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ポリゴンと欧州企業、規制準拠のステーブルコイン「EUROe」をリリースへ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

規制準拠のステーブルコイン

暗号資産(仮想通貨)ポリゴン(MATIC)のプロジェクトらは13日、欧州の規制に準拠したステーブルコイン「EUROe」を発表した。

EUROeは企業向けのユースケースを想定したステーブルコインで、仲介者やサードパーテリスクをなくし、効率的な国際決済を実現することが目的。今回の発表によれば、EUROeのユースケースはAI(人工知能)とデータの領域に特化している。

ステーブルコインとは

価格が常に安定するように設計された仮想通貨のこと。法定通貨または仮想通貨に価値が裏付けられていたり、アルゴリズム等で価格を安定させたりする様々なステーブルコインが開発されている。

▶️仮想通貨用語集

関連:初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

このステーブルコインは、フィンランドのフィンテック企業Membrane Financeと、ドイツ拠点のWeb3ソフトウェア企業deltaDAOが提携して開発する。EUROeは、deltaDAOやポリゴンらが、ポリゴンのサービス「Polygon Supernets」を活用して構築したネットワーク「GEN-X」にローンチ。なお、今回の発表では、GEN-Xの「テストネットワーク」にローンチすると記載がある。

EUROeは、電子マネーとしてプライベートブロックチェーンやブロックチェーン以外の環境でも利用が可能。EUROeを使用することで、ネットワークに参加する企業はAI(人工知能)やデータ、インフラといったサービスの支払いを、従来の決済ネットワークよりも安価かつ即座に行うことができるという。

deltaDAOのKai Meinke共同創設者は、今回の発表で以下のようにコメントした。

EUROeをGEN-Xネットワークにリリースすることで、シームレスで摩擦のないデジタル経済圏を構築するという目標に一歩近づく。

ネットワークの参加者は、断片的な決済ソリューションを導入するプラットフォームに対し、競争優位性を獲得することができるだろう。

EUROeは規制機関に登録され、常にユーロと1:1で償還が可能。また、準備金の管理はMembrane Financeが行うとした。

関連:欧州の大型仮想通貨法案MiCA、最終投票は2023年か=報道

ポリゴンの開発を行うPolygon LabsのRebecca Rettig最高政策責任者は、規制に準拠することは業界だけでなく、技術の発展にも恩恵をもたらすとコメントしている。

基盤技術の概要

Polygon Supernetsは、特定のアプリに特化したプロックチェーンを構築するためのサービス。上述した通り、GEN-XネットワークはPolygon Supernetsを活用して開発されており、「Gaia-X」での利用に特化している。

Gaia-Xとは、AIやデータのインフラに関する欧州のイニシアチブ。Gaia-Xは、データ共有を実現するためのプロトコル「Ocean Protocol」を利用している。このイニシアチブには、金融やエネルギー、農業などのあらゆる分野から、365超の組織や企業、政府プロジェクトが参加しているという。

関連:電子決済手段(ステーブルコイン)の発行・仲介はいかにして行うか。政府令案を専門家が解説

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