はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アービトラム活用のゲーム向けL3「Xai」、23年にローンチへ トークン発行も計画

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ユーザー体験を簡素化

ゲーム向けのブロックチェーン「Xai」を開発するプロジェクトチームは15日、Xaiの特徴や今後の計画を発表した。

公式ツイッターアカウントは15日に「明日、ゲームの未来が始まる」と初めてツイートを投稿。そして16日に、Xaiが暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のL2「アービトラム(ARB)」の技術を活用したL3ブロックチェーンであることなどを説明した。Xaiは今年中にローンチする計画で、独自トークンを発行するとも述べている。

L2とは

「レイヤー2」の略で、「2層目」のネットワークのこと。全ての取引をメインチェーンで処理すると負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。取引の一部をL2で行うことで、メインチェーンの負荷軽減や処理速度の向上を期待することができる。

▶️仮想通貨用語集

関連ブロックチェーンのレイヤー2とは|種類や注目点、代表的なネットワークを解説

Xaiの開発を主導するのは「Xai Foundation」。そして、アービトラムに貢献している「Offchain Labs」が開発をサポートしている。XaiはOffchain Labsに協力してもらって、スケーラビリティとセキュリティを強化し、ユーザーが使いやすい設計にしていく。

ブロックチェーンは、「アカウントの抽象化」に対応すると説明。アカウントとウォレットを管理する方法を簡素化し、ゲーマーが参入しやすいようにして、より多くのユーザーにエコシステムに参加してもらうようにするとした。

関連イーサリアムが「スマートアカウント」を実装、ウォレットのユーザビリティ向上に期待

また、安価なガス代で利用できるようにするとも説明。ゲーム開発者が取引コストを下げたり、支払いを担ったりできるようにして、ゲーマーがプレイに集中できるようにするという。アカウント抽象化は、ガス代の肩代わりも可能する技術だ。

Xaiは具体的には「Arbitrum Nitro」の技術を使い、Orbitチェーンとして稼働する。

関連ブロックチェーンゲームで遊ぶメリットと自律分散型の将来性|廃猫

分散化を計画

今回の発表では、Xaiは包括的な分散化に注力していくと説明。最終的には1つの財団とDAO(自律分散型組織)、ネットワークを支えるバリデータでエコシステムが構成されるようにしていきたいとしている。

そして、エコシステムではXaiトークンに複数の役割を持たせるした。具体的にはガス代の支払いやバリデータ報酬などに使用すると説明。また、Xaiトークンでネットワークの参加者や貢献者へインセンティブを提供したり、エコシステムを活性化させたりしていくとした。

Xaiには「Ex Populus」が開発するゲームをローンチすることがすでに決定。Ex Populusはもともとソラナ(SOL)を基盤にゲームを開発していたが、Xaiに移行するという。Ex Populusは、ピクサーやUbisoft、Activision Blizzardなどで勤務したことがあるメンバーが率いている。

関連米マイクロソフト、メタバース事業の発展へ アクティビジョン・ブリザードを買収

Ex Populusの共同創設者Soby氏は以下のようにコメントを寄せた。

Xai Foundationと協業する理由はシンプルだ。彼らがアービトラムのOrbitチェーンとして稼働すると決めたことが、Web3ゲームにおけるスケーラビリティの必要性を理解していることを明確に示している。

我々は、ゲームがOrbitチェーン上でシームレスに動き、プレイヤーが期待するようなゲーム体験を提供できると確信している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/08 月曜日
16:57
マクロン仏大統領、米仮想通貨規制緩和に警鐘 「金融不安定化のリスク」と指摘
フランスのマクロン大統領が米国のステーブルコイン規制緩和について警告を発し、金融不安定化のリスクを指摘。欧州中央銀行に金融政策の見直しを求め、欧州の金融主権維持を主張。ステーブルコイン市場は3000億ドル超に急拡大。
16:42
決済データDePINのSyFu、Finverseと提携しアジア5カ国のオープンバンキング展開へ
決済データ活用プロジェクトSyFuが、オープンバンキングプラットフォームFinverseと提携。香港、シンガポールなどアジア5カ国の約40金融機関と接続し、日常の支払いデータをトークンやNFTに変換できる仕組みを構築。欧州とアジアで世界規模のネットワークを確立。
14:58
トランプ大統領支援者所有の米Monet Bank、仮想通貨サービス事業に参入
トランプ大統領支援者アンディ・ビール氏所有のモネ銀行が仮想通貨特化型金融サービスに参入する。トランプ政権下での規制緩和により、エレボール銀行やN3XTなど仮想通貨対応銀行が相次いで誕生する中、資産60億ドルの小規模地域銀行がデジタル資産の保管・融資を提供開始する。
14:23
トランプ政権の国家安全保障戦略、仮想通貨に言及せず AI・量子技術を優先
トランプ政権が発表した最新の国家安全保障戦略で仮想通貨への言及がゼロ。AI・量子技術を重視する一方、「仮想通貨大統領」を公言してきた経緯との整合性をめぐり議論が起きている。
11:44
FOMC控え不安定な展開続くビットコイン、前週末は大口の協調売りか
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが一時9万ドル割れで3.4億ドル規模の大量清算発生。クジラによる協調売りの可能性が浮上し、週末の薄い板で2000ドルの乱高下が見られた。一方でマイナー降伏を示すハッシュリボン反転で底打ちサインも。FOMC利下げ観測と円キャリー巻き戻しが市場を揺さぶる。
11:30
ソラナDEX「ジュピター」の再担保に関する議論 「伝染リスクゼロ」主張を疑問視
仮想通貨ソラナ基盤のジュピターが「伝染リスクゼロ」と主張したことについて、競合Kaminoなどが再担保の実施を指摘し批判した。ソラナ財団プレジデントは両者に協力を呼びかけている。
09:11
フランスの大手銀行BPCE、仮想通貨4銘柄の取引サービス開始
フランスの大手銀行BPCEが約200万人の顧客向けに仮想通貨取引サービスを開始する。ビットコインなど4銘柄が銀行アプリで売買可能になる。
08:54
韓国、取引所に無過失損害賠償責任を導入へ アップビットのハッキング事件を受け
韓国金融当局が仮想通貨取引所に無過失損害賠償責任を導入へ。アップビットの445億ウォン不正アクセス事件を受け、2段階立法で規制強化。課徴金も売上高3%まで引き上げの方針。
12/07 日曜日
20:40
「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る
東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロード(Phillip Lord)CEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。「日本の品質×米国の規模」で2030年までに500MW規模のデータセンター投資を目指す。
17:00
ハイパーリキッドの将来性・HYPEの買い方|注意点まで徹底解説
HYPEトークンの買い方から注目理由まで完全解説。手数料収益による自動買い戻し、機関投資家参入、ステーキング機能など、急成長するDEX「Hyperliquid(ハイリキ)」の魅力を詳しく紹介します。
14:35
仮想通貨取引所のキャンペーン・特典情報【2025年12月最新】
2025年12月更新:主要な暗号資産(仮想通貨)取引所が展開するキャンペーンと特典情報を徹底解説。仮想通貨取引の第一歩は、国内取引所の口座開設。初心者もトレーダーもキャンペーンや特典を駆使して、投資の機会を最大限に活用しましょう。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、イーサリアム「フサカ」実装完了やソラナスマホの独自通貨発行計画など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
ステーキング 主要取引所の仮想通貨別・年率報酬を徹底比較
【2025年12月最新】国内主要取引所のステーキング対応銘柄と年率を一覧比較。イーサリアムやソラナなど人気コインの高利率サービスを紹介し、各取引所のメリット・デメリットや税金のポイントも解説します。
11:00
週刊ニュース|JPモルガンによるストラテジーのBTC売却回避能力の評価に高い関心
今週は、FRBの量的引き締め終了、チャールズ・シュワブの仮想通貨取引開始、JPモルガンによるストラテジーのビットコイン売却回避能力の評価に関する記事が関心を集めた。
07:00
JPYCの買い方・使い方まとめ|何ができる?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧