はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨大手DCG、資産を一部売却か 子会社ジェネシスが3,880億円の債務=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

200の仮想通貨プロジェクトに投資

暗号資産(仮想通貨)融資企業ジェネシスは、債権者に3,880億円(30億ドル)超の債務を負っていることがわかった。複数の情報筋の話として「Financial Times」が12日に報じた。

ジェネシスは、仮想通貨コングロマリット企業デジタルカレンシーグループ(DCG)の子会社。情報筋は、DCGがジェネシスのために資金を確保する目的で、ポートフォリオにある資産の一部を売却する可能性があると述べている。

情報筋によるとDCGは、200の仮想通貨関連プロジェクトに投資している模様。プロジェクトには取引所や銀行、カストディ企業などが含まれ、仮想通貨プロジェクト関連の資産は約647億円(5億ドル)に相当する。DCGはこの資産の一部を売却することを検討しているという。

カストディとは

投資家の代わりに資産を保有・管理することを指す。仮想通貨以外の資産にも広く使われる用語。

▶️仮想通貨用語集

一方で、DCGが仮想通貨関連プロジェクトに投資して得た資産は、流動性が低いと情報筋の1人が指摘。FTXの破綻やマクロ経済の影響で投資家がすでに資金を引き上げている影響もあり、DCGが資産を売却して現金化する場合でも、時間がかかる可能性が高いとの見方を示している。

関連仮想通貨市場に激震、アラメダショックとFTX騒動の動向まとめ

公式ウェブサイトのポートフォリオによると、DCGは以下などの企業やプロジェクトに出資。また、公式ウェブサイトには記載はないが、DCGはFTXにも出資していた。

  • コインベース:仮想通貨取引所
  • シルバーゲート:銀行プラットフォーム
  • サークル:ステーブルコインUSDC発行など行う金融企業
  • WENEW:デジタルアーティストBeepleのNFT企業
  • Rainbow:イーサリアム(ETH)ウォレット
  • Jackpocket:スマホ向けのくじアプリ

関連米最大手仮想通貨関連の持株会社DCG、保有する銘柄ランキングを公開

最近の動向

DCGは仮想通貨メディアCoinDeskや、ビットコイン投資信託(GBTC)などを提供する投資企業グレースケールらも傘下に持つコングロマリット企業。最近ではジェネシスとの関係が大きな注目を集めている。

関連米仮想通貨投資会社DCG、グループ内融資でビットコイン投信(GBTC)を取得

注目を集めている事例の1つが、大手取引所ジェミナイ(Gemini)への債務。ジェミナイは仮想通貨レンディングプログラム「ジェミナイEarn」で、ジェネシスのローン機能を利用していた。

ジェネシスが市場環境を理由に出金を停止した後、昨年11月にはジェミナイもEarnプログラムからの償還を停止。先月にFinancial Timesは、DCGとジェネシスがジェミナイに総額1,160億円(9億ドル)の債務を負っていることを報じた。

関連ジェネシスとDCG、ジェミナイに1,000億円超の債務=報道

また、今週にはDCGのバリー・シルバートCEOが投資家レターを発行。DCGがジェネシスから、およそ580億円(約4.5億ドル)と4,550 BTC(110億円相当)を借りていると説明しており、この分は2023年5月に満期を迎えるという。

関連DCGのCEO、ジェネシスとの企業間融資について説明

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
14:30
ブータン政府が320ETHをステーキング、BTC保有と併せ仮想通貨準備金戦略を拡大
ブータン政府はFigmentを通じて320ETH(約1.5億円)をステーキングした。世界初となる国民デジタルIDのイーサリアム統合、6,154BTC(876億円相当)の保有、観光業へのバイナンスペイ導入など、小国ながら先進的なブロックチェーン戦略を展開している。
13:30
トム・リー率いるビットマイン、押し目買いで70億円相当のイーサリアムを追加購入
ビットマイン・イマージョンが27日、70億円相当のイーサリアムを追加購入した。これは同社の毎週の購入パターンと一致。先週まで保有するETHは363万枚を超え供給量の3%に到達。
13:10
途上国インフレが仮想通貨の促進要因に 今年のチェイナリシス「グローバル仮想通貨採用指標」
チェイナリシスの2025年仮想通貨採用指標でインドが首位に。各国でインフレがステーブルコインなど仮想通貨の需要を喚起している。日本はAPAC地域で最高成長率を記録した。
12:46
トム・リー氏、ビットコイン年末25万ドル予想を軟化 史上最高値更新は「可能性ある」
ビットマインのトム·リー会長が年末25万ドルという強気予想を初めて軟化。10月に200万口座が消滅した史上最大の清算イベント後、年末10万ドル突破は「非常に可能性が高い」と予想を下方修正したが、楽観的な見方は維持している。
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
07:40
ネイバーとアップビット親会社ドゥナム、AIとブロックチェーン融合で1兆円投資へ
ネイバーとアップビット運営のドゥナムが、AIとブロックチェーンを組み合わせた次世代金融インフラ構築に向け、今後5年間で1兆円超を投資する計画を発表した。韓国ウォン連動型ステーブルコイン発行も視野に入れている。
07:10
イーサリアム、ブロックのガスリミットを6000万ユニットに引き上げ
仮想通貨イーサリアムは、ブロックのガスリミットが6000万ユニットに引き上げられた。これにより、フサカアップグレードの前にトランザクション処理能力が向上した。
06:35
アップビットのハッキング後に一部のソラナ系銘柄で大幅なキムチプレミアム発生、Orcaは50%超の価格乖離
韓国のアップビットで27日にハッキングが発生し入出金が停止された後、ソラナ系トークンで大幅な価格乖離が発生した。オルカは国際価格と比較して51%のプレミアムを記録し、Meteoraも40%のプラス乖離を示している。
05:56
ビットワイズがアバランチETF申請を更新、最大70%のステーキング機能導入へ
ビットワイズが米証券取引委員会に提出したアバランチ現物ETFの申請書類を更新した。ティッカーはBAVAに変更され、保有AVAXの最大70%をステーキングできる仕組みを導入する。
05:40
ソラナミームコインBONKの現物ETP、スイス証券取引所に上場
ソラナミームコインBONKがスイスのSIX証券取引所で取引を開始した。ビットコイン・キャピタルが発行するETPにより、投資家は従来の証券口座を通じてBONKへのエクスポージャーを得られるようになった。
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧