はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

原油高でエネルギー株上昇、テスラやコインベース株価下落|4日金融短観

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

4/4(火)朝の相場動向(前日比)

    伝統金融

  • NYダウ:33,601ドル +0.9%
  • ナスダック:12,189ドル -0.2%
  • 日経平均:28,188円 +0.5%
  • 米ドル/円:132.4 +0.007%
  • 米ドル指数:102 -0.4%
  • 米国債10年:年利回り3.4 -2.1%
  • 金先物:2,001ドル +0.7%
  • 暗号資産

  • ビットコイン:27,567ドル -2%
  • イーサリアム:1,789ドル -0.2%

本日のNYダウは続伸し+327ドルで取引を終えた。エネルギー関連株が中心に買われた。一方、IT・ハイテク中心のナスダックは−32.4ドルと反落した。

3月ISM

昨夜米供給管理協会が発表した米3月ISM製造業景況指数は2020年5月以来の低水準で、46.3だった。2月の47.4と市場予想の47.5を下回った。米連邦準備理事会(FRB)が高インフレを抑えるために利上げを続けていることや、最近の銀行破綻問題を背景に、信用取引されることが多いモノへの需要が低下した格好だ。製造業は米経済の約11%を占めており、指数が50を下回ると縮小を示すという。

先週金曜日発表の米PCE価格指数デフレーターやミシガン大の指標もインフレ鈍化を示しており、一部のアナリストは次回FOMCでの0.25%利上げがこのサイクルにおける最後の利上げとなるとみている。

関連ビットコイン直近高値圏で揉み合う展開、アービトラムは一時前日比20%安

関連ナスダック・AI関連株大幅上昇 米インフレ鈍化を好感|1日

原油高に

しかし、先週末までは次回FOMCでのFRBの利上げ停止への期待が高まっていたが、2日にサウジアラビアなど一部の産油国が自主的な追加減産を決めたことを受けて米原油先物相場が急上昇したことから、金利先物市場では次回5月の0.25%利上げへの観測は再び高まり、利上げ停止への期待は大きく後退したようだ。

出典:CME

石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は2日に日量約116万バレルのサプライズ追加減産を行うと発表した。5月から開始し、今年末まで継続するという。

原油コストが再び急上昇するリスクは、鈍化を続けている消費者物価や利上げ停止シナリオが織り込まれつつある欧米中央銀行の今後の金利見通しを難しくしてしまうとみられる。ブルームバーグによると、ステート・ストリートのストラテジストは原油の追加減産について「インフレが正常化している幾つかの兆候が見え始めたが、ここに来て新たな問題が再び浮上した」と指摘した。

原油価格はグローバル銀行危機が需要に打撃を与えるとの懸念から、先月は1バレル=70ドルに向かって下落し15カ月ぶりの安値を付けたが、現在は80ドルに向けて下落幅を戻している。

出典:investing.com

経済指標(日本時間)

  • 4月5日21時15分(水):米3月ADP雇用統計
  • 4月12日21時30分(水):米3月消費者物価指数(CPI)
  • 4月13日3時00分(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
  • 4月14日21時30分(金):米3月小売売上高
  • 4月14日23時00分(金):4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値

関連ビットコイン直近高値圏で揉み合う、イーサリアム先物の月間取引高は昨年5月以来の高水準に

米国株

原油コストの急上昇を受け、欧米エネルギー関連株は買われていた。エクソンモービル+5.9%、シェブロン+4.1%、シェル+5%(前日比)。

一方、米IT・テック株は原油コスト急騰によるインフレへの懸念などで上げ一服。個別銘柄の前日比では、NVIDIA+0.6%、c3.ai+0.8%、ビッグベア.ai+28.2%、テスラ-6.1%、マイクロソフト-0.3%、アルファベット+0.6%、アマゾン-0.8%、アップル+0.7%、メタ+0.5%、コインベース-5.8%。

テスラ

テスラは今年の1-3月において生産が納車を上回り受注が減速したことがわかった。複数モデルを値下げしたにもかかわらず、納車台数がわずかな伸びにとどまったことが嫌気されたようだ。

関連イーロン・マスク氏、ドージコイン訴訟で原告の申し立てを否定

バイナンスに国際手配書の噂

コインベース株やビットコイン(BTC)は大幅に下落した。背景には、インターポール(国際刑事警察機構)がバイナンスに向けて国際手配書「レッドノーティス」を発行する噂が浮上したことがある。

国際手配書の真偽は現時点では不明だが、SHA-256ハッシュファンクションに暗号化されたメッセージの形で明かされた。

今回の噂を受けて、バイナンスのCZ氏は「FUD」だと指摘した。

関連日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
18:01
Komlock labと東証上場TDSE、AIエージェントによる自律決済の実証実験開始
TDSEとKomlock labがAIエージェントによる自律決済の実証実験を開始。日本円ステーブルコイン「JPYC」を活用し、AIが人間を介さず決済する「Agentic Commerce」の実現を目指す。
17:38
日銀総裁、利上げ継続示す 30年ぶり高水準更新へ
日銀の植田和男総裁が25日の講演で利上げ継続方針を表明。政策金利は既に30年ぶりの0.75%水準に達しており、今後の追加利上げによる円キャリートレード巻き戻しが仮想通貨市場に与える影響が注目されている。
16:21
SBI VCトレードとアプラス、USDCによる店舗決済の実証実験を来春開始
SBI VCトレードとアプラスが米ドル建てステーブルコインUSDCを活用した店舗決済の実証実験を2026年春に開始。大阪・関西万博のデジタルウォレット成果を発展させ、QRコード決済でインバウンド顧客向けに新たな決済モデルを創出する。国内唯一の電子決済手段等取引業者であるSBI VCトレードと、豊富な加盟店ネットワークを持つアプラスが協力し、ステーブルコイン決済の社会実装を加速。
14:55
量子コンピュータは仮想通貨の脅威か 専門家が語る「共存」の可能性
量子コンピューティングが仮想通貨業界に与える影響について、楽観論と懸念論が交錯する中、専門家は「共存」の可能性を指摘。ビットコインベテラン投資家やマイクロストラテジー会長は量子が仮想通貨を強化すると主張する一方、開発者は5~10年の移行期間が必要と警告。ソラナやイーサリアムなど主要ブロックチェーンは既に量子耐性技術の実装を開始している。
13:50
アステリア、JPYC企業利用支援の「JPYCゲートウェイ」発表
アステリアは企業向けJPYC入出金管理サービス「JPYCゲートウェイ」を発表。ウォレット管理やガス代負担など企業利用の課題を解消し、100以上の既存システムと連携可能。2026年1月よりβ版提供開始。
13:30
2025年世界仮想通貨浸透率ランキング、日本は47位
Bybitは2025年世界仮想通貨ランキングで、79カ国をユーザー浸透度、取引利用度、制度整備度、文化的浸透度の観点から相対的に評価。シンガポールと米国が上位にランクインし、日本は47位となった。また国別の一人当たりGDPから分析したところ、投資主導型と実用主導型の二つの採用パターンが明確となった。
12:13
ビットコイン価格予想が二極化 来年の37000ドル悲観論と最高値更新説の根拠は
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+%の1BTC=87,850ドルに。 ビットコインが一時的に88,000ドルを上回ったことは、米国上場…
11:44
仮想通貨投資大手が大規模取引か、ワールドコインに3000万ドル投入の可能性
マルチコイン・キャピタルと関連するウォレットが24日、ワールドコイン(WLD)6000万トークンを約46億円で購入した疑いが浮上。オンチェーンデータ分析サービスが報告。WLD価格は史上最高値から95%下落中。
10:30
個人投資家が計22億円の詐欺被害に、米SECが仮想通貨企業などを起訴
米SECは、複数の個人投資家から最低でも計約22億円をだまし取ったとして仮想通貨企業などを起訴。詐欺の手口を説明し、投資家に注意喚起を行っている。
10:22
Aave、所有権紛争でDeFiガバナンスの課題が表面化
大手DeFiプロトコルAaveで深刻なガバナンス対立が発生。年15億円超の収益配分とブランド資産の所有権をめぐり、DAOとAave Labsが対立。Snapshot投票では反対が過半数を占め、DeFi業界のガバナンス課題を浮き彫りに。
10:05
2026年の仮想通貨市場に期待できることは? Presto Researchがビットコイン16万ドル予想
Presto Researchが2026年の仮想通貨市場を展望。ビットコイン16万ドル到達の可能性、量子耐性議論、アルトコイン投機時代の終焉など様々なトレンドを予想している。
08:30
EUの仮想通貨税務透明性法「DAC8」、2026年1月1日に発効
EUの新たな税務透明性法DAC8が2026年1月1日に発効する。仮想通貨資産サービスプロバイダーは同日からEU居住ユーザーの取引データ収集を開始し、2027年9月までに最初の報告が必要となる。
07:35
ビットコイン現物ETF、4日連続で資金が純流出
仮想通貨ビットコインの米国の現物ETFは、23日の資金フローが約294億円の純流出で、これで4日連続の純流出となった。有識者が要因を分析している。
07:12
サークルを騙る偽の金・銀トークン化サイトが出現、同社が注意喚起
USDCステーブルコイン発行企業サークルを名乗る偽のプラットフォームが12月24日に登場し、トークン化された金と銀の取引を提供すると宣伝していた。サークルの広報担当者は偽物だと否定。
06:15
アーサー・ヘイズがイーサリアム売却継続、DeFiトークンに資金移動か
アーサー・ヘイズ氏が過去1週間で1800ETH以上のイーサリアムを売却し、仮想通貨ENA、PENDLE、ETHFIなどのDeFi銘柄に資金を振り向けている。ポートフォリオのリバランス計画の一環とみられる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧