力を提供することになったという。

同社の昨年の騰落率は-88%だった。

出典:Tradingview

また、アップルについては、ティム・クックCEOの2023年報酬総額が投資家のフィードバックおよびクック氏自身の要請を基に4,900万ドルと40%上削減されることが12日の届け出で明かされた。ISSS(インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ)がクック氏の過去の報酬を巡って批判していたが、株主は昨年、同CEOへの報酬を多数決で承認した。

関連アップル、欧州で外部アプリストアの許可方針 30%の「Apple税」解消か=報道

米ヘッジファンド大手Ark Investの創設者Cathie Wood氏は投資家レターで、「憂いの壁」に悩まされる株式市場が昨年、ブロックチェーン技術やデジタルウォレット、さらにはOpenAIが開発したChatGPTボットなど、世界を変えるイノベーションをほぼ無視していると指摘し、「未来への恐怖感はもちろんあるが、危機は機会を生み出すことができる」と述べた。Ark Investはここのところコインベース株を買い増ししていた。

関連マイクロソフト、「ChatGPT」開発のOpenAIに1.3兆円を出資か

米ドル/円:129.2

ドル円はCPI結果を受け急落し6月初旬来の安値を更新した。利上げペースが鈍化するとの観測が高まり、米10年債と30年債の利回りは約4週間ぶり低水準まで低下。米国債相場は続伸した。

出典:Tradingview

関連仮想通貨市場にも影響する「ドル高」の背景は 相関性や円安要因についても解説

仮想通貨相場

仮想通貨市場はインフレ鈍化に伴うリスク資産への資金流入の期待などで全面高。ビットコインは一時19,000ドルに達した。

出典:バイナンス

ポリゴン(MATIC)では、Polygon PoSブロックチェーンの開発者が、ガス代高騰に対処しブロックのセキュリティを強化するために、ハードフォークのアップグレードを提案。ハードフォークは1月17日に実施される予定で、コミュニティによって承認されれば、取引手数料の高騰やチェーンの再編成の影響を軽減することができるようになるという。

また、現在投資家が懸念しているDCG・ジェネシスをめぐる債務問題については、ジェネシスは、債権者に30億ドル超の債務を負っていることが明らかになり、今後DCGが子会社であるジェネシスのために資金を確保する目的で、ポートフォリオにある仮想通貨/関連株といった資産の一部を売却する可能性が出てきた。

関連仮想通貨大手DCG、資産を一部売却か 子会社ジェネシスが3,880億円の債務=報道

仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)

  • マラソン・デジタル・ホールディングス|7ドル(+30%/+71%)
  • ハイブ・ブロックチェーン・テクノロジーズ|3.18ドル(+37%/+74%)
  • アルゴ・ブロックチェーン|1.42ドル (+36%/-2%)
  • ロビンフッド・マーケッツ|9ドル (+3.2%/+9.5%)
  • コインベース・グローバル|47.5ドル (+8.5%/+43%)

仮想通貨マイニング企業の株価はビットコイン上昇などを受けて連れ高で高騰。ハイブ・ブロックチェーン・テクノロジーズに関しては、「大規模な効率アップ」を実現する一環としてインテルプロセッサを搭載したカスタマイズされたマイニングマシンの新機種(5,800台)の約4分の1を導入していることが材料視された。

また、ロビンフッド・マーケッツは退職口座であるRobinhood Retirementがすべての顧客に提供されるようになったことを発表した。Robinhood Retirementとは、昨年12月にウェイティングリストを通じて開始され、1ドルの拠出に対して1%のマッチングを提供するIRA(個人退職積立金)だという。

関連仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

GMラヂオ第二弾 アーカイブ

今回の特別ゲストは、Web3(分散型ウェブ)大手企業アニモカ・ブランズの会長を務めるYat Siu氏と、Darewise EntertainmentのBenjamine Charbit氏が参加。Web3ゲーム・NFTの今の課題やDarewiseの自社タイトル第一弾「Life Beyond(ライフ・ビヨンド)」、そして業界の展望について語っている。

関連第2回「GM Radio」開催へ、ゲストはWeb3大手アニモカ・ブランズの会長ら

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧